近年の高い自殺率は精神医学の大きな問題であるばかりではなく,深刻な社会問題にもなっている。これについてはすでに多くの議論があり,実際にも,人口過疎地帯における主に高齢者を対象にした自殺防止のための地域活動が行われ成果を上げている。その他に,職域におけるうつ病の早期発見と治療による自殺防止活動が行われるようになり,服薬などの自殺企図を繰り返し,そのつど救命救急センターに搬送される患者についても,自殺企図防止のための試みが開始されている。
筆者は救命救急センターに入院した自殺企図者の面接を行っている。その経験から,自殺とその防止がこれほど注目されているにもかかわらず,身体疾患患者の自殺がほとんど取り上げられないことは大きな問題であると感じている。これは,近年の社会情勢との関係が比較的薄く,社会的な注目を集めることが少ないことにもよるのであろう。
雑誌目次
精神医学47巻9号
2005年09月発行
雑誌目次
巻頭言
効果的な自殺防止活動を進めるために―身体疾患患者の自殺を考える
著者: 堀川直史
ページ範囲:P.932 - P.933
オピニオン 精神科における医療安全管理
医療観察法における医療安全管理―とくに鑑定入院について
著者: 松下正明
ページ範囲:P.934 - P.937
はじめに
「心神喪失等の状態で重大な他害行為を行った者の医療及び観察等に関する法律」(以下,医療観察法)が,2003年7月16日に公布され,2年間の準備期間をおいて,2005年7月15日より施行されることになった。
本稿に与えられた課題は,医療観察法が施行された時に,対象者(鑑定,入院,通院を問わず,医療観察法に基づいて治療の対象者になる精神疾患者をここでは対象者と称する)にとってどのような医療安全管理が必要であるのかを考察することにある。しかし,本稿を執筆している時点では,鑑定入院がやっと開始され,入院や通院治療はまだ実施されていない状況にある。したがって,本稿は,医療観察法の現場の実状に基づいての記述というよりは,あくまでも予測される範囲での,とくにすでに開始された鑑定入院における種々の問題点の指摘ということにとどめざるを得ない。
なお,蛇足として付言すれば,ここでの安全管理は医療観察法医療にかかわるスタッフの安全管理のことではない。この種の安全管理についての議論は医療安全管理とは異なった次元で論じられてもいいが,医療観察法の対象者が怖い,恐ろしいからという理由からのスタッフの安全管理という考えは,対象者を含めた精神障害者への冒瀆であり,偏見や誤解,さらにはそれに基づく差別そのものであることを知っておかねばならない。
精神科救急医療における医療安全管理
著者: 平田豊明
ページ範囲:P.938 - P.941
はじめに―間違えるのが人間,それを隠すのもまた人間
医療安全管理の出発点は,「To err is human」である。アメリカ医学研究機構による医療事故防止のための報告書(1999年)のタイトルであるが,18世紀イギリスの詩人ポープの一文,「To err is human, to forgive divine(過ちは人の常,許すのは神の業)」から引用されている。
エラーを犯すことは,神ならぬ人間の宿命である。医療において,ミスは必ず起こることを前提にして対策を立案せよ。小さなミスをまめに報告し手当てすることによって,致命的なミスを防止せよ。これが,前記報告書の基本的スタンスである。
医療分野に限らず,大きな事故や事件のあとで責任者からしばしば表明される「あってはならないこと」という常套句は,この基本スタンスへの無理解を自ら認めるに等しい。人間のやることに「あってはならないこと」などは「あり得ない」のである。
医療安全管理にとって大切なもうひとつの前提は,犯したミスを隠そうとする人間の習性であると筆者は思う。ミスを犯した人間は,とっさにそれを隠そうとする。ベテランの専門家ほど,初歩的なミスを「なかったこと」にしたがる。精神分析でいうdenialもしくはundoingの防衛機制である。もう少し手の込んだ防衛機制に合理化(rationalization)がある。明らかなミスを別の要因に責任転嫁し,それが叶わなければ不可抗力と弁明する。
これらの自己防御的行動は,しかし,事故の加害者という窮地に立たされた人間の自然な反応である。モラルの低さに由来する例外的行動ではない。
人間はミスを犯し,なおかつ,それを隠し,合理化するのが「普通」である。ミスの隠蔽や合理化までも神が許してくれるかどうかはわからないが,こうした人間の習性を前提にしない医療安全管理の議論は,実効性に乏しい儀式にすぎない。
単科精神科病院における医療安全管理・今後の課題
著者: 南良武
ページ範囲:P.942 - P.944
はじめに
近年,先進各国で医療事故と患者安全に対するシステム作りが重要な課題として取り組まれている。わが国では数年前より医療事故対策の重要性が認識され,急速にその対策が求められている。初期の段階では,医療事故の報告制度の整備が喫緊の課題とされた。現在,医療者の取り組みは,医療事故管理から患者安全管理へと変遷した。さらに全質管理(TQM)や資源管理が求められている。
精神科医療における安全管理の基本理念は「患者の立場に立ち,患者が安心して医療を受けられる環境を整えること」であり,日本医師会のいう一般科医療のそれと何ら差はないものである。しかしながら,精神科の安全管理システムは一般科に比べて十分に確立されているとは言い難いのが現状である。
ここでは精神科医療事故の分析や研究の流れを示し,今後の課題を考えてみたい。
有床総合病院精神科から見た医療安全対策
著者: 川副泰成
ページ範囲:P.945 - P.947
緒言
「総合病院」という名称自体は第3次医療法改正で廃止されたが,精神科領域においては「総合病院精神科」という概念が広く受け容れられている。また,現行の第4次改正医療法でも「大学附属病院及び内科,外科,産婦人科,眼科及び耳鼻いんこう科を有する100床以上の病院の精神病床」3)については,一般病床並みの人員配置が定められている。
ここでは,精神医療全体の中における総合病院精神科という位置づけとともに,他科も含めた総合病院全体の中の精神科という視座からも,医療安全対策について検討してみたい。
5年目を迎えた専任リスクマネジャー
著者: 釜英介
ページ範囲:P.948 - P.950
私は2001年4月に当院の専任リスクマネジャーに任命されました。それまではアルコール病棟の主任(看護師)をしていましたが,都立病院全体で医療安全体制を構築するにあたり,リスクマネジャーの専任化を勧める目的で,私が選ばれました。当時はまだ“リスクマネジメント”自体が医療の現場では聞き慣れない言葉で,なおかつ,“リスクマネジャー”も同様だったため,職員のみならず,私自身も抵抗を感じていました。「果たして,リスクマネジャーって本当に必要なものなのか?」これが率直な印象でした。また一般病院でもリスクマネジャーの専任化はまだ少数で,おそらく精神病院では初めてではないかと思われていたので,これが“先駆的な役割”なのか“むだな役割”なのか理解できないまま過ごしていました。その後,少しずつではありますが,他の病院(一般病院および精神病院)でも専任リスクマネジャーが誕生してきたために,“先駆的な役割”と認識し,安心してこの仕事に従事することができました。
さて,今回,このオピニオンを依頼されるにあたり,松沢病院の専任リスクマネジャーとしての活動を通して,何が変わったのか,何が得られたのかなどを紹介しようと考えました。少しでもお役に立てることができれば良いと思います。
展望
リカバリー概念の意義
著者: 野中猛
ページ範囲:P.952 - P.961
はじめに
1990年代に入って,先進諸国における精神保健をめぐる考え方は大きく変化している。それを象徴する概念が回復(recovery)(以下,リカバリーとする)である。その多大な影響力の割に,これまでわが国では断片的にしか取り上げられてこなかった23,24,30~33)。この領域に関するはじめての総合的な成書であるRalphとCorrigan9)では,「リカバリーは,この十年に生じた精神保健と精神保健サービスのパラダイム変革を知らせる呼笛である」と始まる。
リカバリーとは病気から回復することなのであるが,その意味するものが結果なのか過程なのかという疑問が概念を整理してくれる。家族やサービス提供者はしばしばリカバリーを結果としてとらえ,症状がなくなって,元に戻ることができれば良しとする。一方,消費者(consumer)・生存者(survivor)・前患者(ex-patient)(これらをC/S/Xと称する)たちは過程として理解している。たとえ病気が治ったとしても,人生が「元に戻る」ことはない。リカバリーで意味しようとしているのは,単に疾病の回復ではなく,人生の回復を考えようとしている。破滅的な状況や繰り返されたトラウマからの回復という全体的な人間性の再獲得が目標となる。そこで第三の視点である見方(vision)としてのリカバリー概念が浮上する46)。この場合は,それを阻害しがちな精神保健サービスや制度,そして専門家たちのあり方までもが対象となってくる。
リカバリー概念は一言で定義されにくく,その現れ方は個々人で多様である。本論はこれまでの研究を整理することを通して,この概念を明らかにしようとする試みである。
研究と報告
Adult AD/HDに対する治療的アプローチの検討―薬物療法を中心に
著者: 朝倉新 , 松本英夫 , 大園啓子 , 煙石洋一 , 寺岡菜穂子 , 中村優里 , 大屋彰利
ページ範囲:P.963 - P.972
抄録
