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文献詳細

雑誌文献

精神医学47巻10号

2005年10月発行

資料

SSRI,SNRI採用前後でのうつ病に対する薬物療法の推移―一地方総合病院精神科での状況

著者: 橋本直樹12 中島幸治1 朝倉聡3 北川信樹3 井上猛3 小山司3

所属機関: 1市立稚内病院精神神経科 2北海道立向陽ヶ丘病院 3北海道大学大学院医学研究科神経機能講座・精神医学分野

ページ範囲:P.1137 - P.1142

文献概要

はじめに

 従来から使用されてきた三環系,四環系の抗うつ薬に加え,本邦では1999年から選択的セロトニン再取り込み阻害剤(selective serotonin reuptake inhibitor,以下SSRI),2000年からセロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害剤(serotonin noradrenarin reuptake inhibitor,以下SNRI)が使用可能になり,広く与薬されるようになってきている。市立稚内病院精神神経科(以下当科)では,1999年6月にfluvoxamineが,2001年2月にparoxetine,milnacipranが相次いで採用薬となり臨床使用されるようになった。今回,SSRI,SNRI導入後のうつ病治療における第一選択薬の変化,SSRIとSNRIの効果についての長期的転帰による評価,SSRI,SNRIと従来薬での副作用に対する治療薬の変化について当科の状況を調査したので,若干の考察を加えて報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-126X

印刷版ISSN:0488-1281

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