生活習慣と疾患との関連は古くはHippocratesが指摘したことである。Hippocratesはすべての疾患の原因は体液の不均衡にあると推定し,この是正には生活習慣や環境を変えることが重要と考えた。具体的には,入浴や汗をかくこと,散歩やマッサージを推奨した。精神疾患がすべて体液の不均衡によるとは考えにくいが,今日「癒し」をキーワードに温泉やアロマセラピー,マッサージ,サプリメントの摂取など,いろいろなものが商業ベースに乗ってきていることは確かである。もっともらしい(素人が納得しやすい)コマーシャルで,エビデンスの乏しい手段が喧伝されるのを見聞きするにつけ,落ち着かない気持ちになるのは私だけだろうか? 科学的な検討の後に,エビデンスのはっきりしたものが生き残り,そうでないものが捨て去られるべきと考えるのは私だけではないだろう。
雑誌目次
精神医学47巻4号
2005年04月発行
雑誌目次
巻頭言
展望
精神疾患の遺伝子研究
著者: 中村雅之 , 佐野輝
ページ範囲:P.348 - P.358
はじめに
近年,精神医学は,大きな変化の波にさらされている。従来の症候論的精神神経医学に対し,神経科学の急激な進歩によって物質論的病因論および診断・治療論を基盤に置いた疾病の再認識,再分類が進みつつある。また,社会的背景とともに疾病構造も大きく変化しつつある。もとより心の病に関しては,脳,身体,心理,家族,社会といったさまざまなレベルでの多面的な研究が必要であるが,現代の科学や技術の驚異的な発展によって,それらが脳の微細な構造の変化,あるいは物質の変化によるものとして説明できるようにもなってきている。筆者たちは,精神疾患の病態を分子レベルで解明し,治療に応用することを目標として,分子生物・遺伝学的なアプローチ法を用いて研究を行ってきたが,自身の研究を交えて,最近の精神疾患の遺伝子研究について述べてみたい。
研究と報告
慢性期の統合失調症患者における早急な結論判断バイアス
著者: 山崎修道 , 荒川裕美 , 清野絵 , 古川俊一 , 笠井清登 , 加藤進昌 , 丹野義彦
ページ範囲:P.359 - P.364
抄録
慢性期の統合失調症患者が,早急な結論判断バイアスを持つかどうかを検討した。早急な結論判断バイアスは,①情報収集バイアスと②確信度バイアスに分けられる。慢性期の統合失調症患者群は健常者群よりも,決断までの情報収集量が少なく,したがって,情報収集バイアスを持っていた。しかし,強い確信をすぐに持つことはなく,確信度バイアスは持たなかった。患者群は,情報を十分に収集した後でも,確信度が上がらなかった。
解離性障害にみられる周囲世界に対する主観的体験
著者: 柴山雅俊
ページ範囲:P.365 - P.372
抄録
従来指摘されることが少なかった解離性障害の主観的体験について検討した。対象(42名)は解離性健忘(4.8%),離人症性障害(9.5%),解離性同一性障害(28.6%),特定不能の解離性障害(57.1%)に分類された。主観的体験,とりわけ空間的変容症状を対人状況にみられる対人過敏症状と非対人状況にみられる気配過敏症状に分類し,検討した。対人過敏症状は人込み恐怖(90.5%),視線恐怖(81%),人が怖い体験(78.6%),外出恐怖(76.2%)などであり,気配過敏症状は被注察感(97.6%),背後存在感(92.9%),家宅内存在感(69%),窓周辺存在感(66.7%)などであった。
脳血管性痴呆に合併した抜毛症―Paroxetineが有効であった1例
著者: 挾間玄以 , 植田俊幸 , 川原隆造
ページ範囲:P.373 - P.377
抄録
症例は70歳,女性。64歳より記銘力低下,計算力低下が出現。68歳頃より頭髪の抜毛行為が生じ,次第に悪化するため受診となる。初診時,頭髪は前頭部から頭頂部にかけてほとんど認められなかった。認知機能検査では軽度の痴呆を呈し,頭部MRIにより大脳基底核の小梗塞や,T2強調画像で広範な脳室周囲の高信号域を認めたことから,脳血管性痴呆に合併した抜毛症と診断した。抜毛行為はparoxetineを40mg/日投与することで消失した。治療としてセロトニン再取込み阻害薬が有効であり,またSPECTによる両側前頭側頭葉や大脳基底核の血流低下やMRI所見から,脳血管性病変によるセロトニン神経系の障害が抜毛行為の発現に関連していると考えられた。
高齢期うつ病の退院1年後経過と再入院の危険因子―非高齢期うつ病と比較して
著者: 寺田倫
ページ範囲:P.379 - P.384
抄録
高齢期うつ病75例を対象に,入院から退院1年後までの経過と,経過に関連がある因子を調べ,非高齢期うつ病例と比較した。高齢期うつ病例の経過は,経過良好だった例42.7%,再入院例30.7%,痴呆の症状が認められた例24.0%,身体合併症で転院になった例2.7%だった。非高齢期うつ病例に比べ,経過が良好だった患者の割合は有意に低かった(高齢期42.7%,非高齢期75.4%)。高齢期うつ病で再入院した例は,脳の虚血性変化のみられる率が有意に高く,心理社会機能評価において社会機能の得点が低かった。高齢期うつ病の中には,器質性変化が大きく関与し経過が不良なうつ病の一群が存在することが示唆された。
自殺予防対策の一環としての一般診療所医師に対するうつ病診療調査
著者: 畑哲信 , 土田札美 , 菊地百合子 , 須藤桂 , 梅宮れいか , 阿蘇ゆう
ページ範囲:P.385 - P.392
抄録
一般診療所医師300名を対象として,うつ病診療についてアンケート調査を行った。その結果,139名から回答が得られた(回収率46.3%)。一般診療所受診者でうつ状態と判断される割合は全外来患者の2.4%(95%信頼性区間:1.3~3.6%)と推定された。この数値とプライマリケアにおけるうつ病有病率についての文献値などから,一般診療医師によるうつ病検出力は,高々20%前後と考えられた。うつ病研修を受けた者はうつ病診療にかかわる割合が高く(p<0.001),うつ病診療にかかわった者は自殺予防についての問題意識が高かった (p<0.0001)。一般科医師に対するうつ病・自殺予防研修について考察した。
短報
多飲水・水中毒から全身性炎症反応症候群(SIRS)を経て播種性血管内凝固(DIC)に至った統合失調症の1例
著者: 原田研一 , 山本健治
ページ範囲:P.395 - P.398
はじめに
統合失調症を主とする慢性精神障害患者において時にみられる行動異常として多飲水(polydipsia)がある。摂取された水分量が排尿,発汗,不感蒸泄などによる水分排出能を上回った場合,希釈性の低Na血症が生じ,その程度が著しいと水中毒(water-intoxication)として臨床症状を呈することになる。水中毒の臨床症状は概して脳浮腫に起因しており,けいれん発作や意識障害などの神経症状,および精神病症状悪化などの精神症状が認められる。
また,多飲水・水中毒の生命予後は必ずしも良好とはいえず,重篤な身体合併症により死に至る場合もある2)。今回我々は,多飲水・水中毒から重篤な身体合併症として播種性血管内凝固(disseminated intravascular coagulation;DIC)に至った統合失調症の1例を経験した。本症例では,その経過を遡及的に検討するとDICに先行して全身性炎症反応症候群(systemic inflammatory response syndrome;SIRS)を呈していた。我々の知る限りでは,多飲水・水中毒の帰結としてDICを呈したとする報告はなく,多飲水・水中毒から重篤な身体合併症としてDICが生じる可能性があること,また早期の治療的介入に際して精神科領域においてもSIRSの概念が有用であることなど示唆に富む症例と思われるので,若干の考察を含めて報告する。
大きな透明中隔腔・ベルガ腔の残存を認めた統合失調症を伴う22q11.2欠失症候群の1例
著者: 秋久長夫 , 笠井清登 , 尾内秀雅 , 尾内廸生
ページ範囲:P.399 - P.403
はじめに
22q11.2欠失症候群は,心血管奇形,顔貌の異常,胸腺低形成,口蓋裂,低Ca血症などを特徴とし,常染色体第22番長腕11領域の微小欠失を原因とした遺伝子疾患である。近年,22q11.2欠失症候群に統合失調症などの精神障害の合併が多くみられることから,22q11.2が統合失調症の関連遺伝子の1つである可能性が指摘されている2,6,13,14)。
22q11.2欠失症候群の脳構造異常について,これまで正中構造物の異常,脳室拡大,灰白質の縮小,脳梁の形成不全などが報告されている1~3,13)。正中構造物の異常について,海外の報告では透明中隔腔(CSP),ベルガ腔(CV)の残存が高頻度に認められるとされている1,3,13)。一方,本邦でも近年22q11.2欠失症候群と統合失調症の関連がトピックスとなってきており,22q11.2欠失症候群に何らかの精神障害を合併した症例報告が我々の知る限り計8例ある4,11,12,15)。しかし,本邦のこれらの報告では,脳構造の異常に注目した検討はなされていない。統合失調症患者でCSPやCVの残存が健常者より高頻度で認められる5,7,8,18)ことは,統合失調症の神経発達障害仮説20)の1つの証拠として考えられている。我々は今回,統合失調症を伴う22q11.2欠失症候群の1症例に大きなCSPおよびCVを認めた。このことは,22q11.2と神経発達障害,さらに思春期以降の精神病症状発現との関連を示唆する興味深い所見と思われたので報告する。なお,本報告にあたっては,本人に十分な判断力がないため,両親の同意を得た。
炭酸リチウム投与中に甲状腺中毒症を生じ,アメンチアを呈した1例
著者: 石井元康 , 長峯正典 , 小林伸久 , 澤村岳人 , 吉田猛 , 吉野相英 , 野村総一郎
