文献詳細
私のカルテから
Quetiapineへの切り替えが有効であったPisa症候群の1例
著者: 山本暢朋1
所属機関: 1独立行政法人下総総精神医療センター精神科
ページ範囲:P.1323 - P.1325
文献概要
Pisa症候群は薬剤誘発性側方張(drug induced pleurothotonus)とも呼ばれ,躯幹の側彎を呈するジストニア様の不随意運動であるが,難治であることが多いとされている。今回,抗精神病薬投与中に発症し,約10年間改善しなかったPisa症候群の患者に対し,quetiapineへの切り替えが有効であった症例を経験したので報告する。
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