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文献概要
オピニオン 精神科における医療安全管理
5年目を迎えた専任リスクマネジャー
著者: 釜英介1
所属機関: 1東京都立松沢病院医療安全対策推進室
ページ範囲:P.948 - P.950
文献購入ページに移動 私は2001年4月に当院の専任リスクマネジャーに任命されました。それまではアルコール病棟の主任(看護師)をしていましたが,都立病院全体で医療安全体制を構築するにあたり,リスクマネジャーの専任化を勧める目的で,私が選ばれました。当時はまだ“リスクマネジメント”自体が医療の現場では聞き慣れない言葉で,なおかつ,“リスクマネジャー”も同様だったため,職員のみならず,私自身も抵抗を感じていました。「果たして,リスクマネジャーって本当に必要なものなのか?」これが率直な印象でした。また一般病院でもリスクマネジャーの専任化はまだ少数で,おそらく精神病院では初めてではないかと思われていたので,これが“先駆的な役割”なのか“むだな役割”なのか理解できないまま過ごしていました。その後,少しずつではありますが,他の病院(一般病院および精神病院)でも専任リスクマネジャーが誕生してきたために,“先駆的な役割”と認識し,安心してこの仕事に従事することができました。
さて,今回,このオピニオンを依頼されるにあたり,松沢病院の専任リスクマネジャーとしての活動を通して,何が変わったのか,何が得られたのかなどを紹介しようと考えました。少しでもお役に立てることができれば良いと思います。
さて,今回,このオピニオンを依頼されるにあたり,松沢病院の専任リスクマネジャーとしての活動を通して,何が変わったのか,何が得られたのかなどを紹介しようと考えました。少しでもお役に立てることができれば良いと思います。
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