ページ範囲:P.405 - P.407
はじめに
炭酸リチウムは甲状腺機能低下症を引き起こしやすいことが広く知られている。一方炭酸リチウムが無痛性甲状腺炎を引き起こし,一過性に甲状腺中毒症を呈する報告もあるが,本邦では稀である3,4,6,7)。
今回我々は炭酸リチウム投与中のうつ病患者が甲状腺中毒症となり,一過性にアメンチアを呈した1症例を経験した。甲状腺機能亢進症と炭酸リチウムの関連について考察し報告する。
うつ状態を伴うPTSDにパロキセチンが非常に有効であった症例
著者: 島雅彦
ページ範囲:P.409 - P.411
はじめに
パロキセチン(paroxetine,商品名パキシル)はSSRIに属する抗うつ薬であるが,PTSDにも効果があることは諸外国でも認められており,アメリカ・イギリス・ドイツなどの国ではPTSDにも適応が認められている薬剤である。
今回,うつ状態を伴うPTSD症例にパロキセチンを使用して非常に有効であった症例を経験したので報告する。
試論
精神科医療と社会一般の倫理観とのかかわりについての1試論―臨床現場の視点から
著者: 林直樹
ページ範囲:P.413 - P.419
はじめに─問題の所在
精神科医療は,精神障害の治療を第一義とする営みではあるものの,治療の目指すものやその道筋は決して自明ではない。それらは患者の考えと一致しないことすら稀ではない。それは,社会一般の倫理観(以下,これを社会倫理と略注1))が入り込まざるを得ない領域でもある。ここに精神科医療と社会倫理との関連を論じる必要が生じる。もちろん,この両者は,出発点を異にするものである。しかし,精神科医療は,患者の対人関係,そして社会とのかかわりを重要な領域としており,人間の福利を向上させるという目的で社会倫理と重なりが大きいために,両者のかかわりには浅からざるものがあると考えなければならない。
医療と倫理に関連する議論には,①ヒポクラテスの誓いや日本医師会の倫理要綱の一部にみられるような医療従事者がその職業倫理的姿勢を自分たちで内発的に規定したもの8,9)と,②医療技術の著しい発展やその影響力の増大に伴って生じる問題を社会倫理の立場から検討するために発展してきた領域である医療倫理学として位置づけられるものとに大別できる。精神科医療の倫理についての議論は従来,①の側面が主と受け止められていたと思われるが,昨今では②に属するものが急増している8)。②は多くが医療の外部からの議論であり,そこには医療者の行動規範を社会一般の視点から作成するという側面がある。同様の状況は,精神科医療においても生じている。この状況を理解するためには,その歴史的背景に着目する必要がある。精神科医療活動の倫理規範を扱ったハワイ宣言(1977)には,旧ソ連の精神医学の政治的乱用が,そしてわが国のいわゆる精神保健法の改正(1987)には,1984年に栃木県U病院において入院患者への虐待による致死事件が発生したことが,それぞれ契機となっていたことはよく知られている。このような動きが積み重なって,現在の精神科医療には,患者の権利擁護などを目的とする様々な社会倫理的な規定が組み込まれてきている。この中で,精神科医療の倫理についての議論は,近年特にその必要性が高まっているといえる。
本稿のテーマは,精神科医療の治療的介入に含まれるべき社会倫理的側面と精神科医療に内在する論理とのかかわりについての検討である。ここでは,主に患者の示す問題行動への治療的介入の社会倫理的側面および精神科医療への社会倫理的要請と,医学としての側面を代表する精神医学の論理とを併置しながら議論することによって,精神科医療の倫理について考察が加えられる注2)。これらを視座において議論を進めることによって,我々は1つの社会的活動としての精神科医療についての理解を豊かにすることを期待することができる。
資料
緊急措置入院の臨床的意義―栃木県における措置診察の調査に基づいて
著者: 堀彰 , 中村研之 , 島田達洋 , 木村修 , 平澤俊行
ページ範囲:P.421 - P.429
はじめに
緊急措置入院とは,急速を要し,規定による手続(2人以上の指定医が診察すること,診察に当該職員が立ち合うこと,家族などに通知をし診察に立ち会わせること)を採ることができない場合において,指定医をして診察をさせた結果,精神障害者であり,かつ,ただちに入院させなければ精神障害のために自身を傷つけまたは他人を害するおそれが著しいと認めたときは,国もしくは都道府県立の精神病院または指定病院に入院させることができる規定である9)。
緊急措置入院では通常の措置入院よりも簡略な手続で措置権限を行使するものであることから,通常の措置症状よりも自傷他害のおそれの程度が「著しい」と認められる場合でなければならないとされている。精神保健福祉法詳解などでは,症状が急迫し,自殺しようとして未遂に終わった場合や,他人を殺害した事実がある場合などは,著しいという要件を満たす場合に該当すると解釈されている9,10)。しかし,これには異論があり,自傷他害のおそれの著しさは,必ずしも自殺未遂や殺害などの過去の行為の重大さを意味するのではなく,むしろ自傷他害のおそれと密接な関連にある精神障害の症状急迫に規定されるところが大きいという意見がある6,7)。このように緊急措置入院における措置要件,特に自傷他害の「著しい」おそれの解釈については意見の相違が大きいが,どのように解釈するのが適切なのか実態に基づいて検討する必要がある。
緊急措置入院の規定は,1965年の精神衛生法改正により新設されたものであり,精神症状の発生は突発的な場合が多く,措置入院に規定されている手続をとる間に急迫症状が起こった場合の応急の措置として定められたものである4,9)。しかし,緊急措置入院の運用の実態については,都道府県によってばらつきがきわめて大きく,1995年度でも緊急措置が機能している自治体は調査した41都道府県のうち26に過ぎない2)。また,全国の緊急措置入院の過半数を占める東京都でも,緊急措置入院が増加し始めたのは1987年の措置入院の激増以降であり,緊急措置入院に由来する措置入院の割合が措置入院の過半数に達したのは1997年度である8)。緊急措置入院は精神科救急の事態に対応するものとして導入されたが,実際の運用には地域差などの問題点があり,緊急措置入院が精神科救急としてどのような役割を果たしているか実態に基づいて検討する必要がある。
我々は措置入院に関して実証的な研究1,5)を開始しているが,栃木県で実際に緊急措置入院となった患者を対象に,その問題点と臨床的な意義について,特に上述した緊急措置入院の措置要件と精神科救急における役割に注目して検討し,興味のある結果を得たので報告する。
私のカルテから
高齢期に慢性うつ状態を呈し,腺腫摘出後劇的な改善を認めた原発性副甲状腺機能亢進症の1例
著者: 小林桜児 , 三浦興一郎 , 安田秀 , 松本俊彦 , 平安良雄
ページ範囲:P.431 - P.433
はじめに
原発性副甲状腺機能亢進症(primary hyperparathyroidism,以下pHPT)は,悪性腫瘍と並んで高カルシウム (Calcium,以下Ca) 血症を呈する主要な疾患であり,中高年の女性に好発する。線維性骨炎,腎結石,消化性潰瘍などの典型的症状以外に,多彩で非特異的な精神・身体症状を呈することも多い。特に高齢者の場合,加齢に伴う症状や精神疾患などと誤解される可能性があり,リエゾン精神医学の現場においては重要な問題である。
今回,我々は7年間に及び遷延した抑うつ状態を経て,pHPTが発見され,腺腫摘出後,劇的な症状の改善をみた高齢女性の症例を経験したため,ここに報告する。
室料差額システムとその臨床
著者: 木村一優
ページ範囲:P.435 - P.437
はじめに
医療法人社団一陽会陽和病院は,8つの病棟で構成される456床の単科精神病院であり,それぞれが機能別に運用されている。筆者が担当する東3B病棟は,34床中24床は差額病床で,10床は非差額病床である。非差額病床は差額病床空き待ちの待機病床で,東3B病棟へ入院する場合,非差額病床を利用するにしても,差額契約を行っている方は差額病床が空けばそこへ転床し,差額を希望しない方はあらかじめ転棟になることが常に前提となっているという契約をする。このような室料差額システムを運用するにあたり,非差額病床から差額病床へ転床や他病棟へ転棟する際になんらかの反応を示す方がいる。ここでは4症例を呈示し,考察を加えたので報告する。
Quetiapineが有効であった双極性障害の1例
著者: 岩田正明 , 挾間玄以 , 白山幸彦 , 植田俊幸 , 吉岡伸一 , 川原隆造
ページ範囲:P.439 - P.442
はじめに
Quetiapineは非定型抗精神病薬の1つとして,統合失調症の陽性症状のみならず陰性症状の改善にも有効であり,また錐体外路症状など副作用の発現が少なく忍容性に優れるなどの特徴を持つ薬剤として注目されている3)。一方,海外においてquetiapineは双極性障害における躁病相に対しても有効性が認められ1,2,4,5), 躁状態への適応も取得している。この度我々は,quetiapineが双極性障害に対し有効であった1例を経験した。わが国では双極性障害に対するquetiapineの使用効果は十分に検討されていないため,若干の考察を加えて報告する。
塩酸ぺロスピロンへのスイッチングによって改善した激越うつ病の1例
著者: 今村文美 , 荒木一方
ページ範囲:P.443 - P.445
はじめに
