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文献概要
紹介
―Christian Scharfetter 著― 「Eugen Bleuler 1857-1939 Polyphrenie und Schizophrenie」
著者: 人見一彦1
所属機関: 1近畿大学医学部精神神経科学教室
ページ範囲:P.1125 - P.1131
文献購入ページに移動Bleuler研究の集大成
Chr. Scharfetterにより,統合失調症(Schizophrenia)概念の提唱者であり,チューリッヒ大学附属精神病院ブルクヘルツリの第5代主任教授を務めたEugen Bleuler(以下Bleulerと略:1857-1939)の自伝的資料に基づくBleuler学派研究の集大成が出版された(vdf Hochschulverlag AG an der ETH Zürich, 2006)。527頁の大著である。
BleulerはFruedの幼児性欲,エディプス・コンプレックスなどに対して,会話,手紙,刊行物などで素直に告白しているが,自叙伝のない人物である。この著作は,息子であり,同じくブルクヘルツリの第7代主任教授となったManfred Bleuler(以下Manfredと略:1903-1994)の遺族によりブルクヘルツリ博物館に寄贈された未公開の資料とすでに公刊されている史料によっている。
Chr. Scharfetterにより,統合失調症(Schizophrenia)概念の提唱者であり,チューリッヒ大学附属精神病院ブルクヘルツリの第5代主任教授を務めたEugen Bleuler(以下Bleulerと略:1857-1939)の自伝的資料に基づくBleuler学派研究の集大成が出版された(vdf Hochschulverlag AG an der ETH Zürich, 2006)。527頁の大著である。
BleulerはFruedの幼児性欲,エディプス・コンプレックスなどに対して,会話,手紙,刊行物などで素直に告白しているが,自叙伝のない人物である。この著作は,息子であり,同じくブルクヘルツリの第7代主任教授となったManfred Bleuler(以下Manfredと略:1903-1994)の遺族によりブルクヘルツリ博物館に寄贈された未公開の資料とすでに公刊されている史料によっている。
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