文献詳細
文献概要
短報
脳梁膨大後域の皮質下出血により道順障害と視覚性記憶障害を来した1例
著者: 友田洋二12 元村直靖23 赤木弘之2 瀬尾崇2
所属機関: 1兵庫リハビリテーション総合センター神経内科 2大阪医科大学神経精神医学教室 3大阪教育大学健康科学講座
ページ範囲:P.767 - P.769
文献購入ページに移動脳梁膨大後領域は,Valensteinら7)により初めて記憶障害の責任病巣として報告されており,記憶に関する新しい神経構造として注目を集めているがまだ報告例は少なく,わが国ではわずかに高山ら6),片井ら2),笠畑ら1),高橋4),Takahashiら5),Yasudaら8)の報告を認めるのみである。我々は今回,右皮質下出血後に道順障害と視覚性記憶障害を来した症例を経験したので報告する。
掲載誌情報