Perospirone(PER)は,国産初の非定型抗精神病薬であり,serotonin dopamine antagonist(SDA)として位置づけられている。近年,統合失調症の幻覚・妄想状態だけではなく,統合失調症の抑うつ,不安に対してのPERの効果を報告した論文は散見される。しかしながら,うつ病の適応は有しておらずうつ病に対して有効であったという報告はいまだ少ない状況である。今回,我々は,抗うつ薬に加えて種々の抗精神病薬を併用したが,奏効しなかった激越うつ病に対し,併用抗精神病薬をPERに変更することで抑うつ気分,不安・焦燥,身体的愁訴,罪業妄想に改善を認めた1例を経験したため,若干の薬理学的特徴を考察に加えて報告する。
メトホルミン投与にて体重減少効果がみられた糖尿病を合併した統合失調症の1例
著者: 藤川徳美
ページ範囲:P.447 - P.449
はじめに
統合失調症の薬物療法の問題点の1つとして肥満があり,精神科病院においては長期入院中の患者の肥満とそれに併発する耐糖能異常,脂質代謝異常が問題となっている。さらに,非定型抗精神病薬のオランザピン,クロザピンは従来の薬剤より,肥満,耐糖能異常を生じやすいといわれており,精神科における肥満対策は重要な問題となってきている。
統合失調症患者は食事制限,運動療法を厳格に行うのが困難な場合が多いため,血糖,血中脂質のコントロールが不良な症例が多い。体重減少を期待して様々な薬物療法も行われているが,決定的な方法がないのが現状である。今回,糖尿病を合併した統合失調症に対し,メトホルミンを投与したところ4か月で約7kgの体重減少効果が得られた症例を体験した。精神科領域において,メトホルミンで体重減少効果が得られたという報告は本邦ではまだないので文献的考察を加えて報告する。
動き
「第45回日本児童青年精神医学会」印象記
著者: 白瀧貞昭
ページ範囲:P.451 - P.451
第45回日本児童青年精神医学会総会が2004年11月3日(水)~5日(金)の3日間,名古屋大学発達心理精神科学教育研究センター 本城秀次教授が会長を務めて名古屋国際会議場にて開催された。連日,多数の参加者が集まったが,特に初日は祭日のためもあって,ここ数年では最多の1,300人を超える参加者があったという。会場の名古屋国際会議場は広く,ゆったりとしたスペースが会議室の周辺にあり,これだけ多くの参加者があっても学術的集会としての静かな雰囲気が十分保たれていた。
総会プログラムを少し紹介してみる。特別講演2題,会長講演,シンポジウム3題,一般口演103題,ポスター発表23題,症例検討7題,教育講演11題,ランチョンセミナー,教育に関する委員会セミナー,福祉に関する委員会セミナー,子どもの人権と法に関する委員会パネルディスカッションなど多彩なプログラム内容であった。中でも,教育講演11題というのは初めての試みで注目を惹いたし,後で多くの人の意見を聞いてみたが大好評であった。もちろん,若い人たちにとって勉強になったことはいうまでもない。シンポジウムは「1.自閉症の原因を考える」,「2.解離性障害」,「3.乳幼児精神医学」の3題が3日間にわたって毎日行われた。一般口演の中で目立ったのが,近年,社会での興味,関心の高まりと並行する,いわゆる軽度発達障害(ADHD,高機能広汎性発達障害,学習障害など)に関する演題が全体の4割を超える数であったことである。しかし,この軽度発達障害への関心の高さは逆に,この領域がまだ未解明の点が多く残されている領域であることをも示すものであろう。事実,たとえば,ADHDの診断はたぶん,本当はもっと少ない数のはずであろうと思わせるほどの頻度でなされている可能性がある。これは,我々のADHD概念の認識不足による過剰診断によるものであろう。高機能広汎性発達障害についていえば,本当に概念的にADHDと重なりあう部分があるのか否か決めがたい事例があるのも事実である。この場合は我々の概念規定の未熟さによるというよりも高機能広汎性発達障害そのものがADHDと実際にオーバーラップする部分があることによるのかもしれない。他方,学習障害(LD)を扱った演題はもうほとんどみられず,数年前にはもう少しあったはずのLDへの関心が急速に消褪しつつあることを示す結果になっていた。
「第18回世界社会精神医学会」印象記
著者: 新福尚隆
ページ範囲:P.452 - P.453
はじめに
2004年10月24~27日,神戸国際会議場で,快晴に恵まれて,世界34か国より多くの参加者を得て第18回世界社会精神医学会が開催された。私は,全体のプログラムの副委員長,および地元での開催の責任者として,その企画,運営に参加した。したがって,客観的立場で印象記を書くには,あまり適任ではないように思う。それで,学会開催中,私が参加したいくつかのプログラムの印象や,学会の特徴,メインテーマなどについて,学会を通して感じたことを,主催者および参加者の両方の視点で紹介することをご了承いただきたい。第18回世界社会精神医学会では,大江健三郎氏の特別講演をはじめ3つの特別講演,17の基調講演,60のシンポジウム,多くの特別プログラムを含み,400を超える演題が発表された。最終的な参加者数は,国内905名,海外204名の合計1,109名であった。
書評
精神療法の実践的学習―下坂幸三のグループスーパービジョン フリーアクセス
著者: 土居健郎
ページ範囲:P.454 - P.454
本書は帝京大学精神医学教室において下坂幸三氏の指導のもと11年続いた精神療法研修の記録のまとめである。討論された症例数すべてで56,その中で本書に紹介されたのは5例,いずれも女性で,正確な診断名はともかく人格障害的な病像が前面に出ている。どの症例も病歴,入院後面接の経緯,折にふれて発せられた下坂氏のコメント,さらに他の医師の発言を含めすべて逐語的に記録され,終わりに担当した研修医と下坂氏の感想が付せられている。ところでこれらの記録を読んで第一に感心したのは皆さん実に親切でていねいだということだ。これは下坂氏も同じであって,氏は決して発表者を詰問しない。非を正す場合も控え目に指摘するだけで,きわめて紳士的である。したがって氏が何を狙ったか記録からは必ずしも明らかではないが,幸い本書の巻末に下坂氏を囲んでの「下坂ゼミ11年をふり返って」と題した大変おもしろい座談会の記録が載っている。この中の下坂氏の発言がきわめて示唆的なので,以下いくつか引用してみよう。
「どうも精神療法というものはいつも入門しかないのではないかと思うのです。」「開業して1対1の面接で境界例の大軍に接した時は本当に参りました。伝染してしまって自分が境界例になってしまって……。家族面接を入れてから楽になりました。」「(精神療法は)万人ができるというふうに私は思っているのです……。精神療法が全くできないなんていうことは,人間関係を結んでいるわけですからあり得ないと思います。」「長い間精神療法を続けている上で最近の大きな味方になっているのは,道元の徹底した思索です……。何か尊敬する他者が心の中に棲みついていないと,長いことこの稼業をやっていくことは難しいと私は思っています。」「(境界例の場合),話は必ず戯曲仕立てとし,私小説風でなってはならない。」下坂氏はなお最後の「あとがき」で,患者の発言の意味を十分に聞き出すことの重要性と,氏が目指したのは「学派以前的な精神療法」であることに言及しているが,これらを含め,以上引用した下坂氏の発言すべてに対し,私は心からのエールを送りたい。
基本情報
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64巻12号(2022年12月発行)
特集 死別にまつわる心理的苦痛—背景理論からケアおよびマネジメントまで
64巻11号(2022年11月発行)
特集 ひきこもりの理解と支援
64巻10号(2022年10月発行)
特集 精神・神経疾患に併存する過眠の背景病態と治療マネジメント
64巻9号(2022年9月発行)
特集 学校で精神疾患を「自分のこと」として教育する
64巻8号(2022年8月発行)
特集 ジェンダーをめぐる諸課題を理解する
64巻7号(2022年7月発行)
特集 Withコロナ時代の精神医学教育の進歩—卒前教育から生涯教育まで
64巻6号(2022年6月発行)
特集 認知症診療の新潮流—近未来の認知症診療に向けて
64巻5号(2022年5月発行)
増大号特集 精神科診療のピットフォール
64巻4号(2022年4月発行)
特集 家族支援を考える
64巻3号(2022年3月発行)
特集 精神神経疾患の治療とQOL
64巻2号(2022年2月発行)
特集 精神科におけるオンライン診療
64巻1号(2022年1月発行)
特集 超高齢期の精神疾患
63巻12号(2021年12月発行)
特集 うつ病のニューロモデュレーション治療の新展開
63巻11号(2021年11月発行)
特集 「実感と納得」に向けた病気と治療の伝え方
63巻10号(2021年10月発行)
特集 統合失調症の心理社会的治療—どのように使い分け,効果を最大化するか
63巻9号(2021年9月発行)
特集 産業精神保健の現状と課題
63巻8号(2021年8月発行)
特集 認知症診療における精神科医の役割を再考する
63巻7号(2021年7月発行)
特集 自殺の現状と予防対策—COVID-19の影響も含めて
63巻6号(2021年6月発行)
特集 強迫についてあらためて考える
63巻5号(2021年5月発行)
増大号特集 精神科クリニカル・パール—先達に学ぶ
63巻4号(2021年4月発行)
特集 精神医療に関する疫学のトピック—記述疫学,リスク研究からコホート研究まで
63巻3号(2021年3月発行)
特集 サイコーシスとは何か—概念,病態生理,診断・治療における意義
63巻2号(2021年2月発行)
特集 いじめと精神医学
63巻1号(2021年1月発行)
特集 新型コロナウイルス感染症ただなかの精神医療
62巻12号(2020年12月発行)
特集 身体症状症の病態と治療—器質因がはっきりしない身体症状をどう扱うか?
