文献詳細
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精神科入院中の統合失調症患者を対象にした乗馬療法の実践例
著者: 内藤智道1 岩橋和彦2 太田光明3
所属機関: 1折野病院 2麻布大学健康管理センター 3麻布大学獣医学部動物応用科学科動物人間関係学研究室
ページ範囲:P.99 - P.101
文献概要
動物介在療法(Animal Assisted Therapy;AAT)とは,動物を利用した身体医療,精神医療,リハビリテーションへの治療的介入である。欧米ではすでに古くから注目されており,問題行動やひきこもりのある子ども,痴呆患者,重症心身障害者,透析中の患者,また精神科入院中の思春期患者や統合失調症患者などへの有効性が報告されている1~4)。一方,わが国では一部の施設を除いてAATはほとんど実践されていない5)。
現在我々は,入院治療中の統合失調症患者に対して馬を用いたAATを,15か月にわたり継続している。今回その経過を報告する。
参考文献
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