近年本邦でもAdult AD/HDに関する認識が一般的になり,外来を受診する症例が増加している。そこでAdult AD/HDに対する治療の現況について薬物療法を中心に報告し考察を加えた。対象は,東海大学医学部附属病院精神科児童青年精神科外来に「自分はAD/HDではないか」という主訴で受診した症例のなかで,AD/HDと診断されて外来治療を施行した21例(男性10例,女性11例)である。薬物療法については,原則的にmethylphenidate単剤を中心とした。治療効果については,治療開始後1か月で「改善」が21例中2例(9.5%)であった。また不注意優勢型はmethylphenidate単剤で「改善」した症例は認められなかった。
常用量の向精神薬の投与により呼吸不全が生じた1例
著者: 甫母瑞枝 , 岩田健 , 渋谷泰寛 , 杉原玄一 , 佐々木健至 , 阿部又一郎 , 宇野皆理 , 新谷昌宏
ページ範囲:P.973 - P.977
抄録
合併症のない統合失調症の患者に慢性的な呼吸不全が生じ,オランザピンとエチゾラムの中止により呼吸不全が改善した1例を報告した。症例は58歳の女性。24歳より統合失調症を発症しハロペリドール,クロルプロマジン,エチゾラムの投与が続けられてきた。X-1年12月オランザピンの投与が開始され,X年8月に突然の呼吸困難が出現。肺梗塞が疑われたが精査で否定され,原因は不明であった。1か月後も呼吸不全が続き終夜ポリソムノグラフィーを施行したところ,閉塞型の睡眠時無呼吸の合併がわかった。オランザピンとエチゾラムを中止したところ睡眠時無呼吸,呼吸不全ともに改善した。半減期からオランザピンの関与が疑われた。
熱傷センター入院患者における精神医学的検討―非自殺企図群について
著者: 金井晶子 , 小田原俊成 , 山田朋樹 , 細島英樹 , 加藤由以子 , 山田康弘 , 河西千秋 , 安瀬正紀 , 杉山貢 , 平安良雄
ページ範囲:P.979 - P.984
抄録
横浜市立大学附属市民総合医療センターにおいて,2001年4月~2003年7月に熱傷センターで治療した自殺目的でない偶発的事故による重症熱傷患者,および,高度救命救急センターで治療した熱傷以外の身体疾患患者を対象とした。①年齢,②併診までの日数,③精神疾患既往の有無,④初回併診時の精神医学的診断(ICD-10),⑤せん妄の有無,⑥在院日数,⑦退院後転帰,⑧入院後新たに精神医学的診断がついた割合について後ろ向きに調査した。さらに,熱傷患者の治療や治癒過程において生じる精神症状への対応について考察した。
幻覚妄想や痴呆,人格変化などの多彩な精神症状を認めたⅡ型偽性副甲状腺機能低下症の1臨床例
著者: 木田涼 , 稲見理絵 , 大沼徹 , 山田貴子 , 木下潤一朗 , 江渡江 , 鈴木利人 , 新井平伊
ページ範囲:P.985 - P.991
抄録
幻覚妄想状態により当初統合失調症と診断され,その後の長期経過で痴呆などの多彩な精神症状を呈し,偽性副甲状腺機能低下症と診断された症例を経験した。症例は58歳女性で,16歳時に被害関係妄想,精神運動興奮を呈し,薬物治療に抵抗性を示した。その後,次第に痴呆症状が前景化し,低Ca血症,高P血症に加え,低身長,肥満,円形顔貌,短指症などのAlbright体型,歯牙欠損を認め,偽性副甲状腺機能低下症Ⅱ型と診断した。画像所見では中等度の脳萎縮,大脳基底核の石灰化を,SPECTでは側頭葉,帯状回の著明な血流低下を認めた。以上の脳器質性変化は,本症の多彩な精神症状の発症に関与している可能性があると考えられた。偽性副甲状腺機能低下症では,本例のように統合失調症に類似した精神症状を呈する可能性があり,今後,さらに症例を重ね,本症の精神症状の特徴について検討する必要があると思われた。
偽神経症性統合失調症再考―比較的少量のolanzapineが著効を示した3症例
著者: 兼本浩祐 , 古井由美子 , 山口力 , 坂本玲子
ページ範囲:P.993 - P.1000
抄録
今回我々は精神病性障害およびその周辺疾患の長期経過研究の途中で,顕在的な精神病症状も分裂病型人格障害のような奇妙な日常生活での立ち居振る舞いも認められず,DSM診断では不安障害や身体化障害などいわゆる神経症圏内の病態に分類せざるを得ないが,些細なきっかけで誘発される突発的で全面的な情動制御の破綻,ロールシャッハテストの形態水準の悪さに反映される思考や連想の歪みを示し,Hochらの偽神経症性統合失調症の診断基準を満たした3症例において,比較的少量のolanzapineの劇的な奏効を体験した。この経験を背景として,顕在発症した統合失調症とも転移の病としての境界性人格障害とも区別される偽神経症性統合失調症という臨床単位の有用性について若干の再評価を試みた。
亜昏迷状態を呈し,大うつ病性障害とクッシング症候群との鑑別が困難であった1例
著者: 土岐茂 , 高見浩 , 渕上学 , 森信繁 , 山脇成人 , 茶谷成 , 横山雄二郎 , 山根公則
ページ範囲:P.1001 - P.1008
抄録
クッシング症候群はコルチゾールの過剰分泌により,中心性肥満や高血圧,易疲労感,無月経等の身体症状を来す症候群である。不安,抑うつ,精神病様症状などの精神症状から発症することがあり,精神疾患との鑑別は難しい。今回,我々は亜昏迷状態を呈し,大うつ病性障害とクッシング症候群との鑑別に苦慮した1例を経験した。発病直前にストレス因子を持ち,精神症状とクッシング症候群の罹患との時間的関連は明らかでなかった。副腎切除後も精神症状が遷延し,心理社会的介入が効果を示したことから,心身相関の過程が病状に少なからず影響していると考えた。術前の薬物療法では新規抗精神病薬のquetiapineが有効であった。
短報
身体化障害を疑われた家族性アミロイドニューロパチーの1臨床例
著者: 渡邊朋子 , 稲見理絵 , 島田秀穂 , 木村通宏 , 福田麻由子 , 島崎正次 , 永原章仁 , 木田一成 , 鈴木利人 , 新井平伊
ページ範囲:P.1009 - P.1012
はじめに
家族性アミロイドニューロパチー(familiar amyloid polyneuropathy;以後FAPと略す)は,全身性アミロイドーシスのうち,初期に末梢神経と自律神経にアミロイド沈着が生じ,進行期には心臓や消化管,腎臓なども障害される予後不良の遺伝性疾患(常染色体優性遺伝)である1,2)。多様な臓器障害を認める一方,精神症状に関する報告は稀である。また頭部画像検査についても,特徴的な所見は報告されていない。
今回筆者らは,身体症状に加えて,多彩な精神症状を呈したFAPの女性例を経験した。本例に対して頭部検査や心理検査などの詳細な検討も行い,その結果FAPの精神症状を検討する上で興味ある所見が得られたので,若干の考察を加えて報告する。
プロトンポンプ阻害剤により異常行動が出現した前頭側頭型痴呆の1例
著者: 澤井麻好 , 斎藤浩 , 米澤治文 , 宮坂国光 , 中村研 , 古庄立弥 , 三宅典恵 , 高畑紳一 , 大田垣洋子
ページ範囲:P.1013 - P.1015
はじめに
プロトンポンプ阻害剤(proton pump inhibitor;PPI)は,現在使用し得る最も強力な胃酸分泌抑制薬であり,胃潰瘍,十二指腸潰瘍,逆流性食道炎などの患者に広く用いられている。一般に重篤な副作用の発現頻度はきわめて低く,ヒスタミンH2受容体拮抗薬と比べ精神症状の発現は少ないといわれている4)。今回我々は,前頭側頭型痴呆の患者にPPIであるlansoprazoleを投与したことにより易怒性,異常行動が出現した症例を経験したので報告する。
資料
新潟県中越地震・東京都こころのケア医療救護チームの活動―震災被災地での初期精神保健活動の実際
著者: 菅原誠 , 福田達矢 , 坂井俊之 , 熊谷直樹 , 野津眞 , 川関和俊
ページ範囲:P.1017 - P.1024
はじめに
2004年10月23日17時56分に新潟県川口町を震源とするM6.8震度7の地震が発生した。その後も長期にわたり震度5~6の強い余震が新潟県中越地方に頻発し,40名が死亡し,3,000名近くが負傷し,現在も多くの被災者が不自由な生活を余儀なくされている。我々は「東京都こころのケア医療救護チーム」として,新潟県からの要請を受けて第1次隊として10月28日より11月11日まで魚沼市旧堀之内町地域(11月1日に町村合併により魚沼市が成立。以下,堀之内町地域と記載)で災害時地域精神保健医療活動を行った。活動期間が約2週間と短期であり,対象地域も限られてはいるが,現在も行われている支援についてのあり方を考える機会となり,また,今後中長期的な支援に入る方々の参考になることを期待して,被災者の被災後間もないという心理状態を考慮して比較対照を用いた調査や検討などは行っていないが,速報として我々の活動を報告したいと考えた。また,1995年1月17日早朝に起こった阪神・淡路大震災が記憶に新しいところであり,その時の支援活動をもとに地震等大規模災害被災地でのメンタルヘルスケアのあり方について論じられてきた。今回の震災はその議論の成果が試される場と思える。阪神・淡路大震災での支援活動と比較し,若干の考察を行いたい。
紹介
フランス・パリのロベール・デュブレ小児病院児童青年精神科
著者: 野村陽平 , 島内智子
ページ範囲:P.1025 - P.1031
はじめに
2004年9月20日,筆者が所属する私的な精神科医の勉強会である小倉金曜会4,6)の諸先生方とともに,フランス・パリ19区にあるロベール・デュブレ小児病院の児童青年精神科を訪ねる機会を得た。
