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文献詳細

雑誌文献

精神医学45巻3号

2003年03月発行

文献概要

特集 ひきこもりの病理と診断・治療 資料

埼玉県における「ひきこもり」の実態

著者: 高畑隆1

所属機関: 1埼玉県立大学保健医療福祉学部社会福祉学科

ページ範囲:P.299 - P.302

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はじめに

 ひきこもりとは,さまざまな要因で社会的な参加場面が狭まり,自宅以外の生活の場が長期間失われている人と,定義される1,2)。研究の困難さもあって,その実態は必ずしも明らかではない。埼玉県では,ひきこもりの実態を明らかにするため,埼玉県精神保健福祉協会が中心となってひきこもりの実態調査を行った。調査の目的は,①「ひきこもり」本人の状態像を把握する,②「ひきこもり」の子どもを抱える親の状況を把握する,③「ひきこもり」に関する相談実態を明らかにすることである。

 ここに,その結果の一部を報告し,ひきこもりの実態の理解に供したい。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-126X

印刷版ISSN:0488-1281

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