62巻11号(2020年11月発行)
特集 若年性認知症の疫学・臨床・社会支援
62巻10号(2020年10月発行)
特集 精神科臨床における共同意思決定(SDM)
62巻9号(2020年9月発行)
特集 周産期メンタルヘルスの今
62巻8号(2020年8月発行)
特集 精神科医療における病名告知—伝えるか,伝えるべきでないか?伝えるなら,いつ,どのように伝えるか?
62巻7号(2020年7月発行)
特集 「大人の発達障害」をめぐる最近の動向
62巻6号(2020年6月発行)
特集 精神科診断分類の背景にある考え方
62巻5号(2020年5月発行)
増大号特集 精神科診療のエビデンス—国内外の重要ガイドライン解説
62巻4号(2020年4月発行)
特集 ベンゾジアゼピン受容体作動薬の問題点と適正使用
62巻3号(2020年3月発行)
特集 精神医学・医療の未来を拓く人材育成
62巻2号(2020年2月発行)
特集 発達障害と認知症をめぐって
62巻1号(2020年1月発行)
特集 SUN☺D臨床試験のインパクト—日本初の医師主導型抗うつ薬大規模臨床試験から学ぶ
61巻12号(2019年12月発行)
特集 精神疾患における病識・疾病認識—治療における意義
61巻11号(2019年11月発行)
特集 医療現場での怒り—どのように評価しどのように対応するべきか
61巻10号(2019年10月発行)
特集 トラウマインフォームドケアと小児期逆境体験
61巻9号(2019年9月発行)
特集 高齢者の精神科救急・急性期医療
61巻8号(2019年8月発行)
特集 光と精神医学
61巻7号(2019年7月発行)
特集 今再び問う,内因性精神疾患と心因性精神疾患の概念
61巻6号(2019年6月発行)
特集 マインドフルネス療法は他の精神療法と何が違うのか?
61巻5号(2019年5月発行)
特集 精神医学における主観と主体
61巻4号(2019年4月発行)
特集 統合失調症の治療ゴールをめぐって
61巻3号(2019年3月発行)
特集 ICD-11のチェックポイント
61巻2号(2019年2月発行)
オピニオン パーソナリティ障害の現在
61巻1号(2019年1月発行)
特集 高齢者のメンタルヘルス
60巻12号(2018年12月発行)
特集 精神科臨床から何を学び,何を継承し,精神医学を改革・改良できたか(Ⅱ)
60巻11号(2018年11月発行)
特集 精神科臨床から何を学び,何を継承し,精神医学を改革・改良できたか(Ⅰ)
60巻10号(2018年10月発行)
特集 こころの発達の問題に関する“古典”をふりかえる
60巻9号(2018年9月発行)
特集 不眠症の治療と睡眠薬
60巻8号(2018年8月発行)
特集 作業療法を活用するには
60巻7号(2018年7月発行)
特集 双極Ⅱ型をめぐる諸問題
60巻6号(2018年6月発行)
特集 医療・医学の課題としての身体合併症
60巻5号(2018年5月発行)
特集 サイコオンコロジー
60巻4号(2018年4月発行)
特集 精神科診療におけるてんかん
60巻3号(2018年3月発行)
特集 せん妄をめぐる最近の動向
60巻2号(2018年2月発行)
特集 多様なアディクションとその対応
60巻1号(2018年1月発行)
特集 Research Domain Criteria(RDoC)プロジェクトの目指す新たな精神医学診断・評価システム
59巻12号(2017年12月発行)
特集 「統合失調症」再考(Ⅱ)
59巻11号(2017年11月発行)
特集 「統合失調症」再考(Ⅰ)
59巻10号(2017年10月発行)
59巻9号(2017年9月発行)
特集 精神疾患の生物学的診断指標—現状と開発研究の展望
59巻8号(2017年8月発行)
特集 国連障害者権利条約と権利ベースのアプローチ
59巻7号(2017年7月発行)
特集 MRIのT2・FLAIR画像での白質高信号の意味を読み解く
59巻6号(2017年6月発行)
特集 精神医学と睡眠学の接点
59巻5号(2017年5月発行)
特集 認知行動療法の現在とこれから—医療現場への普及と質の確保に向けて
59巻4号(2017年4月発行)
特集 改正道路交通法と医療の視点
59巻3号(2017年3月発行)
特集 ADHDをめぐる最近の動向
59巻2号(2017年2月発行)
オピニオン 精神科医にとっての薬物療法の意味
59巻1号(2017年1月発行)
特集 インターネット依存の現在
58巻12号(2016年12月発行)
58巻11号(2016年11月発行)
特集 認知症の人の認知機能障害,生活障害,行動・心理症状の構造
58巻10号(2016年10月発行)
58巻9号(2016年9月発行)
特集 精神科臨床にみる家庭・家族の現在—何が変わり何が変わらないのか?
