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書評
関係としての自己
著者: 内海健1
所属機関: 1帝京大学医学部精神神経科学教室
ページ範囲:P.1263 - P.1263
文献購入ページに移動 木村敏氏が和辻哲郎文化賞を受賞したという朗報に接したのは,つい2年前のことである。
本書は,その受賞作である『著作集』以来,はじめての本格的な論集である。2000年から2004年の間に発表された12編の論文に,導入部として明快な序論が附され,300頁余りの快著となった。全編すべて,「「自己」とは何か」という問いに貫かれた珠玉の論考である。それにしても,集大成を終えたばかりでのこの産出性には驚かされる。
本書は,その受賞作である『著作集』以来,はじめての本格的な論集である。2000年から2004年の間に発表された12編の論文に,導入部として明快な序論が附され,300頁余りの快著となった。全編すべて,「「自己」とは何か」という問いに貫かれた珠玉の論考である。それにしても,集大成を終えたばかりでのこの産出性には驚かされる。
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