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文献概要
特集 臨床心理技術者の国家資格化についての主張
医療における心理士国家資格の実現に向けて
著者: 坂野雄二1
所属機関: 1北海道医療大学心理科学部
ページ範囲:P.25 - P.28
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松野(1999)4)は,日本心身医学会認定医が所属する医療施設を対象として心理士の現状と課題に関する調査を行っている。それによると,心理士の在籍している医療施設では,すべての施設が心理士が必要であると考え,同時に,医療現場で働く心理士の70%が医師の包括的な依頼を受けてその業務を行っていると報告している。また,心理士の業務内容は,各種心理検査の実施とアセスメント,初診時の予診およびインテーク面接などの診療補助面接,リラクセーション訓練や各種心理療法の実施であるとし,具体的には,
①予診,
②インテーク面接(症状に関する心理社会的背景の分析,心理検査による心的特徴の分析),
③総合的心理アセスメント,
④症状改善のための各種心理療法の実施,
⑤心理評価,
⑥コンサルテーションリエゾン,および他科へのサービス,
⑦医師へのフィードバック,
⑧学術研究活動への参加,
という諸点が医療現場における心理士の業務内容であると指摘している。
松野(1999)4)は,日本心身医学会認定医が所属する医療施設を対象として心理士の現状と課題に関する調査を行っている。それによると,心理士の在籍している医療施設では,すべての施設が心理士が必要であると考え,同時に,医療現場で働く心理士の70%が医師の包括的な依頼を受けてその業務を行っていると報告している。また,心理士の業務内容は,各種心理検査の実施とアセスメント,初診時の予診およびインテーク面接などの診療補助面接,リラクセーション訓練や各種心理療法の実施であるとし,具体的には,
①予診,
②インテーク面接(症状に関する心理社会的背景の分析,心理検査による心的特徴の分析),
③総合的心理アセスメント,
④症状改善のための各種心理療法の実施,
⑤心理評価,
⑥コンサルテーションリエゾン,および他科へのサービス,
⑦医師へのフィードバック,
⑧学術研究活動への参加,
という諸点が医療現場における心理士の業務内容であると指摘している。
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