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雑誌詳細

文献概要

私のカルテから

パロキセチンが有効であった痴呆症状を伴う老年期うつ病の2症例

著者: 平川博之1

所属機関: 1ひらかわクリニック

ページ範囲:P.1235 - P.1238

はじめに

 老年期うつ病の問題点の1つは,精神症状の一部がアルツハイマー型老年痴呆などの器質性痴呆の精神症状と類似しており鑑別診断が難しい点である。

 本稿では痴呆様症状を呈する老年期うつ病2症例において,選択的セロトニン再取り込み阻害薬(SSRI)であるパロキセチン使用経験の報告をもとに,今後この領域における臨床使用の可能性について若干の考察を加える。

掲載雑誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-126X

印刷版ISSN:0488-1281

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