日本では,深刻な少子化問題が進む中で,近年不登校,児童虐待,いじめ,家庭内暴力,薬物乱用,触法問題など,子どもの「心」の問題が急増し,世間でも取り沙汰され,そうした子どもたちへのケアが重要視されるようになってきている。それにもかかわらず,日本の精神医学の中で,児童青年精神科医療は特に発展の遅れが目立つ。大学医学部の講座に児童青年精神医学は存在せず12),児童青年期の精神障害に対して的確に診断をし,治療プログラムを組み,家族やコメディカルに説明できる専門医は明らかに少ない。もちろん専門外来を掲げているところは幾つかあるが,それぞれの地域で継続的な治療を全うするのは困難なのが実情である。
北九州市の単科精神科病院に勤務している筆者にとっては,児童青年期の精神的な問題で診断や治療に自信が持てない場合,紹介できるところが近辺に少なく,北九州市子ども総合センターか北九州市立総合療育センターに限られる。しかしそういう専門医療機関は,スタッフが少ない反面,需要は多く,受診までに相当な日数がかかることがほとんどである。わが国のどこの地域でも,児童青年期の精神科治療に関しては大同小異ではないだろうか。今回パリの小児病院の児童青年精神科を訪ねたのは,以上のような現状を日々感じている中で,フランスでの児童青年精神科医療がどのようになされているかを見聞するためでもあった。
参加者は,伊藤正敏(和光病院),森山成杉(八幡厚生病院),脇元安(脇元クリニック),井本浩之(井本クリニック),小林義春(サクラクリニック),倉重真明(倉重クリニック),太田喜久子(寺町クリニック),奥田信子(小郡まきはら病院),下中野大人(行橋記念病院),柴原浩(同前)の諸先生と筆者の11人である。また2004年10月からフランス政府給費留学生として同科で研修することになっている,共著者の島内が通訳の労をとった(図1)。
今回の訪問先である児童青年精神科教授Marie-Christine Mouren女史と一行の中の森山は,森山が以前フランス留学中Mouren教授の父に師事して以来の知己であり,今回の訪問もそれがもとになっている。
当日は,Mouren教授とMarie-France Le Heuzey助教授から教室の概要の説明を受け,そのあと病棟などを一つひとつていねいに隅々まで見学した。最後に作業療法室でスタッフ手製のケーキをいただきながら,質疑応答の場が持たれた。
私のカルテから
非定型抗精神病薬に治療抵抗性であった幻視に対して塩酸ドネペジルが奏効したレビー小体型痴呆の1症例
著者: 笠原恭輔
ページ範囲:P.1033 - P.1034
はじめに
レビー小体型痴呆(Dementia with Lewy bodies;DLB)は変性性痴呆疾患の中ではアルツハイマー病(Alzheimer's disease;AD)に次いで多くみられる疾患と考えられている。DLBの1つの特徴としてありありとした幻視が挙げられる。今回,錐体外路症状を惹起しにくいと言われている非定型抗精神病薬に対して治療抵抗性であったが,donepezil hydrochlorideを使用することによって幻視が改善した1例を経験したので報告する。
書評
現代の子どもと強迫性障害 フリーアクセス
著者: 山内俊雄
ページ範囲:P.1037 - P.1037
子どもで強迫性障害がみられることは,さほど稀なことではないし,「固執」「こだわり」「反復」「常同」といった現象まで広く含めれば,強迫類縁の行動は,より一般的にみられる現象といえよう。それでは,子どもでみられるこのような現象は,大人の強迫性障害とどのように違うのか,子どもでみられる固執やこだわりは,強迫性障害に結びつくのか,あるいは,「現代の子どもと」とあえて書名に冠した意図はどこにあるのかなどなどの疑問が,この本を読む前に頭をよぎる。
実は,これらの疑問に,監修者の中根晃の序文が適切に答えている。「現代の日本での子どもの強迫現象は(外国や古い時代の子どもとは)その成立過程で微妙に違っているのではないだろうか」「強迫性障害は自閉症スペクトラムやADHDのような発達障害と違って病態とその症状の中心は成人期の病像である」「したがって,……まず,成人期の強迫性障害を極め,その上で強迫性障害における最近の神経病理学的所見を適正なバランスをもって記述することが重要である」「(その際)診断基準を軸に機能を記述することとなる。(その機能とは)ある時には社会的機能であり,ある時には神経生理学的機能である」
PTSD治療ガイドライン―エビデンスに基づいた治療戦略 フリーアクセス
著者: 中川誠秀
ページ範囲:P.1039 - P.1039
本書は国際トラウマティック・ストレス学会理事会が設置した「PTSD(外傷後ストレス障害)治療ガイドライン特別作業班」により作成されたものである。その領域のエキスパートにより作業班が組織され,PTSDの治療方法が9種に大別され(心理的デブリーフィング,認知行動療法,薬物療法,児童思春期の治療,眼球運動による脱感作と再処理法,集団療法,力動的精神療法,夫婦療法と家族療法,芸術療法),さらに,おのおのの項目に関し,第Ⅰ部では網羅的文献レビユーによる治療へのアプローチ,第Ⅱ部では治療ガイドラインとして構成され,詳述されている。そのため,多忙な臨床家が治療の全体像を鳥瞰する際に大いに役立つ。PTSDとは,今や衆知の用語となった。PTSDに関連する学術的研究は,Medlineで検索するとReviewでも1,424例,総計9,509例(2005年6月20日)と多数検索され,世界的・時事的なテーマであることがわかる。
本邦でも,破壊的・ショッキングな事件として,阪神・淡路大震災,オウム地下鉄サリン事件,新潟県中越地震と印象に新しく,さらにDV(Domestic Violence),その他の犯罪(ストーカー,性的犯罪など)被害者への精神的ケアに対する社会的な要請を背景に,2002年3月に日本トラウマティック・ストレス学会が設立された。本書の訳者はその学会の重鎮であり,PTSD研究で著名な飛鳥井望氏を初めとした,東京都精神医学研究所のメンバーである。
拘置所と刑務所における精神科医療サービス(第2版)―米国精神医学会タスクフォースレポート フリーアクセス
著者: 西山詮
ページ範囲:P.1041 - P.1041
アメリカ精神医学会(APA)は多方面にわたって活躍している。議会に出向いて活発にロビー活動をし,裁判所に対しては法廷の友書簡(amicus curiae brief)を送って精神科医療における守秘義務の重要性を論じ,規模の大きなタスクフォース(委員長R Spitzer)を構成してDSM-Ⅲを作成し,非常事態(たとえばヒンクリー事件)に際しては精鋭数人からなるタスクフォース(委員長H Roth)を発足させ,迅速な仕事によりAPAの声明文を作成し,学会の見解を世に問うことができた。この書も6人の精鋭からなるタスクフォース(委員長HC Weinstein)の報告書で,矯正施設における精神科医療のあるべき姿を,法務省に任せきりにせず,現実を見据えて述べたものである。
この報告書がすぐに役に立つのは拘置所と刑務所に勤める精神科医であろうが,そればかりでなくおよそ強制的環境(措置入院,医療保護入院)において行われる精神科医療に携わるあらゆるスタッフにものを考えさせる。特に,措置入院患者に対する医療行為は権力的作用による強制的措置管理のもとで行われるのであり,公権力の行使とみなされている。そして今年から施行される予定の「心神喪失者等医療観察法」の下に行われる医療行為もそうである。精神保健福祉法および上記新法下の多少とも強制的な治療に参加するスタッフにとって,重要なガイドラインを本書は提供するに違いない。
基本情報
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特集 学校で精神疾患を「自分のこと」として教育する
64巻8号(2022年8月発行)
特集 ジェンダーをめぐる諸課題を理解する
64巻7号(2022年7月発行)
特集 Withコロナ時代の精神医学教育の進歩—卒前教育から生涯教育まで
64巻6号(2022年6月発行)
特集 認知症診療の新潮流—近未来の認知症診療に向けて
64巻5号(2022年5月発行)
増大号特集 精神科診療のピットフォール
64巻4号(2022年4月発行)
特集 家族支援を考える
64巻3号(2022年3月発行)
特集 精神神経疾患の治療とQOL
64巻2号(2022年2月発行)
特集 精神科におけるオンライン診療
64巻1号(2022年1月発行)
特集 超高齢期の精神疾患
63巻12号(2021年12月発行)
特集 うつ病のニューロモデュレーション治療の新展開
63巻11号(2021年11月発行)
特集 「実感と納得」に向けた病気と治療の伝え方
63巻10号(2021年10月発行)
特集 統合失調症の心理社会的治療—どのように使い分け,効果を最大化するか
63巻9号(2021年9月発行)
特集 産業精神保健の現状と課題
63巻8号(2021年8月発行)
特集 認知症診療における精神科医の役割を再考する
63巻7号(2021年7月発行)
特集 自殺の現状と予防対策—COVID-19の影響も含めて
63巻6号(2021年6月発行)
特集 強迫についてあらためて考える
63巻5号(2021年5月発行)
増大号特集 精神科クリニカル・パール—先達に学ぶ
63巻4号(2021年4月発行)
特集 精神医療に関する疫学のトピック—記述疫学,リスク研究からコホート研究まで
63巻3号(2021年3月発行)
特集 サイコーシスとは何か—概念,病態生理,診断・治療における意義
63巻2号(2021年2月発行)
特集 いじめと精神医学
63巻1号(2021年1月発行)
特集 新型コロナウイルス感染症ただなかの精神医療
62巻12号(2020年12月発行)
特集 身体症状症の病態と治療—器質因がはっきりしない身体症状をどう扱うか?
