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短報
抗うつ薬の変更により速やかに幻視の消失した1例
著者: 山本健治1
所属機関: 1名寄市立総合病院神経精神科
ページ範囲:P.85 - P.87
文献購入ページに移動シャルル・ボネ症候群(以下CBS)は,一般に精神疾患のない意識清明な高齢者に十分な病識を備えた状態で色彩・現実感に富む幻視が出現する疾患である2)。今回我々は,抗うつ薬治療中の高齢女性にCBSと矛盾しない幻視が出現したが,抗うつ薬変更直後に劇的に消失した1例を経験した。抗うつ薬の副作用としての幻視およびその機序について,示唆を与えうる症例と思われたので報告する。
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