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文献詳細

雑誌文献

精神医学45巻9号

2003年09月発行

文献概要

短報

いわゆる「インターネット中毒」の1例

著者: 袖山紀子1 畑中公孝2 堀孝文3 朝田隆3

所属機関: 1筑波記念病院脳神経精神科 2栗田病院 3筑波大学臨床医学系精神医学

ページ範囲:P.995 - P.997

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 インターネットは,自室にいながらにして世界中のさまざまな情報を得たり不特定多数の人々とコミュニケーションができる,世界規模の情報ネットワークである。近年,インターネットが普及するに伴い,その使用が長時間に及んで日常生活に支障を来す例が「Internet addiction(いわゆるインターネット中毒)」として報告3,6)され始めている。インターネットがさらに普及すれば,今後,同様の症例は増えていくと考えられる。

 我々は,躁うつ病の経過中にいわゆる「インターネット中毒」と言うべき状態を呈した1例を経験したので報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-126X

印刷版ISSN:0488-1281

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