62巻11号(2020年11月発行)
特集 若年性認知症の疫学・臨床・社会支援
62巻10号(2020年10月発行)
特集 精神科臨床における共同意思決定(SDM)
62巻9号(2020年9月発行)
特集 周産期メンタルヘルスの今
62巻8号(2020年8月発行)
特集 精神科医療における病名告知—伝えるか,伝えるべきでないか?伝えるなら,いつ,どのように伝えるか?
62巻7号(2020年7月発行)
特集 「大人の発達障害」をめぐる最近の動向
62巻6号(2020年6月発行)
特集 精神科診断分類の背景にある考え方
62巻5号(2020年5月発行)
増大号特集 精神科診療のエビデンス—国内外の重要ガイドライン解説
62巻4号(2020年4月発行)
特集 ベンゾジアゼピン受容体作動薬の問題点と適正使用
62巻3号(2020年3月発行)
特集 精神医学・医療の未来を拓く人材育成
62巻2号(2020年2月発行)
特集 発達障害と認知症をめぐって
62巻1号(2020年1月発行)
特集 SUN☺D臨床試験のインパクト—日本初の医師主導型抗うつ薬大規模臨床試験から学ぶ
61巻12号(2019年12月発行)
特集 精神疾患における病識・疾病認識—治療における意義
61巻11号(2019年11月発行)
特集 医療現場での怒り—どのように評価しどのように対応するべきか
61巻10号(2019年10月発行)
特集 トラウマインフォームドケアと小児期逆境体験
61巻9号(2019年9月発行)
特集 高齢者の精神科救急・急性期医療
61巻8号(2019年8月発行)
特集 光と精神医学
61巻7号(2019年7月発行)
特集 今再び問う,内因性精神疾患と心因性精神疾患の概念
61巻6号(2019年6月発行)
特集 マインドフルネス療法は他の精神療法と何が違うのか?
61巻5号(2019年5月発行)
特集 精神医学における主観と主体
61巻4号(2019年4月発行)
特集 統合失調症の治療ゴールをめぐって
61巻3号(2019年3月発行)
特集 ICD-11のチェックポイント
61巻2号(2019年2月発行)
オピニオン パーソナリティ障害の現在
61巻1号(2019年1月発行)
特集 高齢者のメンタルヘルス
60巻12号(2018年12月発行)
特集 精神科臨床から何を学び,何を継承し,精神医学を改革・改良できたか(Ⅱ)
60巻11号(2018年11月発行)
特集 精神科臨床から何を学び,何を継承し,精神医学を改革・改良できたか(Ⅰ)
60巻10号(2018年10月発行)
特集 こころの発達の問題に関する“古典”をふりかえる
60巻9号(2018年9月発行)
特集 不眠症の治療と睡眠薬
60巻8号(2018年8月発行)
特集 作業療法を活用するには
60巻7号(2018年7月発行)
特集 双極Ⅱ型をめぐる諸問題
60巻6号(2018年6月発行)
特集 医療・医学の課題としての身体合併症
60巻5号(2018年5月発行)
特集 サイコオンコロジー
60巻4号(2018年4月発行)
特集 精神科診療におけるてんかん
60巻3号(2018年3月発行)
特集 せん妄をめぐる最近の動向
60巻2号(2018年2月発行)
特集 多様なアディクションとその対応
60巻1号(2018年1月発行)
特集 Research Domain Criteria(RDoC)プロジェクトの目指す新たな精神医学診断・評価システム
59巻12号(2017年12月発行)
特集 「統合失調症」再考(Ⅱ)
59巻11号(2017年11月発行)
特集 「統合失調症」再考(Ⅰ)
59巻10号(2017年10月発行)
59巻9号(2017年9月発行)
特集 精神疾患の生物学的診断指標—現状と開発研究の展望
59巻8号(2017年8月発行)
特集 国連障害者権利条約と権利ベースのアプローチ
59巻7号(2017年7月発行)
特集 MRIのT2・FLAIR画像での白質高信号の意味を読み解く
59巻6号(2017年6月発行)
特集 精神医学と睡眠学の接点
59巻5号(2017年5月発行)
特集 認知行動療法の現在とこれから—医療現場への普及と質の確保に向けて
59巻4号(2017年4月発行)
特集 改正道路交通法と医療の視点
59巻3号(2017年3月発行)
特集 ADHDをめぐる最近の動向
59巻2号(2017年2月発行)
オピニオン 精神科医にとっての薬物療法の意味
59巻1号(2017年1月発行)
特集 インターネット依存の現在
58巻12号(2016年12月発行)
58巻11号(2016年11月発行)
特集 認知症の人の認知機能障害,生活障害,行動・心理症状の構造
58巻10号(2016年10月発行)
58巻9号(2016年9月発行)
特集 精神科臨床にみる家庭・家族の現在—何が変わり何が変わらないのか?