58巻8号(2016年8月発行)
58巻7号(2016年7月発行)
特集 精神疾患の予防と早期治療アップデート
58巻6号(2016年6月発行)
58巻5号(2016年5月発行)
特集 成人の自閉スペクトラム症とライフステージの課題
58巻4号(2016年4月発行)
58巻3号(2016年3月発行)
58巻2号(2016年2月発行)
特集 妊娠・出産・育児とメンタルヘルスケア
58巻1号(2016年1月発行)
特集 社会認知研究の最近の動向
57巻12号(2015年12月発行)
57巻11号(2015年11月発行)
シンポジウム 家族と当事者からみた精神科医療・精神医学
57巻10号(2015年10月発行)
特集 精神医学と神経学の境界領域—最近のトピックスから
57巻9号(2015年9月発行)
特集 統合失調症の認知機能障害の臨床的意義
57巻8号(2015年8月発行)
オピニオン DSM-5—私はこう思う
57巻7号(2015年7月発行)
特集 自殺対策の現状
57巻6号(2015年6月発行)
57巻5号(2015年5月発行)
57巻4号(2015年4月発行)
特集 リエゾン精神医学の現状と今後の展望(Ⅱ)
57巻3号(2015年3月発行)
特集 リエゾン精神医学の現状と今後の展望(Ⅰ)
57巻2号(2015年2月発行)
57巻1号(2015年1月発行)
特集 今後の産業精神保健の課題—近年の行政施策の動向をふまえて
56巻12号(2014年12月発行)
56巻11号(2014年11月発行)
56巻10号(2014年10月発行)
特集 良質かつ適切な医療の提供—改正精神保健福祉法41条の具体化
56巻9号(2014年9月発行)
特集 うつ病の早期介入,予防(Ⅱ)
56巻8号(2014年8月発行)
特集 うつ病の早期介入,予防(Ⅰ)
56巻7号(2014年7月発行)
56巻6号(2014年6月発行)
56巻5号(2014年5月発行)
特集 大学生とメンタルヘルス―保健管理センターのチャレンジ
56巻4号(2014年4月発行)
56巻3号(2014年3月発行)
56巻2号(2014年2月発行)
56巻1号(2014年1月発行)
55巻12号(2013年12月発行)
55巻11号(2013年11月発行)
特集 アンチスティグマ活動の新しい転機Ⅱ
55巻10号(2013年10月発行)
特集 アンチスティグマ活動の新しい転機Ⅰ
55巻9号(2013年9月発行)
オピニオン 精神科医にとっての精神療法の意味
55巻8号(2013年8月発行)
特集 職場のメンタルヘルスと復職支援─その効果的な利用のために
55巻7号(2013年7月発行)
55巻6号(2013年6月発行)
55巻5号(2013年5月発行)
55巻4号(2013年4月発行)
55巻3号(2013年3月発行)
特集 SST最近の進歩と広がり
55巻2号(2013年2月発行)
55巻1号(2013年1月発行)
54巻12号(2012年12月発行)
54巻11号(2012年11月発行)
特集 アルコール・薬物関連障害
54巻10号(2012年10月発行)
特集 医療法に基づく精神疾患の地域医療計画策定
54巻9号(2012年9月発行)
54巻8号(2012年8月発行)
54巻7号(2012年7月発行)
54巻6号(2012年6月発行)
54巻5号(2012年5月発行)
54巻4号(2012年4月発行)
オピニオン マインドフルネス/アクセプタンス認知行動療法と森田療法
54巻3号(2012年3月発行)
オピニオン 認知症の終末期医療の対応:現状と課題―尊厳をどう守るか
54巻2号(2012年2月発行)
特集 障害者権利条約批准に係る国内法の整備:今後の精神科医療改革への萌芽
54巻1号(2012年1月発行)
53巻12号(2011年12月発行)
シンポジウム 精神医学研究の到達点と展望
53巻11号(2011年11月発行)
特集 震災時の避難大作戦:精神科編
53巻10号(2011年10月発行)
特集 裁判員制度と精神鑑定
53巻9号(2011年9月発行)
53巻8号(2011年8月発行)
特集 性同一性障害(GID)
53巻7号(2011年7月発行)
53巻6号(2011年6月発行)
53巻5号(2011年5月発行)
特集 成人てんかんの国際分類と医療の現状
53巻4号(2011年4月発行)
シンポジウム 気分障害の生物学的研究の最新動向─DSM,ICD改訂に向けて
53巻3号(2011年3月発行)
53巻2号(2011年2月発行)
特集 統合失調症の予後改善に向けての新たな戦略
53巻1号(2011年1月発行)
52巻12号(2010年12月発行)
52巻11号(2010年11月発行)
52巻10号(2010年10月発行)
特集 高次脳機能障害をめぐって
52巻9号(2010年9月発行)
52巻8号(2010年8月発行)
52巻7号(2010年7月発行)
52巻6号(2010年6月発行)
52巻5号(2010年5月発行)
特集 児童期における精神疾患の非定型性―成人期の精神疾患と対比して
52巻4号(2010年4月発行)
特集 内因性精神疾患の死後脳研究
52巻3号(2010年3月発行)
特集 総合病院精神科衰退の危機と総合病院精神医学会の果たすべき役割
52巻2号(2010年2月発行)
52巻1号(2010年1月発行)
51巻12号(2009年12月発行)
51巻11号(2009年11月発行)
特集 現代の自殺をめぐる話題
51巻10号(2009年10月発行)
特集 若年性認知症をめぐる諸問題
51巻9号(2009年9月発行)
51巻8号(2009年8月発行)
51巻7号(2009年7月発行)
特集 精神疾患と睡眠マネージメント―最新の知見
51巻6号(2009年6月発行)
51巻5号(2009年5月発行)
51巻4号(2009年4月発行)
シンポジウム うつ病と自殺に医師はどう対応するのか―医師臨床研修並びに生涯研修における精神科の役割
51巻3号(2009年3月発行)
特集 社会脳をめぐって
51巻2号(2009年2月発行)
シンポジウム 統合失調症の脳科学
51巻1号(2009年1月発行)
50巻12号(2008年12月発行)
特集 Assertive Community Treatment(ACT)は日本の地域精神医療の柱になれるか?
50巻11号(2008年11月発行)
50巻10号(2008年10月発行)
50巻9号(2008年9月発行)
50巻8号(2008年8月発行)
特集 成人期のアスペルガー症候群・Ⅱ
50巻7号(2008年7月発行)
特集 成人期のアスペルガー症候群・Ⅰ
50巻6号(2008年6月発行)
特集 疲労と精神障害―ストレス-疲労-精神障害について
50巻5号(2008年5月発行)
50巻4号(2008年4月発行)
50巻3号(2008年3月発行)
特集 精神疾患に対する早期介入の現状と将来
50巻2号(2008年2月発行)
50巻1号(2008年1月発行)
特集 精神医学的コミュニケーションとは何か―精神科専門医を目指す人のために
49巻12号(2007年12月発行)
49巻11号(2007年11月発行)
シンポジウム ストレスと精神生物学―新しい診断法を目指して
49巻10号(2007年10月発行)
49巻9号(2007年9月発行)
特集 「緩和ケアチーム」―精神科医に期待すること,精神科医ができること
49巻8号(2007年8月発行)
49巻7号(2007年7月発行)
特集 レビー小体型認知症をめぐって
49巻6号(2007年6月発行)
49巻5号(2007年5月発行)
特集 睡眠と精神医学:「睡眠精神医学」の推進
49巻4号(2007年4月発行)
49巻3号(2007年3月発行)
特集 統合失調症と感情障害の補助診断法の最近の進歩
49巻2号(2007年2月発行)
49巻1号(2007年1月発行)
シンポジウム 児童思春期の攻撃性・衝動性の理解と援助-ライフサイクルの視点から考える
48巻12号(2006年12月発行)
シンポジウム 気分障害治療の新たな展開
48巻11号(2006年11月発行)
48巻10号(2006年10月発行)
48巻9号(2006年9月発行)
特集 新医師臨床研修制度に基づく精神科ローテート研修の評価
48巻8号(2006年8月発行)
48巻7号(2006年7月発行)
48巻6号(2006年6月発行)
特集 オグメンテーション療法か,多剤併用療法か
48巻5号(2006年5月発行)
シンポジウム MCIとLNTDをめぐって
48巻4号(2006年4月発行)
48巻3号(2006年3月発行)
特集 災害精神医学の10年―経験から学ぶ
48巻2号(2006年2月発行)
48巻1号(2006年1月発行)
47巻12号(2005年12月発行)
シンポジウム 精神医療システムの改革:その理念とエビデンス
47巻11号(2005年11月発行)
特集 電気けいれん療法
47巻10号(2005年10月発行)
47巻9号(2005年9月発行)
47巻8号(2005年8月発行)
特集 リエゾン精神医学の現状と課題
47巻7号(2005年7月発行)
47巻6号(2005年6月発行)
47巻5号(2005年5月発行)
47巻4号(2005年4月発行)
47巻3号(2005年3月発行)
47巻2号(2005年2月発行)
特集 時代による精神疾患の病像変化
47巻1号(2005年1月発行)
46巻12号(2004年12月発行)
46巻11号(2004年11月発行)
46巻10号(2004年10月発行)
特集 精神科医療における介護保険制度
46巻9号(2004年9月発行)
46巻8号(2004年8月発行)
