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文献詳細

雑誌文献

精神医学46巻5号

2004年05月発行

私のカルテから

Milnacipranが著効したPTSDの1症例

著者: 下山修司12

所属機関: 1東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科社会精神保健学分野 2新橋東口メンタルクリニック

ページ範囲:P.547 - P.549

文献概要

はじめに

 現在,本邦・欧米を含めSNRIsと呼ばれる抗うつ薬にはmilnacipran,duloxetine(開発中),venlafaxine(開発中)の3種類がある。本邦ではmilnacipranが2000年にうつ病,うつ状態に対する適応を得て市販され広く使用されている。うつ病,うつ状態に対してmilnacipranが奏効することは明らかであるが,これ以外に,疼痛性障害5),統合失調症のうつ状態9)などに対する有効例の報告が散見される。今回,milnacipranの内服によって症状が改善したPTSDの症例を経験したので報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-126X

印刷版ISSN:0488-1281

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