58巻8号(2016年8月発行)
58巻7号(2016年7月発行)
特集 精神疾患の予防と早期治療アップデート
58巻6号(2016年6月発行)
58巻5号(2016年5月発行)
特集 成人の自閉スペクトラム症とライフステージの課題
58巻4号(2016年4月発行)
58巻3号(2016年3月発行)
58巻2号(2016年2月発行)
特集 妊娠・出産・育児とメンタルヘルスケア
58巻1号(2016年1月発行)
特集 社会認知研究の最近の動向
57巻12号(2015年12月発行)
57巻11号(2015年11月発行)
シンポジウム 家族と当事者からみた精神科医療・精神医学
57巻10号(2015年10月発行)
特集 精神医学と神経学の境界領域—最近のトピックスから
57巻9号(2015年9月発行)
特集 統合失調症の認知機能障害の臨床的意義
57巻8号(2015年8月発行)
オピニオン DSM-5—私はこう思う
57巻7号(2015年7月発行)
特集 自殺対策の現状
57巻6号(2015年6月発行)
57巻5号(2015年5月発行)
57巻4号(2015年4月発行)
特集 リエゾン精神医学の現状と今後の展望(Ⅱ)
57巻3号(2015年3月発行)
特集 リエゾン精神医学の現状と今後の展望(Ⅰ)
57巻2号(2015年2月発行)
57巻1号(2015年1月発行)
特集 今後の産業精神保健の課題—近年の行政施策の動向をふまえて
56巻12号(2014年12月発行)
56巻11号(2014年11月発行)
56巻10号(2014年10月発行)
特集 良質かつ適切な医療の提供—改正精神保健福祉法41条の具体化
56巻9号(2014年9月発行)
特集 うつ病の早期介入,予防(Ⅱ)
56巻8号(2014年8月発行)
特集 うつ病の早期介入,予防(Ⅰ)
56巻7号(2014年7月発行)
56巻6号(2014年6月発行)
56巻5号(2014年5月発行)
特集 大学生とメンタルヘルス―保健管理センターのチャレンジ
56巻4号(2014年4月発行)
56巻3号(2014年3月発行)
56巻2号(2014年2月発行)
56巻1号(2014年1月発行)
55巻12号(2013年12月発行)
55巻11号(2013年11月発行)
特集 アンチスティグマ活動の新しい転機Ⅱ
55巻10号(2013年10月発行)
特集 アンチスティグマ活動の新しい転機Ⅰ
55巻9号(2013年9月発行)
オピニオン 精神科医にとっての精神療法の意味
55巻8号(2013年8月発行)
特集 職場のメンタルヘルスと復職支援─その効果的な利用のために
55巻7号(2013年7月発行)
55巻6号(2013年6月発行)
55巻5号(2013年5月発行)
55巻4号(2013年4月発行)
55巻3号(2013年3月発行)
特集 SST最近の進歩と広がり
55巻2号(2013年2月発行)
55巻1号(2013年1月発行)
54巻12号(2012年12月発行)
54巻11号(2012年11月発行)
特集 アルコール・薬物関連障害
54巻10号(2012年10月発行)
特集 医療法に基づく精神疾患の地域医療計画策定
54巻9号(2012年9月発行)
54巻8号(2012年8月発行)
54巻7号(2012年7月発行)
54巻6号(2012年6月発行)
54巻5号(2012年5月発行)
54巻4号(2012年4月発行)
オピニオン マインドフルネス/アクセプタンス認知行動療法と森田療法
54巻3号(2012年3月発行)
オピニオン 認知症の終末期医療の対応:現状と課題―尊厳をどう守るか
54巻2号(2012年2月発行)
特集 障害者権利条約批准に係る国内法の整備:今後の精神科医療改革への萌芽
54巻1号(2012年1月発行)
53巻12号(2011年12月発行)
シンポジウム 精神医学研究の到達点と展望
53巻11号(2011年11月発行)
特集 震災時の避難大作戦:精神科編
53巻10号(2011年10月発行)
特集 裁判員制度と精神鑑定
53巻9号(2011年9月発行)
53巻8号(2011年8月発行)
特集 性同一性障害(GID)
53巻7号(2011年7月発行)
53巻6号(2011年6月発行)
53巻5号(2011年5月発行)
特集 成人てんかんの国際分類と医療の現状
53巻4号(2011年4月発行)
シンポジウム 気分障害の生物学的研究の最新動向─DSM,ICD改訂に向けて
53巻3号(2011年3月発行)
53巻2号(2011年2月発行)
特集 統合失調症の予後改善に向けての新たな戦略
53巻1号(2011年1月発行)
52巻12号(2010年12月発行)
52巻11号(2010年11月発行)
52巻10号(2010年10月発行)
特集 高次脳機能障害をめぐって
52巻9号(2010年9月発行)
52巻8号(2010年8月発行)
52巻7号(2010年7月発行)
52巻6号(2010年6月発行)
52巻5号(2010年5月発行)
特集 児童期における精神疾患の非定型性―成人期の精神疾患と対比して
52巻4号(2010年4月発行)
特集 内因性精神疾患の死後脳研究
52巻3号(2010年3月発行)
特集 総合病院精神科衰退の危機と総合病院精神医学会の果たすべき役割
52巻2号(2010年2月発行)
52巻1号(2010年1月発行)
51巻12号(2009年12月発行)
51巻11号(2009年11月発行)
特集 現代の自殺をめぐる話題
51巻10号(2009年10月発行)
特集 若年性認知症をめぐる諸問題
51巻9号(2009年9月発行)
51巻8号(2009年8月発行)
51巻7号(2009年7月発行)
特集 精神疾患と睡眠マネージメント―最新の知見
51巻6号(2009年6月発行)
51巻5号(2009年5月発行)
51巻4号(2009年4月発行)
シンポジウム うつ病と自殺に医師はどう対応するのか―医師臨床研修並びに生涯研修における精神科の役割
51巻3号(2009年3月発行)
特集 社会脳をめぐって
51巻2号(2009年2月発行)
シンポジウム 統合失調症の脳科学
51巻1号(2009年1月発行)
50巻12号(2008年12月発行)
特集 Assertive Community Treatment(ACT)は日本の地域精神医療の柱になれるか?
50巻11号(2008年11月発行)
50巻10号(2008年10月発行)
50巻9号(2008年9月発行)
50巻8号(2008年8月発行)
特集 成人期のアスペルガー症候群・Ⅱ
50巻7号(2008年7月発行)
特集 成人期のアスペルガー症候群・Ⅰ
50巻6号(2008年6月発行)
特集 疲労と精神障害―ストレス-疲労-精神障害について
50巻5号(2008年5月発行)
50巻4号(2008年4月発行)
50巻3号(2008年3月発行)
特集 精神疾患に対する早期介入の現状と将来
50巻2号(2008年2月発行)
50巻1号(2008年1月発行)
特集 精神医学的コミュニケーションとは何か―精神科専門医を目指す人のために
49巻12号(2007年12月発行)
49巻11号(2007年11月発行)
シンポジウム ストレスと精神生物学―新しい診断法を目指して
49巻10号(2007年10月発行)
49巻9号(2007年9月発行)
特集 「緩和ケアチーム」―精神科医に期待すること,精神科医ができること
49巻8号(2007年8月発行)
49巻7号(2007年7月発行)
特集 レビー小体型認知症をめぐって
49巻6号(2007年6月発行)
49巻5号(2007年5月発行)
特集 睡眠と精神医学:「睡眠精神医学」の推進
49巻4号(2007年4月発行)
49巻3号(2007年3月発行)
特集 統合失調症と感情障害の補助診断法の最近の進歩
49巻2号(2007年2月発行)
49巻1号(2007年1月発行)
シンポジウム 児童思春期の攻撃性・衝動性の理解と援助-ライフサイクルの視点から考える
48巻12号(2006年12月発行)
シンポジウム 気分障害治療の新たな展開
48巻11号(2006年11月発行)
48巻10号(2006年10月発行)
48巻9号(2006年9月発行)
特集 新医師臨床研修制度に基づく精神科ローテート研修の評価
48巻8号(2006年8月発行)
48巻7号(2006年7月発行)
48巻6号(2006年6月発行)
特集 オグメンテーション療法か,多剤併用療法か
48巻5号(2006年5月発行)
シンポジウム MCIとLNTDをめぐって
48巻4号(2006年4月発行)
48巻3号(2006年3月発行)
特集 災害精神医学の10年―経験から学ぶ
48巻2号(2006年2月発行)
48巻1号(2006年1月発行)
47巻12号(2005年12月発行)
シンポジウム 精神医療システムの改革:その理念とエビデンス
47巻11号(2005年11月発行)
特集 電気けいれん療法
47巻10号(2005年10月発行)
47巻9号(2005年9月発行)
47巻8号(2005年8月発行)
特集 リエゾン精神医学の現状と課題
47巻7号(2005年7月発行)
47巻6号(2005年6月発行)
47巻5号(2005年5月発行)
47巻4号(2005年4月発行)
47巻3号(2005年3月発行)
47巻2号(2005年2月発行)
特集 時代による精神疾患の病像変化
47巻1号(2005年1月発行)
46巻12号(2004年12月発行)
46巻11号(2004年11月発行)
46巻10号(2004年10月発行)
特集 精神科医療における介護保険制度
46巻9号(2004年9月発行)
46巻8号(2004年8月発行)
