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文献詳細

雑誌文献

精神医学48巻10号

2006年10月発行

文献概要

紹介

―Christian Scharfetter 著― 「Eugen Bleuler 1857-1939 Polyphrenie und Schizophrenie」

著者: 人見一彦1

所属機関: 1近畿大学医学部精神神経科学教室

ページ範囲:P.1125 - P.1131

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Bleuler研究の集大成

 Chr. Scharfetterにより,統合失調症(Schizophrenia)概念の提唱者であり,チューリッヒ大学附属精神病院ブルクヘルツリの第5代主任教授を務めたEugen Bleuler(以下Bleulerと略:1857-1939)の自伝的資料に基づくBleuler学派研究の集大成が出版された(vdf Hochschulverlag AG an der ETH Zürich, 2006)。527頁の大著である。

 BleulerはFruedの幼児性欲,エディプス・コンプレックスなどに対して,会話,手紙,刊行物などで素直に告白しているが,自叙伝のない人物である。この著作は,息子であり,同じくブルクヘルツリの第7代主任教授となったManfred Bleuler(以下Manfredと略:1903-1994)の遺族によりブルクヘルツリ博物館に寄贈された未公開の資料とすでに公刊されている史料によっている。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-126X

印刷版ISSN:0488-1281

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