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文献詳細

雑誌文献

精神医学45巻7号

2003年07月発行

短報

渇酒症(dipsomania)がみられた局在関連性てんかんの1例

著者: 須江洋成1 古賀聖名子1 高橋千佳子1 中山和彦1 牛島定信1

所属機関: 1東京慈恵会医科大学精神医学講座

ページ範囲:P.759 - P.762

文献概要

はじめに

 渇酒症とは抑えがたい飲酒の欲求が突然に起こり,連日連夜飲み続け数日から数週間続いて急激に終わるものとされ,てんかんや躁うつ病などに伴うことがある稀な症状とされる5)。今回,我々は挿間性に大量飲酒を繰り返し,てんかん発作がしばしばみられた1例を経験したが,稀な症状であるとともにその位置づけを考える上で興味深いと思われたので報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-126X

印刷版ISSN:0488-1281

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