シンポジウム 精神障害治療の新展開
46巻7号(2004年7月発行)
46巻6号(2004年6月発行)
特集 精神科医療における危機介入
46巻5号(2004年5月発行)
46巻4号(2004年4月発行)
46巻3号(2004年3月発行)
46巻2号(2004年2月発行)
46巻1号(2004年1月発行)
特集 臨床心理技術者の国家資格化についての主張
45巻12号(2003年12月発行)
特集 統合失調症と認知機能―最近の話題
45巻11号(2003年11月発行)
特集 ICFと精神医学
45巻10号(2003年10月発行)
特集 新医師臨床研修制度における精神科研修はどうあるべきか
45巻9号(2003年9月発行)
45巻8号(2003年8月発行)
シンポジウム 痴呆症とパーキンソン病研究の新展開―原因分子の発見をてがかりとして
45巻7号(2003年7月発行)
45巻6号(2003年6月発行)
特集 統合失調症とは何か―Schizophrenia概念の変遷
45巻5号(2003年5月発行)
45巻4号(2003年4月発行)
特集 新医師臨床研修制度の課題―求められる医師像と精神科卒後教育の役割
45巻3号(2003年3月発行)
特集 ひきこもりの病理と診断・治療
45巻2号(2003年2月発行)
45巻1号(2003年1月発行)
44巻12号(2002年12月発行)
シンポジウム WHO精神保健レポートと日本の課題
44巻11号(2002年11月発行)
特集 精神疾患の脳画像解析と臨床応用の将来
44巻10号(2002年10月発行)
44巻9号(2002年9月発行)
44巻8号(2002年8月発行)
特集 精神疾患と認知機能
44巻7号(2002年7月発行)
特別企画 WPA 2002 横浜大会に期待する
44巻6号(2002年6月発行)
特集 司法精神医学の今日的課題
44巻5号(2002年5月発行)
44巻4号(2002年4月発行)
44巻3号(2002年3月発行)
特集 新しい向精神薬の薬理・治療
44巻2号(2002年2月発行)
44巻1号(2002年1月発行)
43巻12号(2001年12月発行)
43巻11号(2001年11月発行)
特集 青少年犯罪と精神医学
43巻10号(2001年10月発行)
シンポジウム 精神分裂病の心理社会的治療の進歩
43巻9号(2001年9月発行)
43巻8号(2001年8月発行)
43巻7号(2001年7月発行)
43巻6号(2001年6月発行)
特集 社会構造の変化と高齢者問題
43巻5号(2001年5月発行)
特別企画 薬物依存者に対する精神保健・精神科医療体制
43巻4号(2001年4月発行)
43巻3号(2001年3月発行)
43巻2号(2001年2月発行)
特集 今,なぜ病跡学か
43巻1号(2001年1月発行)
42巻12号(2000年12月発行)
シンポジウム ライフサイクルと睡眠障害
42巻11号(2000年11月発行)
42巻10号(2000年10月発行)
特集 職場の精神保健
42巻9号(2000年9月発行)
42巻8号(2000年8月発行)
42巻7号(2000年7月発行)
42巻6号(2000年6月発行)
42巻5号(2000年5月発行)
特集 精神疾患の発病規定因子
42巻4号(2000年4月発行)
42巻3号(2000年3月発行)
特別企画 精神医学,医療の将来
42巻2号(2000年2月発行)
シンポジウム 新しい精神医学の構築—21世紀への展望
42巻1号(2000年1月発行)
41巻12号(1999年12月発行)
特集 児童精神科医療の課題
41巻11号(1999年11月発行)
41巻10号(1999年10月発行)
41巻9号(1999年9月発行)
41巻8号(1999年8月発行)
41巻7号(1999年7月発行)
41巻6号(1999年6月発行)
特集 治療抵抗性の精神障害とその対応
41巻5号(1999年5月発行)
41巻4号(1999年4月発行)
41巻3号(1999年3月発行)
41巻2号(1999年2月発行)
41巻1号(1999年1月発行)
特集 記憶障害の臨床
40巻12号(1998年12月発行)
シンポジウム がん,臓器移植とリエゾン精神医学—チーム医療における心のケア
40巻11号(1998年11月発行)
40巻10号(1998年10月発行)
40巻9号(1998年9月発行)
40巻8号(1998年8月発行)
シンポジウム 災害のもたらすもの—阪神・淡路大震災復興期のメンタルヘルス
40巻7号(1998年7月発行)
40巻6号(1998年6月発行)
40巻5号(1998年5月発行)
特集 アジアにおける最近の精神医学事情
40巻4号(1998年4月発行)
40巻3号(1998年3月発行)
40巻2号(1998年2月発行)
特集 精神病像を伴う躁うつ病および分裂感情障害の位置づけ—生物学的マーカーと診断・治療
40巻1号(1998年1月発行)
39巻12号(1997年12月発行)
39巻11号(1997年11月発行)
特集 精神科における合理的薬物選択アルゴリズム
39巻10号(1997年10月発行)
39巻9号(1997年9月発行)
39巻8号(1997年8月発行)
シンポジウム スーパービジョンとコンサルテーション—地域精神医療の方法
39巻7号(1997年7月発行)
39巻6号(1997年6月発行)
39巻5号(1997年5月発行)
特集 学校精神保健—教育との連携の実際
39巻4号(1997年4月発行)
39巻3号(1997年3月発行)
39巻2号(1997年2月発行)
39巻1号(1997年1月発行)
38巻12号(1996年12月発行)
シンポジウム 痴呆の薬物療法の最前線—向知性薬の臨床と基礎
38巻11号(1996年11月発行)
特集 精神医学における分子生物学的研究
38巻10号(1996年10月発行)
38巻9号(1996年9月発行)
38巻8号(1996年8月発行)
38巻7号(1996年7月発行)
38巻6号(1996年6月発行)
38巻5号(1996年5月発行)
特集 精神病理学の方法論—記述か計量か
38巻4号(1996年4月発行)
38巻3号(1996年3月発行)
38巻2号(1996年2月発行)
38巻1号(1996年1月発行)
37巻12号(1995年12月発行)
37巻11号(1995年11月発行)
37巻10号(1995年10月発行)
37巻9号(1995年9月発行)
37巻8号(1995年8月発行)
特集 外来精神科医療の現状と課題
37巻7号(1995年7月発行)
特集 阪神・淡路大震災—現場からの報告
37巻6号(1995年6月発行)
37巻5号(1995年5月発行)
37巻4号(1995年4月発行)
37巻3号(1995年3月発行)
37巻2号(1995年2月発行)
37巻1号(1995年1月発行)
特集 分裂病者の社会復帰—新しい展開
36巻12号(1994年12月発行)
シンポジウム アルツハイマー型痴呆の診断をめぐって
36巻11号(1994年11月発行)
36巻10号(1994年10月発行)
36巻9号(1994年9月発行)
36巻8号(1994年8月発行)
36巻7号(1994年7月発行)
36巻6号(1994年6月発行)
特集 精神医学と生物科学のクロストーク
36巻5号(1994年5月発行)
特集 精神疾患の新しい診断分類
36巻4号(1994年4月発行)
36巻3号(1994年3月発行)
36巻2号(1994年2月発行)
36巻1号(1994年1月発行)
特集 精神科治療の奏効機序
35巻12号(1993年12月発行)
35巻11号(1993年11月発行)
35巻10号(1993年10月発行)
35巻9号(1993年9月発行)
35巻8号(1993年8月発行)
シンポジウム 精神障害者の権利と能力—精神医学的倫理のジレンマ
35巻7号(1993年7月発行)
35巻6号(1993年6月発行)
35巻5号(1993年5月発行)
35巻4号(1993年4月発行)
特集 現代日本の社会精神病理
35巻3号(1993年3月発行)
35巻2号(1993年2月発行)
特集 加齢に関する精神医学的な問題
35巻1号(1993年1月発行)
34巻12号(1992年12月発行)
特集 精神科領域におけるインフォームド・コンセント
34巻11号(1992年11月発行)
34巻10号(1992年10月発行)
34巻9号(1992年9月発行)
34巻8号(1992年8月発行)
特集 薬物依存の臨床
34巻7号(1992年7月発行)
34巻6号(1992年6月発行)
34巻5号(1992年5月発行)
34巻4号(1992年4月発行)
34巻3号(1992年3月発行)
シンポジウム 境界例の診断と治療
34巻2号(1992年2月発行)
34巻1号(1992年1月発行)
33巻12号(1991年12月発行)
特集 不安の病理
33巻11号(1991年11月発行)
33巻10号(1991年10月発行)
33巻9号(1991年9月発行)
33巻8号(1991年8月発行)
33巻7号(1991年7月発行)
33巻6号(1991年6月発行)
33巻5号(1991年5月発行)
33巻4号(1991年4月発行)
33巻3号(1991年3月発行)
33巻2号(1991年2月発行)
特集 精神科領域におけるレセプター機能の研究の進歩
33巻1号(1991年1月発行)
32巻12号(1990年12月発行)
シンポジウム 「うつ」と睡眠
32巻11号(1990年11月発行)
32巻10号(1990年10月発行)
32巻9号(1990年9月発行)
32巻8号(1990年8月発行)
