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短報
SSRI投与中に全般性強直間代発作の初発したてんかんの1症例
著者: 梅原麻衣子1 田中尚朗1 臼居礼子2 賀古勇輝1 傳田健三1 小山司1
所属機関: 1北海道大学大学院医学研究科神経機能学講座精神医学分野 2倶知安厚生病院精神神経科
ページ範囲:P.981 - P.983
文献購入ページに移動選択的セロトニン再取り込み阻害薬(selective serotonin reuptake inhibitors;SSRI)は,従来の抗うつ薬と比較して副作用が少ないとされ,近年幅広く使用されている。一方,SSRI投与中の患者にけいれん発作が起こったという報告がなされており3,6),けいれん発作出現にSSRIが関与している可能性が指摘されている。しかし,これらの患者のてんかん原性の有無を詳細に検討した報告はほとんどない1)。今回我々はSSRI投与中に全般性強直間代発作を生じ,脳波検査を繰り返し施行することによりてんかんと診断した症例を経験したので,脳磁図などの検査所見とあわせて報告する。
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