シンポジウム 精神障害治療の新展開
46巻7号(2004年7月発行)
46巻6号(2004年6月発行)
特集 精神科医療における危機介入
46巻5号(2004年5月発行)
46巻4号(2004年4月発行)
46巻3号(2004年3月発行)
46巻2号(2004年2月発行)
46巻1号(2004年1月発行)
特集 臨床心理技術者の国家資格化についての主張
45巻12号(2003年12月発行)
特集 統合失調症と認知機能―最近の話題
45巻11号(2003年11月発行)
特集 ICFと精神医学
45巻10号(2003年10月発行)
特集 新医師臨床研修制度における精神科研修はどうあるべきか
45巻9号(2003年9月発行)
45巻8号(2003年8月発行)
シンポジウム 痴呆症とパーキンソン病研究の新展開―原因分子の発見をてがかりとして
45巻7号(2003年7月発行)
45巻6号(2003年6月発行)
特集 統合失調症とは何か―Schizophrenia概念の変遷
45巻5号(2003年5月発行)
45巻4号(2003年4月発行)
特集 新医師臨床研修制度の課題―求められる医師像と精神科卒後教育の役割
45巻3号(2003年3月発行)
特集 ひきこもりの病理と診断・治療
45巻2号(2003年2月発行)
45巻1号(2003年1月発行)
44巻12号(2002年12月発行)
シンポジウム WHO精神保健レポートと日本の課題
44巻11号(2002年11月発行)
特集 精神疾患の脳画像解析と臨床応用の将来
44巻10号(2002年10月発行)
44巻9号(2002年9月発行)
44巻8号(2002年8月発行)
特集 精神疾患と認知機能
44巻7号(2002年7月発行)
特別企画 WPA 2002 横浜大会に期待する
44巻6号(2002年6月発行)
特集 司法精神医学の今日的課題
44巻5号(2002年5月発行)
44巻4号(2002年4月発行)
44巻3号(2002年3月発行)
特集 新しい向精神薬の薬理・治療
44巻2号(2002年2月発行)
44巻1号(2002年1月発行)
43巻12号(2001年12月発行)
43巻11号(2001年11月発行)
特集 青少年犯罪と精神医学
43巻10号(2001年10月発行)
シンポジウム 精神分裂病の心理社会的治療の進歩
43巻9号(2001年9月発行)
43巻8号(2001年8月発行)
43巻7号(2001年7月発行)
43巻6号(2001年6月発行)
特集 社会構造の変化と高齢者問題
43巻5号(2001年5月発行)
特別企画 薬物依存者に対する精神保健・精神科医療体制
43巻4号(2001年4月発行)
43巻3号(2001年3月発行)
43巻2号(2001年2月発行)
特集 今,なぜ病跡学か
43巻1号(2001年1月発行)
42巻12号(2000年12月発行)
シンポジウム ライフサイクルと睡眠障害
42巻11号(2000年11月発行)
42巻10号(2000年10月発行)
特集 職場の精神保健
42巻9号(2000年9月発行)
42巻8号(2000年8月発行)
42巻7号(2000年7月発行)
42巻6号(2000年6月発行)
42巻5号(2000年5月発行)
特集 精神疾患の発病規定因子
42巻4号(2000年4月発行)
42巻3号(2000年3月発行)
特別企画 精神医学,医療の将来
42巻2号(2000年2月発行)
シンポジウム 新しい精神医学の構築—21世紀への展望
42巻1号(2000年1月発行)
41巻12号(1999年12月発行)
特集 児童精神科医療の課題
41巻11号(1999年11月発行)
41巻10号(1999年10月発行)
41巻9号(1999年9月発行)
41巻8号(1999年8月発行)
41巻7号(1999年7月発行)
41巻6号(1999年6月発行)
特集 治療抵抗性の精神障害とその対応
41巻5号(1999年5月発行)
41巻4号(1999年4月発行)
41巻3号(1999年3月発行)
41巻2号(1999年2月発行)
41巻1号(1999年1月発行)
特集 記憶障害の臨床
40巻12号(1998年12月発行)
シンポジウム がん,臓器移植とリエゾン精神医学—チーム医療における心のケア
40巻11号(1998年11月発行)
40巻10号(1998年10月発行)
40巻9号(1998年9月発行)
40巻8号(1998年8月発行)
シンポジウム 災害のもたらすもの—阪神・淡路大震災復興期のメンタルヘルス
40巻7号(1998年7月発行)
40巻6号(1998年6月発行)
40巻5号(1998年5月発行)
特集 アジアにおける最近の精神医学事情
40巻4号(1998年4月発行)
40巻3号(1998年3月発行)
40巻2号(1998年2月発行)
特集 精神病像を伴う躁うつ病および分裂感情障害の位置づけ—生物学的マーカーと診断・治療
40巻1号(1998年1月発行)
39巻12号(1997年12月発行)
39巻11号(1997年11月発行)
特集 精神科における合理的薬物選択アルゴリズム
39巻10号(1997年10月発行)
39巻9号(1997年9月発行)
39巻8号(1997年8月発行)
シンポジウム スーパービジョンとコンサルテーション—地域精神医療の方法
39巻7号(1997年7月発行)
39巻6号(1997年6月発行)
39巻5号(1997年5月発行)
特集 学校精神保健—教育との連携の実際
39巻4号(1997年4月発行)
39巻3号(1997年3月発行)
39巻2号(1997年2月発行)
39巻1号(1997年1月発行)
38巻12号(1996年12月発行)
シンポジウム 痴呆の薬物療法の最前線—向知性薬の臨床と基礎
38巻11号(1996年11月発行)
特集 精神医学における分子生物学的研究
38巻10号(1996年10月発行)
38巻9号(1996年9月発行)
38巻8号(1996年8月発行)
38巻7号(1996年7月発行)
38巻6号(1996年6月発行)
38巻5号(1996年5月発行)
特集 精神病理学の方法論—記述か計量か
38巻4号(1996年4月発行)
38巻3号(1996年3月発行)
38巻2号(1996年2月発行)
38巻1号(1996年1月発行)
37巻12号(1995年12月発行)
37巻11号(1995年11月発行)
37巻10号(1995年10月発行)
37巻9号(1995年9月発行)
37巻8号(1995年8月発行)
特集 外来精神科医療の現状と課題
37巻7号(1995年7月発行)
特集 阪神・淡路大震災—現場からの報告
37巻6号(1995年6月発行)
37巻5号(1995年5月発行)
37巻4号(1995年4月発行)
37巻3号(1995年3月発行)
37巻2号(1995年2月発行)
37巻1号(1995年1月発行)
特集 分裂病者の社会復帰—新しい展開
36巻12号(1994年12月発行)
シンポジウム アルツハイマー型痴呆の診断をめぐって
36巻11号(1994年11月発行)
36巻10号(1994年10月発行)
36巻9号(1994年9月発行)
36巻8号(1994年8月発行)
36巻7号(1994年7月発行)
36巻6号(1994年6月発行)
特集 精神医学と生物科学のクロストーク
36巻5号(1994年5月発行)
特集 精神疾患の新しい診断分類
36巻4号(1994年4月発行)
36巻3号(1994年3月発行)
36巻2号(1994年2月発行)
36巻1号(1994年1月発行)
特集 精神科治療の奏効機序
35巻12号(1993年12月発行)
35巻11号(1993年11月発行)
35巻10号(1993年10月発行)
35巻9号(1993年9月発行)
35巻8号(1993年8月発行)
シンポジウム 精神障害者の権利と能力—精神医学的倫理のジレンマ
35巻7号(1993年7月発行)
35巻6号(1993年6月発行)
35巻5号(1993年5月発行)
35巻4号(1993年4月発行)
特集 現代日本の社会精神病理
35巻3号(1993年3月発行)
35巻2号(1993年2月発行)
特集 加齢に関する精神医学的な問題
35巻1号(1993年1月発行)
34巻12号(1992年12月発行)
特集 精神科領域におけるインフォームド・コンセント
34巻11号(1992年11月発行)
34巻10号(1992年10月発行)
34巻9号(1992年9月発行)
34巻8号(1992年8月発行)
特集 薬物依存の臨床
34巻7号(1992年7月発行)
34巻6号(1992年6月発行)
34巻5号(1992年5月発行)
34巻4号(1992年4月発行)
34巻3号(1992年3月発行)
シンポジウム 境界例の診断と治療
34巻2号(1992年2月発行)
34巻1号(1992年1月発行)
33巻12号(1991年12月発行)
特集 不安の病理
33巻11号(1991年11月発行)
33巻10号(1991年10月発行)
33巻9号(1991年9月発行)
33巻8号(1991年8月発行)
33巻7号(1991年7月発行)
33巻6号(1991年6月発行)
33巻5号(1991年5月発行)
33巻4号(1991年4月発行)
33巻3号(1991年3月発行)
33巻2号(1991年2月発行)
特集 精神科領域におけるレセプター機能の研究の進歩
33巻1号(1991年1月発行)
32巻12号(1990年12月発行)
シンポジウム 「うつ」と睡眠
32巻11号(1990年11月発行)
32巻10号(1990年10月発行)
32巻9号(1990年9月発行)
32巻8号(1990年8月発行)