特集 精神疾患の現代的病像をめぐって
32巻7号(1990年7月発行)
32巻6号(1990年6月発行)
特集 精神分裂病の生物学的研究
32巻5号(1990年5月発行)
32巻4号(1990年4月発行)
32巻3号(1990年3月発行)
特集 向精神薬の見逃されやすい副作用と対策
32巻2号(1990年2月発行)
32巻1号(1990年1月発行)
31巻12号(1989年12月発行)
31巻11号(1989年11月発行)
31巻10号(1989年10月発行)
シンポジウム 精神障害者の責任能力
31巻9号(1989年9月発行)
31巻8号(1989年8月発行)
31巻7号(1989年7月発行)
31巻6号(1989年6月発行)
特集 現代社会と家族—諸病態との関連から
31巻5号(1989年5月発行)
31巻4号(1989年4月発行)
31巻3号(1989年3月発行)
31巻2号(1989年2月発行)
31巻1号(1989年1月発行)
特集 サーカディアンリズム—基礎から臨床へ
30巻12号(1988年12月発行)
30巻11号(1988年11月発行)
シンポジウム 痴呆とパーキンソニズム
30巻10号(1988年10月発行)
30巻9号(1988年9月発行)
特集 世界の精神科医療の動向
30巻8号(1988年8月発行)
30巻7号(1988年7月発行)
30巻6号(1988年6月発行)
シンポジウム 地域ケアと精神保健
30巻5号(1988年5月発行)
30巻4号(1988年4月発行)
創刊30周年記念特集 精神医学—最近の進歩 第2部
30巻3号(1988年3月発行)
創刊30周年記念特集 精神医学—最近の進歩 第1部
30巻2号(1988年2月発行)
30巻1号(1988年1月発行)
29巻12号(1987年12月発行)
特集 躁うつ病とセロトニン
29巻11号(1987年11月発行)
29巻10号(1987年10月発行)
29巻9号(1987年9月発行)
29巻8号(1987年8月発行)
29巻7号(1987年7月発行)
29巻6号(1987年6月発行)
29巻5号(1987年5月発行)
29巻4号(1987年4月発行)
29巻3号(1987年3月発行)
29巻2号(1987年2月発行)
29巻1号(1987年1月発行)
特集 老年精神医学
28巻12号(1986年12月発行)
28巻11号(1986年11月発行)
特集 脳の働きと心―大脳の機能をめぐって
28巻10号(1986年10月発行)
28巻9号(1986年9月発行)
28巻8号(1986年8月発行)
28巻7号(1986年7月発行)
28巻6号(1986年6月発行)
28巻5号(1986年5月発行)
28巻4号(1986年4月発行)
28巻3号(1986年3月発行)
28巻2号(1986年2月発行)
特集 現代の子供—心身の発達とその病理—東京都精神医学総合研究所 第13回シンボジウムから
28巻1号(1986年1月発行)
27巻12号(1985年12月発行)
特集 摂食障害の心理と治療
27巻11号(1985年11月発行)
27巻10号(1985年10月発行)
27巻9号(1985年9月発行)
27巻8号(1985年8月発行)
27巻7号(1985年7月発行)
27巻6号(1985年6月発行)
特集 前頭葉の神経心理学
27巻5号(1985年5月発行)
特集 精神分裂病の成因と治療—東京都精神医学総合研究所 第12回シンポジウムから
27巻4号(1985年4月発行)
27巻3号(1985年3月発行)
27巻2号(1985年2月発行)
特集 睡眠時無呼吸症候群(Sleep Apnea Syndrome)―その病態と臨床
27巻1号(1985年1月発行)
26巻12号(1984年12月発行)
26巻11号(1984年11月発行)
26巻10号(1984年10月発行)
26巻9号(1984年9月発行)
26巻8号(1984年8月発行)
26巻7号(1984年7月発行)
特集 側頭葉障害における言語症状
26巻6号(1984年6月発行)
26巻5号(1984年5月発行)
26巻4号(1984年4月発行)
26巻3号(1984年3月発行)
26巻2号(1984年2月発行)
特集 DSM-III—その有用性と問題点
26巻1号(1984年1月発行)
特集 精神疾患に対する神経内分泌的アプローチ
25巻12号(1983年12月発行)
特集 カルバマゼピンの向精神作用
25巻11号(1983年11月発行)
25巻10号(1983年10月発行)
特集 少年非行の心理と病理—東京都精神医学総合研究所 第11回シンポジウムから
25巻9号(1983年9月発行)
25巻8号(1983年8月発行)
特集 児童精神医学の現状と将来—都立梅ケ丘病院30周年記念シンポジウムから
25巻7号(1983年7月発行)
25巻6号(1983年6月発行)
25巻5号(1983年5月発行)
25巻4号(1983年4月発行)
特集 聴覚失認
25巻3号(1983年3月発行)
特集 精神医学における病態モデル
25巻2号(1983年2月発行)
特集 薬物と睡眠をめぐって
25巻1号(1983年1月発行)
24巻12号(1982年12月発行)
特集 アルコール依存症の精神医学—東京都精神医学総合研究所 第10回シンポジウムから
24巻11号(1982年11月発行)
24巻10号(1982年10月発行)
特集 精神科診療所をめぐる諸問題
24巻9号(1982年9月発行)
24巻8号(1982年8月発行)
24巻7号(1982年7月発行)
24巻6号(1982年6月発行)
24巻5号(1982年5月発行)
24巻4号(1982年4月発行)
特集 視覚失認
24巻3号(1982年3月発行)
24巻2号(1982年2月発行)
特集 リチウムの臨床と基礎—最近の話題
24巻1号(1982年1月発行)
23巻12号(1981年12月発行)
23巻11号(1981年11月発行)
特集 Ⅱ.アジアにおける精神衛生問題
23巻10号(1981年10月発行)
特集 失行
23巻9号(1981年9月発行)
23巻8号(1981年8月発行)
23巻7号(1981年7月発行)
特集 てんかんのメカニズムと治療—東京都精神医学総合研究所 第8回シンポジウムから
23巻6号(1981年6月発行)
23巻5号(1981年5月発行)
23巻4号(1981年4月発行)
23巻3号(1981年3月発行)
23巻2号(1981年2月発行)
23巻1号(1981年1月発行)
22巻12号(1980年12月発行)
特集 躁うつ病の生物学
22巻11号(1980年11月発行)
特集 Butyrophenone系抗精神病薬の臨床精神薬理学
22巻10号(1980年10月発行)
特集 日本精神医学と松沢病院
22巻9号(1980年9月発行)
22巻8号(1980年8月発行)
特集 思春期の精神医学的諸問題—東京都精神医学総合研究所 第7回シンポジウムから
22巻7号(1980年7月発行)
特集 Brain Function Testへのアプローチ
22巻6号(1980年6月発行)
22巻5号(1980年5月発行)
特集 睡眠研究—最近の進歩
22巻4号(1980年4月発行)
22巻3号(1980年3月発行)
22巻2号(1980年2月発行)
特集 向精神薬をめぐる最近の諸問題
22巻1号(1980年1月発行)
特集 幻覚
21巻12号(1979年12月発行)
21巻11号(1979年11月発行)
特集 精神分裂病の生物学
21巻10号(1979年10月発行)
21巻9号(1979年9月発行)
21巻8号(1979年8月発行)
特集 老人の精神障害—東京都精神医学総合研究所,第6回シンポジウムから
21巻7号(1979年7月発行)
特集 精神分裂病の遺伝因と環境因
21巻6号(1979年6月発行)
特集 創刊20周年記念 第2部
21巻5号(1979年5月発行)
特集 創刊20周年記念 第1部
21巻4号(1979年4月発行)
21巻3号(1979年3月発行)
21巻2号(1979年2月発行)
特集 妄想
21巻1号(1979年1月発行)
20巻12号(1978年12月発行)
特集 精神鑑定
20巻11号(1978年11月発行)
20巻10号(1978年10月発行)
シンポジウム 精神分裂病者の治療について—東京都精神医学総合研究所,第5回シンポジウムから
20巻9号(1978年9月発行)
20巻8号(1978年8月発行)
20巻7号(1978年7月発行)
20巻6号(1978年6月発行)
20巻5号(1978年5月発行)
20巻4号(1978年4月発行)
20巻3号(1978年3月発行)
20巻2号(1978年2月発行)
20巻1号(1978年1月発行)
19巻12号(1977年12月発行)
特集 青年期の精神病理
19巻11号(1977年11月発行)
シンポジウム こころとからだ—東京都精神医学総合研究所,第4回シンポジウムから
19巻10号(1977年10月発行)
19巻9号(1977年9月発行)
19巻8号(1977年8月発行)
特集 在宅精神医療(2)—社会復帰活動とその周辺
19巻7号(1977年7月発行)
19巻6号(1977年6月発行)
19巻5号(1977年5月発行)
19巻4号(1977年4月発行)
特集 精神分裂病の精神生理学
19巻3号(1977年3月発行)
19巻2号(1977年2月発行)
シンポジウム 生のリズムとその障害—東京都精神医学総合研究所,第3回シンポジウムから
19巻1号(1977年1月発行)
18巻12号(1976年12月発行)
特集 近代日本の宗教と精神医学
18巻11号(1976年11月発行)
