icon fsr

文献詳細

雑誌文献

精神医学46巻1号

2004年01月発行

文献概要

短報

抗うつ薬の変更により速やかに幻視の消失した1例

著者: 山本健治1

所属機関: 1名寄市立総合病院神経精神科

ページ範囲:P.85 - P.87

文献購入ページに移動
はじめに

 シャルル・ボネ症候群(以下CBS)は,一般に精神疾患のない意識清明な高齢者に十分な病識を備えた状態で色彩・現実感に富む幻視が出現する疾患である2)。今回我々は,抗うつ薬治療中の高齢女性にCBSと矛盾しない幻視が出現したが,抗うつ薬変更直後に劇的に消失した1例を経験した。抗うつ薬の副作用としての幻視およびその機序について,示唆を与えうる症例と思われたので報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-126X

印刷版ISSN:0488-1281

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら