文献詳細
短報
緊張病性昏迷にvalproateが有効であった統合失調症の1例
著者: 細川大雅1 梅景正2 津田均3 加藤進昌3
所属機関: 1初石病院 2国立精神・神経センター武蔵病院 3東京大学医学部精神医学教室
ページ範囲:P.183 - P.186
文献概要
統合失調症の緊張病性昏迷に対しては一般的に抗精神病薬が用いられるが,時に治療に難渋する。今回我々は定型および非定型抗精神病薬,benzodiazepine系薬剤が無効であった昏迷に対し,valproate(VPA)が有効であった症例を経験したので,考察を加え報告する。
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