18巻10号(1976年10月発行)
18巻9号(1976年9月発行)
18巻8号(1976年8月発行)
18巻7号(1976年7月発行)
18巻6号(1976年6月発行)
特集 在宅精神医療—日常生活における指導と治療
18巻5号(1976年5月発行)
シンポジウム 大都市の病理と精神障害—東京都精神医学総合研究所第2回シンポジウムから
18巻4号(1976年4月発行)
18巻3号(1976年3月発行)
18巻2号(1976年2月発行)
18巻1号(1976年1月発行)
17巻13号(1975年12月発行)
臨時増刊号特集 精神医学における日本的特性
17巻12号(1975年12月発行)
17巻11号(1975年11月発行)
17巻10号(1975年10月発行)
17巻9号(1975年9月発行)
17巻8号(1975年8月発行)
17巻7号(1975年7月発行)
17巻6号(1975年6月発行)
17巻5号(1975年5月発行)
17巻4号(1975年4月発行)
17巻3号(1975年3月発行)
17巻2号(1975年2月発行)
17巻1号(1975年1月発行)
16巻12号(1974年12月発行)
16巻11号(1974年11月発行)
シンポジウム 現代における精神医学研究の課題—東京都精神医学総合研究所開設記念シンポジウムから
16巻10号(1974年10月発行)
16巻9号(1974年9月発行)
16巻7号(1974年7月発行)
シンポジウム 向精神薬療法の現状と問題点—Dr. Frank J. Ayd, Jr. を迎えて
16巻6号(1974年6月発行)
誌上シンポジウム 日本の精神医療についての4つの意見
16巻5号(1974年5月発行)
16巻4号(1974年4月発行)
16巻3号(1974年3月発行)
16巻2号(1974年2月発行)
16巻1号(1974年1月発行)
15巻12号(1973年12月発行)
特集 精神障害と家族
15巻11号(1973年11月発行)
15巻10号(1973年10月発行)
15巻9号(1973年9月発行)
15巻8号(1973年8月発行)
15巻7号(1973年7月発行)
15巻6号(1973年6月発行)
15巻5号(1973年5月発行)
15巻4号(1973年4月発行)
特集 痴呆の臨床と鑑別
15巻3号(1973年3月発行)
15巻2号(1973年2月発行)
15巻1号(1973年1月発行)
14巻12号(1972年12月発行)
特集 精神障害者の動態
14巻11号(1972年11月発行)
14巻10号(1972年10月発行)
14巻9号(1972年9月発行)
14巻8号(1972年8月発行)
14巻7号(1972年7月発行)
14巻6号(1972年6月発行)
14巻5号(1972年5月発行)
特集 てんかん分類へのアプローチ
14巻4号(1972年4月発行)
14巻3号(1972年3月発行)
14巻2号(1972年2月発行)
特集 作業療法
14巻1号(1972年1月発行)
13巻12号(1971年12月発行)
特集 社会変動と精神医学
13巻11号(1971年11月発行)
13巻10号(1971年10月発行)
特集 内因性精神病の生物学的研究
13巻9号(1971年9月発行)
13巻8号(1971年8月発行)
13巻7号(1971年7月発行)
13巻6号(1971年6月発行)
13巻5号(1971年5月発行)
特集 向精神薬をめぐる問題点
13巻4号(1971年4月発行)
13巻3号(1971年3月発行)
13巻2号(1971年2月発行)
13巻1号(1971年1月発行)
12巻12号(1970年12月発行)
特集 社会のなかの精神科医
12巻11号(1970年11月発行)
12巻10号(1970年10月発行)
12巻9号(1970年9月発行)
12巻8号(1970年8月発行)
12巻7号(1970年7月発行)
12巻6号(1970年6月発行)
特集 境界例の病理と治療
12巻5号(1970年5月発行)
特集 対人恐怖
12巻4号(1970年4月発行)
12巻3号(1970年3月発行)
12巻2号(1970年2月発行)
特集 医療危機と精神科医—第6回日本精神病理・精神療法学会 討論集会をめぐって
12巻1号(1970年1月発行)
11巻12号(1969年12月発行)
11巻11号(1969年11月発行)
11巻10号(1969年10月発行)
11巻9号(1969年9月発行)
11巻8号(1969年8月発行)
11巻7号(1969年7月発行)
11巻6号(1969年6月発行)
11巻5号(1969年5月発行)
特集 心気症をめぐつて
11巻4号(1969年4月発行)
11巻3号(1969年3月発行)
特集 医学教育と精神療法
11巻2号(1969年2月発行)
11巻1号(1969年1月発行)
10巻12号(1968年12月発行)
10巻11号(1968年11月発行)
10巻10号(1968年10月発行)
10巻9号(1968年9月発行)
10巻8号(1968年8月発行)
10巻7号(1968年7月発行)
特集 集団精神療法(日本精神病理・精神療法学会第4回大会シンポジウム)
10巻6号(1968年6月発行)
10巻5号(1968年5月発行)
特集 うつ病—日本精神病理・精神療法学会(第4回大会シンポジウム)
10巻4号(1968年4月発行)
10巻3号(1968年3月発行)
10巻2号(1968年2月発行)
10巻1号(1968年1月発行)
9巻12号(1967年12月発行)
9巻11号(1967年11月発行)
9巻10号(1967年10月発行)
9巻9号(1967年9月発行)
9巻8号(1967年8月発行)
9巻7号(1967年7月発行)
特集 精神療法の技法と理論—とくに人間関係と治癒像をめぐって
9巻6号(1967年6月発行)
特集 心因をめぐる諸問題
9巻5号(1967年5月発行)
特集 創造と表現の病理
9巻4号(1967年4月発行)
特集 精神療法における治癒機転
9巻3号(1967年3月発行)
9巻2号(1967年2月発行)
特集 精神分裂病の診断基準—とくに“Praecoxgefühl”について
9巻1号(1967年1月発行)
特集 内因性精神病の疾病論
8巻12号(1966年12月発行)
特集 うつ病の臨床
8巻11号(1966年11月発行)
特集 宗教と精神医学
8巻10号(1966年10月発行)
特集 地域精神医学—その理論と実践
8巻9号(1966年9月発行)
8巻8号(1966年8月発行)
8巻7号(1966年7月発行)
特集 精神医療体系のなかでの精神病院の位置づけ
8巻6号(1966年6月発行)
特集 薬物と精神療法
8巻5号(1966年5月発行)
8巻4号(1966年4月発行)
特集 精神分裂病の家族研究
8巻3号(1966年3月発行)
特集 精神活動とポリグラフ
8巻2号(1966年2月発行)
8巻1号(1966年1月発行)
7巻12号(1965年12月発行)
7巻11号(1965年11月発行)
7巻10号(1965年10月発行)
7巻9号(1965年9月発行)
7巻8号(1965年8月発行)
7巻7号(1965年7月発行)
7巻6号(1965年6月発行)
特集 呉秀三先生の生誕100年を記念して
7巻5号(1965年5月発行)
7巻4号(1965年4月発行)
7巻3号(1965年3月発行)
特集 精神分裂病の“治癒”とは何か
7巻2号(1965年2月発行)
特集 精神療法の限界と危険
7巻1号(1965年1月発行)
6巻12号(1964年12月発行)
6巻11号(1964年11月発行)
特集 向精神薬・抗けいれん剤の効果判定法
6巻10号(1964年10月発行)
6巻9号(1964年9月発行)
6巻8号(1964年8月発行)
6巻7号(1964年7月発行)
6巻6号(1964年6月発行)
6巻5号(1964年5月発行)
6巻4号(1964年4月発行)
6巻3号(1964年3月発行)
6巻2号(1964年2月発行)
特集 神経症の日本的特性
6巻1号(1964年1月発行)
特集 近接領域からの発言
5巻12号(1963年12月発行)
5巻11号(1963年11月発行)
5巻10号(1963年10月発行)
5巻9号(1963年9月発行)
5巻8号(1963年8月発行)
5巻7号(1963年7月発行)
5巻6号(1963年6月発行)
5巻5号(1963年5月発行)
5巻4号(1963年4月発行)
5巻3号(1963年3月発行)
特集 てんかん
5巻2号(1963年2月発行)
特集 病識〔精神病理懇話会講演および討議〕
5巻1号(1963年1月発行)
4巻12号(1962年12月発行)
4巻11号(1962年11月発行)
特集 睡眠
4巻10号(1962年10月発行)
4巻9号(1962年9月発行)
4巻8号(1962年8月発行)
4巻7号(1962年7月発行)
4巻6号(1962年6月発行)
4巻5号(1962年5月発行)
4巻4号(1962年4月発行)
4巻3号(1962年3月発行)
4巻2号(1962年2月発行)
4巻1号(1962年1月発行)
3巻12号(1961年12月発行)
特集 非定型内因性精神病
3巻11号(1961年11月発行)
3巻10号(1961年10月発行)
3巻9号(1961年9月発行)
3巻8号(1961年8月発行)
3巻7号(1961年7月発行)
3巻6号(1961年6月発行)
3巻5号(1961年5月発行)
3巻4号(1961年4月発行)
3巻3号(1961年3月発行)
3巻2号(1961年2月発行)
3巻1号(1961年1月発行)
特集 妄想の人間学—精神病理懇話会講演ならびに討論