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はじめに
老年期うつ病の問題点の1つは,精神症状の一部がアルツハイマー型老年痴呆などの器質性痴呆の精神症状と類似しており鑑別診断が難しい点である。
本稿では痴呆様症状を呈する老年期うつ病2症例において,選択的セロトニン再取り込み阻害薬(SSRI)であるパロキセチン使用経験の報告をもとに,今後この領域における臨床使用の可能性について若干の考察を加える。
老年期うつ病の問題点の1つは,精神症状の一部がアルツハイマー型老年痴呆などの器質性痴呆の精神症状と類似しており鑑別診断が難しい点である。
本稿では痴呆様症状を呈する老年期うつ病2症例において,選択的セロトニン再取り込み阻害薬(SSRI)であるパロキセチン使用経験の報告をもとに,今後この領域における臨床使用の可能性について若干の考察を加える。
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