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文献詳細

雑誌文献

精神医学47巻4号

2005年04月発行

私のカルテから

Quetiapineが有効であった双極性障害の1例

著者: 岩田正明1 挾間玄以1 白山幸彦1 植田俊幸1 吉岡伸一1 川原隆造1

所属機関: 1鳥取大学医学部統合内科医学講座精神行動医学分野

ページ範囲:P.439 - P.442

文献概要

はじめに

 Quetiapineは非定型抗精神病薬の1つとして,統合失調症の陽性症状のみならず陰性症状の改善にも有効であり,また錐体外路症状など副作用の発現が少なく忍容性に優れるなどの特徴を持つ薬剤として注目されている3)。一方,海外においてquetiapineは双極性障害における躁病相に対しても有効性が認められ1,2,4,5), 躁状態への適応も取得している。この度我々は,quetiapineが双極性障害に対し有効であった1例を経験した。わが国では双極性障害に対するquetiapineの使用効果は十分に検討されていないため,若干の考察を加えて報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-126X

印刷版ISSN:0488-1281

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