特集 精神疾患の現代的病像をめぐって
32巻7号(1990年7月発行)
32巻6号(1990年6月発行)
特集 精神分裂病の生物学的研究
32巻5号(1990年5月発行)
32巻4号(1990年4月発行)
32巻3号(1990年3月発行)
特集 向精神薬の見逃されやすい副作用と対策
32巻2号(1990年2月発行)
32巻1号(1990年1月発行)
31巻12号(1989年12月発行)
31巻11号(1989年11月発行)
31巻10号(1989年10月発行)
シンポジウム 精神障害者の責任能力
31巻9号(1989年9月発行)
31巻8号(1989年8月発行)
31巻7号(1989年7月発行)
31巻6号(1989年6月発行)
特集 現代社会と家族—諸病態との関連から
31巻5号(1989年5月発行)
31巻4号(1989年4月発行)
31巻3号(1989年3月発行)
31巻2号(1989年2月発行)
31巻1号(1989年1月発行)
特集 サーカディアンリズム—基礎から臨床へ
30巻12号(1988年12月発行)
30巻11号(1988年11月発行)
シンポジウム 痴呆とパーキンソニズム
30巻10号(1988年10月発行)
30巻9号(1988年9月発行)
特集 世界の精神科医療の動向
30巻8号(1988年8月発行)
30巻7号(1988年7月発行)
30巻6号(1988年6月発行)
シンポジウム 地域ケアと精神保健
30巻5号(1988年5月発行)
30巻4号(1988年4月発行)
創刊30周年記念特集 精神医学—最近の進歩 第2部
30巻3号(1988年3月発行)
創刊30周年記念特集 精神医学—最近の進歩 第1部
30巻2号(1988年2月発行)
30巻1号(1988年1月発行)
29巻12号(1987年12月発行)
特集 躁うつ病とセロトニン
29巻11号(1987年11月発行)
29巻10号(1987年10月発行)
29巻9号(1987年9月発行)
29巻8号(1987年8月発行)
29巻7号(1987年7月発行)
29巻6号(1987年6月発行)
29巻5号(1987年5月発行)
29巻4号(1987年4月発行)
29巻3号(1987年3月発行)
29巻2号(1987年2月発行)
29巻1号(1987年1月発行)
特集 老年精神医学
28巻12号(1986年12月発行)
28巻11号(1986年11月発行)
特集 脳の働きと心―大脳の機能をめぐって
28巻10号(1986年10月発行)
28巻9号(1986年9月発行)
28巻8号(1986年8月発行)
28巻7号(1986年7月発行)
28巻6号(1986年6月発行)
28巻5号(1986年5月発行)
28巻4号(1986年4月発行)
28巻3号(1986年3月発行)
28巻2号(1986年2月発行)
特集 現代の子供—心身の発達とその病理—東京都精神医学総合研究所 第13回シンボジウムから
28巻1号(1986年1月発行)
27巻12号(1985年12月発行)
特集 摂食障害の心理と治療
27巻11号(1985年11月発行)
27巻10号(1985年10月発行)
27巻9号(1985年9月発行)
27巻8号(1985年8月発行)
27巻7号(1985年7月発行)
27巻6号(1985年6月発行)
特集 前頭葉の神経心理学
27巻5号(1985年5月発行)
特集 精神分裂病の成因と治療—東京都精神医学総合研究所 第12回シンポジウムから
27巻4号(1985年4月発行)
27巻3号(1985年3月発行)
27巻2号(1985年2月発行)
特集 睡眠時無呼吸症候群(Sleep Apnea Syndrome)―その病態と臨床
27巻1号(1985年1月発行)
26巻12号(1984年12月発行)
26巻11号(1984年11月発行)
26巻10号(1984年10月発行)
26巻9号(1984年9月発行)
26巻8号(1984年8月発行)
26巻7号(1984年7月発行)
特集 側頭葉障害における言語症状
26巻6号(1984年6月発行)
26巻5号(1984年5月発行)
26巻4号(1984年4月発行)
26巻3号(1984年3月発行)
26巻2号(1984年2月発行)
特集 DSM-III—その有用性と問題点
26巻1号(1984年1月発行)
特集 精神疾患に対する神経内分泌的アプローチ
25巻12号(1983年12月発行)
特集 カルバマゼピンの向精神作用
25巻11号(1983年11月発行)
25巻10号(1983年10月発行)
特集 少年非行の心理と病理—東京都精神医学総合研究所 第11回シンポジウムから
25巻9号(1983年9月発行)
25巻8号(1983年8月発行)
特集 児童精神医学の現状と将来—都立梅ケ丘病院30周年記念シンポジウムから
25巻7号(1983年7月発行)
25巻6号(1983年6月発行)
25巻5号(1983年5月発行)
25巻4号(1983年4月発行)
特集 聴覚失認
25巻3号(1983年3月発行)
特集 精神医学における病態モデル
25巻2号(1983年2月発行)
特集 薬物と睡眠をめぐって
25巻1号(1983年1月発行)
24巻12号(1982年12月発行)
特集 アルコール依存症の精神医学—東京都精神医学総合研究所 第10回シンポジウムから
24巻11号(1982年11月発行)
24巻10号(1982年10月発行)
特集 精神科診療所をめぐる諸問題
24巻9号(1982年9月発行)
24巻8号(1982年8月発行)
24巻7号(1982年7月発行)
24巻6号(1982年6月発行)
24巻5号(1982年5月発行)
24巻4号(1982年4月発行)
特集 視覚失認
24巻3号(1982年3月発行)
24巻2号(1982年2月発行)
特集 リチウムの臨床と基礎—最近の話題
24巻1号(1982年1月発行)
23巻12号(1981年12月発行)
23巻11号(1981年11月発行)
特集 Ⅱ.アジアにおける精神衛生問題
23巻10号(1981年10月発行)
特集 失行
23巻9号(1981年9月発行)
23巻8号(1981年8月発行)
23巻7号(1981年7月発行)
特集 てんかんのメカニズムと治療—東京都精神医学総合研究所 第8回シンポジウムから
23巻6号(1981年6月発行)
23巻5号(1981年5月発行)
23巻4号(1981年4月発行)
23巻3号(1981年3月発行)
23巻2号(1981年2月発行)
23巻1号(1981年1月発行)
22巻12号(1980年12月発行)
特集 躁うつ病の生物学
22巻11号(1980年11月発行)
特集 Butyrophenone系抗精神病薬の臨床精神薬理学
22巻10号(1980年10月発行)
特集 日本精神医学と松沢病院
22巻9号(1980年9月発行)
22巻8号(1980年8月発行)
特集 思春期の精神医学的諸問題—東京都精神医学総合研究所 第7回シンポジウムから
22巻7号(1980年7月発行)
特集 Brain Function Testへのアプローチ
22巻6号(1980年6月発行)
22巻5号(1980年5月発行)
特集 睡眠研究—最近の進歩
22巻4号(1980年4月発行)
22巻3号(1980年3月発行)
22巻2号(1980年2月発行)
特集 向精神薬をめぐる最近の諸問題
22巻1号(1980年1月発行)
特集 幻覚
21巻12号(1979年12月発行)
21巻11号(1979年11月発行)
特集 精神分裂病の生物学
21巻10号(1979年10月発行)
21巻9号(1979年9月発行)
21巻8号(1979年8月発行)
特集 老人の精神障害—東京都精神医学総合研究所,第6回シンポジウムから
21巻7号(1979年7月発行)
特集 精神分裂病の遺伝因と環境因
21巻6号(1979年6月発行)
特集 創刊20周年記念 第2部
21巻5号(1979年5月発行)
特集 創刊20周年記念 第1部
21巻4号(1979年4月発行)
21巻3号(1979年3月発行)
21巻2号(1979年2月発行)
特集 妄想
21巻1号(1979年1月発行)
20巻12号(1978年12月発行)
特集 精神鑑定
20巻11号(1978年11月発行)
20巻10号(1978年10月発行)
シンポジウム 精神分裂病者の治療について—東京都精神医学総合研究所,第5回シンポジウムから
20巻9号(1978年9月発行)
20巻8号(1978年8月発行)
20巻7号(1978年7月発行)
20巻6号(1978年6月発行)
20巻5号(1978年5月発行)
20巻4号(1978年4月発行)
20巻3号(1978年3月発行)
20巻2号(1978年2月発行)
20巻1号(1978年1月発行)
19巻12号(1977年12月発行)
特集 青年期の精神病理
19巻11号(1977年11月発行)
シンポジウム こころとからだ—東京都精神医学総合研究所,第4回シンポジウムから
19巻10号(1977年10月発行)
19巻9号(1977年9月発行)
19巻8号(1977年8月発行)
特集 在宅精神医療(2)—社会復帰活動とその周辺
19巻7号(1977年7月発行)
19巻6号(1977年6月発行)
19巻5号(1977年5月発行)
19巻4号(1977年4月発行)
特集 精神分裂病の精神生理学
19巻3号(1977年3月発行)
19巻2号(1977年2月発行)
シンポジウム 生のリズムとその障害—東京都精神医学総合研究所,第3回シンポジウムから
19巻1号(1977年1月発行)
18巻12号(1976年12月発行)
特集 近代日本の宗教と精神医学
18巻11号(1976年11月発行)
