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特集 時代による精神疾患の病像変化
解離の概念およびその病像の変遷
著者: 岡野憲一郎12
所属機関: 1陽和病院 2聖路加国際病院
ページ範囲:P.151 - P.155
文献購入ページに移動 解離性障害の病像の変遷について論じるのが本稿の本来の目的である。しかしわが国では解離という概念そのものがここ十数年ほどの間にようやく普及したという事情があり,そもそもどのような病像を解離性の病理としてとらえるかというレベルの議論がまだ終わっているとは言えない。このような状況では解離の病像の変遷を論じることは早計だと考える。そこで,まだ変遷しつつある解離という概念そのものについて論じることで本テーマに代えることにする。
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