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文献詳細

雑誌文献

精神医学46巻6号

2004年06月発行

文献概要

短報

Olanzapineによる初回エピソード統合失調症の治療―病識評価尺度を用いての検討

著者: 松本好剛1 名越泰秀1 福居顯二2

所属機関: 1京都第一赤十字病院精神科 2京都府立医科大学精神医学教室

ページ範囲:P.649 - P.652

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はじめに

 初回エピソード統合失調症患者にほぼolanzapine単剤で治療し,BPRS上は良好な結果であった5例を呈示し,さらに病識評価尺度(金らによる)で評価した。精神疾患の初発時にいかに有効な治療をするかはその予後,再発防止,慢性化への移行の阻止の観点からも重要である。そこで金らによる病識評価尺度を慎重に患者へ侵襲的とならないように配慮しながら用い,症状の回復と病識の改善について検討したので報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-126X

印刷版ISSN:0488-1281

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