18巻10号(1976年10月発行)
18巻9号(1976年9月発行)
18巻8号(1976年8月発行)
18巻7号(1976年7月発行)
18巻6号(1976年6月発行)
特集 在宅精神医療—日常生活における指導と治療
18巻5号(1976年5月発行)
シンポジウム 大都市の病理と精神障害—東京都精神医学総合研究所第2回シンポジウムから
18巻4号(1976年4月発行)
18巻3号(1976年3月発行)
18巻2号(1976年2月発行)
18巻1号(1976年1月発行)
17巻13号(1975年12月発行)
臨時増刊号特集 精神医学における日本的特性
17巻12号(1975年12月発行)
17巻11号(1975年11月発行)
17巻10号(1975年10月発行)
17巻9号(1975年9月発行)
17巻8号(1975年8月発行)
17巻7号(1975年7月発行)
17巻6号(1975年6月発行)
17巻5号(1975年5月発行)
17巻4号(1975年4月発行)
17巻3号(1975年3月発行)
17巻2号(1975年2月発行)
17巻1号(1975年1月発行)
16巻12号(1974年12月発行)
16巻11号(1974年11月発行)
シンポジウム 現代における精神医学研究の課題—東京都精神医学総合研究所開設記念シンポジウムから
16巻10号(1974年10月発行)
16巻9号(1974年9月発行)
16巻7号(1974年7月発行)
シンポジウム 向精神薬療法の現状と問題点—Dr. Frank J. Ayd, Jr. を迎えて
16巻6号(1974年6月発行)
誌上シンポジウム 日本の精神医療についての4つの意見
16巻5号(1974年5月発行)
16巻4号(1974年4月発行)
16巻3号(1974年3月発行)
16巻2号(1974年2月発行)
16巻1号(1974年1月発行)
15巻12号(1973年12月発行)
特集 精神障害と家族
15巻11号(1973年11月発行)
15巻10号(1973年10月発行)
15巻9号(1973年9月発行)
15巻8号(1973年8月発行)
15巻7号(1973年7月発行)
15巻6号(1973年6月発行)
15巻5号(1973年5月発行)
15巻4号(1973年4月発行)
特集 痴呆の臨床と鑑別
15巻3号(1973年3月発行)
15巻2号(1973年2月発行)
15巻1号(1973年1月発行)
14巻12号(1972年12月発行)
特集 精神障害者の動態
14巻11号(1972年11月発行)
14巻10号(1972年10月発行)
14巻9号(1972年9月発行)
14巻8号(1972年8月発行)
14巻7号(1972年7月発行)
14巻6号(1972年6月発行)
14巻5号(1972年5月発行)
特集 てんかん分類へのアプローチ
14巻4号(1972年4月発行)
14巻3号(1972年3月発行)
14巻2号(1972年2月発行)
特集 作業療法
14巻1号(1972年1月発行)
13巻12号(1971年12月発行)
特集 社会変動と精神医学
13巻11号(1971年11月発行)
13巻10号(1971年10月発行)
特集 内因性精神病の生物学的研究
13巻9号(1971年9月発行)
13巻8号(1971年8月発行)
13巻7号(1971年7月発行)
13巻6号(1971年6月発行)
13巻5号(1971年5月発行)
特集 向精神薬をめぐる問題点
13巻4号(1971年4月発行)
13巻3号(1971年3月発行)
13巻2号(1971年2月発行)
13巻1号(1971年1月発行)
12巻12号(1970年12月発行)
特集 社会のなかの精神科医
12巻11号(1970年11月発行)
12巻10号(1970年10月発行)
12巻9号(1970年9月発行)
12巻8号(1970年8月発行)
12巻7号(1970年7月発行)
12巻6号(1970年6月発行)
特集 境界例の病理と治療
12巻5号(1970年5月発行)
特集 対人恐怖
12巻4号(1970年4月発行)
12巻3号(1970年3月発行)
12巻2号(1970年2月発行)
特集 医療危機と精神科医—第6回日本精神病理・精神療法学会 討論集会をめぐって
12巻1号(1970年1月発行)
11巻12号(1969年12月発行)
11巻11号(1969年11月発行)
11巻10号(1969年10月発行)
11巻9号(1969年9月発行)
11巻8号(1969年8月発行)
11巻7号(1969年7月発行)
11巻6号(1969年6月発行)
11巻5号(1969年5月発行)
特集 心気症をめぐつて
11巻4号(1969年4月発行)
11巻3号(1969年3月発行)
特集 医学教育と精神療法
11巻2号(1969年2月発行)
11巻1号(1969年1月発行)
10巻12号(1968年12月発行)
10巻11号(1968年11月発行)
10巻10号(1968年10月発行)
10巻9号(1968年9月発行)
10巻8号(1968年8月発行)
10巻7号(1968年7月発行)
特集 集団精神療法(日本精神病理・精神療法学会第4回大会シンポジウム)
10巻6号(1968年6月発行)
10巻5号(1968年5月発行)
特集 うつ病—日本精神病理・精神療法学会(第4回大会シンポジウム)
10巻4号(1968年4月発行)
10巻3号(1968年3月発行)
10巻2号(1968年2月発行)
10巻1号(1968年1月発行)
9巻12号(1967年12月発行)
9巻11号(1967年11月発行)
9巻10号(1967年10月発行)
9巻9号(1967年9月発行)
9巻8号(1967年8月発行)
9巻7号(1967年7月発行)
特集 精神療法の技法と理論—とくに人間関係と治癒像をめぐって
9巻6号(1967年6月発行)
特集 心因をめぐる諸問題
9巻5号(1967年5月発行)
特集 創造と表現の病理
9巻4号(1967年4月発行)
特集 精神療法における治癒機転
9巻3号(1967年3月発行)
9巻2号(1967年2月発行)
特集 精神分裂病の診断基準—とくに“Praecoxgefühl”について
9巻1号(1967年1月発行)
特集 内因性精神病の疾病論
8巻12号(1966年12月発行)
特集 うつ病の臨床
8巻11号(1966年11月発行)
特集 宗教と精神医学
8巻10号(1966年10月発行)
特集 地域精神医学—その理論と実践
8巻9号(1966年9月発行)
8巻8号(1966年8月発行)
8巻7号(1966年7月発行)
特集 精神医療体系のなかでの精神病院の位置づけ
8巻6号(1966年6月発行)
特集 薬物と精神療法
8巻5号(1966年5月発行)
8巻4号(1966年4月発行)
特集 精神分裂病の家族研究
8巻3号(1966年3月発行)
特集 精神活動とポリグラフ
8巻2号(1966年2月発行)
8巻1号(1966年1月発行)
7巻12号(1965年12月発行)
7巻11号(1965年11月発行)
7巻10号(1965年10月発行)
7巻9号(1965年9月発行)
7巻8号(1965年8月発行)
7巻7号(1965年7月発行)
7巻6号(1965年6月発行)
特集 呉秀三先生の生誕100年を記念して
7巻5号(1965年5月発行)
7巻4号(1965年4月発行)
7巻3号(1965年3月発行)
特集 精神分裂病の“治癒”とは何か
7巻2号(1965年2月発行)
特集 精神療法の限界と危険
7巻1号(1965年1月発行)
6巻12号(1964年12月発行)
6巻11号(1964年11月発行)
特集 向精神薬・抗けいれん剤の効果判定法
6巻10号(1964年10月発行)
6巻9号(1964年9月発行)
6巻8号(1964年8月発行)
6巻7号(1964年7月発行)
6巻6号(1964年6月発行)
6巻5号(1964年5月発行)
6巻4号(1964年4月発行)
6巻3号(1964年3月発行)
6巻2号(1964年2月発行)
特集 神経症の日本的特性
6巻1号(1964年1月発行)
特集 近接領域からの発言
5巻12号(1963年12月発行)
5巻11号(1963年11月発行)
5巻10号(1963年10月発行)
5巻9号(1963年9月発行)
5巻8号(1963年8月発行)
5巻7号(1963年7月発行)
5巻6号(1963年6月発行)
5巻5号(1963年5月発行)
5巻4号(1963年4月発行)
5巻3号(1963年3月発行)
特集 てんかん
5巻2号(1963年2月発行)
特集 病識〔精神病理懇話会講演および討議〕
5巻1号(1963年1月発行)
4巻12号(1962年12月発行)
4巻11号(1962年11月発行)
特集 睡眠
4巻10号(1962年10月発行)
4巻9号(1962年9月発行)
4巻8号(1962年8月発行)
4巻7号(1962年7月発行)
4巻6号(1962年6月発行)
4巻5号(1962年5月発行)
4巻4号(1962年4月発行)
4巻3号(1962年3月発行)
4巻2号(1962年2月発行)
4巻1号(1962年1月発行)
3巻12号(1961年12月発行)
特集 非定型内因性精神病
3巻11号(1961年11月発行)
3巻10号(1961年10月発行)
3巻9号(1961年9月発行)
3巻8号(1961年8月発行)
3巻7号(1961年7月発行)
3巻6号(1961年6月発行)
3巻5号(1961年5月発行)
3巻4号(1961年4月発行)
3巻3号(1961年3月発行)
3巻2号(1961年2月発行)
3巻1号(1961年1月発行)
特集 妄想の人間学—精神病理懇話会講演ならびに討論