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文献詳細

雑誌文献

精神医学45巻9号

2003年09月発行

短報

Milnacipranが著効した線維性筋痛症の1例

著者: 篭橋麻紀12 熊谷亮1 宇田川正子1 宮川晃一1 文元秀雄1 金子礼志3 一宮洋介1

所属機関: 1順天堂浦安病院メンタルクリニック 2現,順天堂大学医学部脳神経学教室 3順天堂浦安病院内科

ページ範囲:P.991 - P.994

文献概要

はじめに

 線維性筋痛症(fibromyalgia;FM)は原因不明の全身疼痛を来す非炎症性リウマチ性疾患であり,特定の圧痛点を認める特徴がある。持続する疼痛のため日常生活に支障を来すが,一般検査には異常がないため精神症状として扱われやすい傾向がある。今回我々は明らかな抑うつ症状を伴わないFMに対しserotonin noradrenaline reuptake inhibitor(SNRI)が効果を示した症例を経験したのでここに報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-126X

印刷版ISSN:0488-1281

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