近年,対照群を置いた無作為化臨床試験などにより医学的根拠の高い治療法が優先して列挙されたエビデンスに基づく治療指針が,ガイドラインやアルゴリズムとして統合失調症やうつ病などの精神疾患を対象に世界各国から数多く公表されており,精神科臨床をこれから学ぼうとする卒業したばかりの研修医の臨床教育用資料として活用されたり,あるいは実際の臨床現場においても治療方針を決定する際の参考にされるようになってきている。しかし,経験を積んだ精神科医が,うつ病や統合失調症の治療を行うにあたって実際にガイドラインに沿った治療を実施しようとすると,さまざまなギャップに遭遇することが多い。
統合失調症の薬物治療ガイドラインでは,最初は非定型抗精神病薬の単剤からはじめ,治療反応性が乏しかったり,投与した薬剤に特有の副作用が発現したりした場合などには他の抗精神病薬に切り替えることを推奨している。野球に例えていえば,必勝を期して登板したエースが打たれた時に,エースを降板させて別の中継ぎ投手にスイッチするような感覚である。ガイドラインで最初に投与することが推奨されている抗精神病薬の多くは,定型抗精神病薬よりも優位性を示すエビデンスを持つ非定型抗精神病薬の一群であり,ガイドラインに沿ってこれらの薬剤群の中から1剤を選択する際には,臨床的経験を加味して患者に最もふさわしいであろうと思われる薬剤を自分で判断して投与することになる。最初に選択した非定型抗精神病薬でうまくいかなかったら,別の抗精神病薬に変更することが推奨されているが,特に問題となる副作用も出現しなくて,ある程度精神症状の改善がみられたけれど,まだまだ完全にはよくなっていないというような状況では,切り替えを考慮しても,ある程度薬剤の有効性を実感している患者さんが処方の継続を希望されるような場合など,日常臨床の現場ではスパッと切り替えられない状況にしばしば遭遇する。
雑誌目次
精神医学48巻12号
2006年12月発行
雑誌目次
巻頭言
人工的な治療指針を日常臨床の中で適用すること
著者: 稲田俊也
ページ範囲:P.1274 - P.1275
展望
精神科受診経路に関する研究
著者: 橋本直樹 , 藤澤大介 , 大塚耕太郎 , 小泉弥生
ページ範囲:P.1276 - P.1285
はじめに
1980年にGolgbergとHuxleyによって精神疾患を持つ患者が,専門機関に到達するまでにどのような経路を経るのかについての報告がなされた8)。彼らは,個人が精神的な病気があると確認されて,その結果精神医療サービスにたどり着くまでの道筋を知るために患者を5段階のレベルに分け,各レベル間に4つのフィルターを想定するモデルを提唱した(図)。彼らは,地域社会でみられる精神疾患は,精神医療サービスでみられるものより全体に重症でないこと,このような症例の大部分が精神医療サービスを受けていないことから出発し,このモデルを提唱した。
5段階モデルは精神的な病気を持つ者が精神科的ケアに到達するまでの過程を簡略化した模式図である8)。しかし実際に患者が専門機関に到達する過程には,保健医療の組織,専門機関への紹介の仕組み,保健医療サービスの利用のしやすさ,その他の経済,文化的要因など多くの要素が影響する。そこで精神科医療サービス(レベル4,レベル5)に患者が到達するまでの経路の実態を解明すべくpathway studyが計画された。
研究と報告
アルコール依存症者における前頭葉機能と心の理論
著者: 鳥塚通弘 , 林竜也 , 長徹二 , 猪野亜朗 , 森川将行 , 根來秀樹 , 原田雅典 , 岸本年史
ページ範囲:P.1287 - P.1292
抄録
アルコール依存症者の前頭葉機能障害に関して,前頭葉機能の簡易評価バッテリーであるFABと,その遂行に前頭葉機能の関与が考えられている心の理論課題を用いて調査した。患者19人,健常者13人に検査を実施し,両群間での比較を行った。FAB総得点,心の理論正解率は患者群で有意に低かった(おのおのp<0.01,p<0.05)。FABのカットオフポイント達成率については有意差を生じなかったが,サブテストのうち精神柔軟性,抑制制御が患者群で有意に低かった(おのおのp<0.01,p<0.05)。前頭葉機能や心の理論の能力がアルコールにより障害され,アルコール依存症者の最大の問題である否認に対して影響を与えている可能性があると考えた。
解離性障害における夢と現実の区別困難について
著者: 柴山雅俊
ページ範囲:P.1293 - P.1300
抄録
夢と現実の区別困難について解離性障害の患者53名と対照群57名を対象に調査した。解離性障害にみられる夢と現実の区別困難を,①現実が夢のようである,②夢が現実のようである,③過去の記憶が事実なのか夢なのか判断しがたい,の3つに分類し,それぞれについて精神病理学的観点から論じた。解離性障害では今・ココを起点とするパースペクティヴperspectiveの成立不全が示唆される。それはまたパースペクティヴの起点・要になる私の成立不全をも意味している。同一性の拡散した私は,並立化し等質化した世界の知覚対象や記憶表象,空想表象,夢の表象との1対1の無媒介的・直接的関係を通して深く没入し,没入した世界によってあらためて私が構成されることになる。このような,知覚-表象や現実-夢などの並列化に加え,パースペクティヴの両極構造とそこにおける循環的関係は,解離性症候の基底に存在する病態構造の一つと考えられる。
Brief-Neuropsychological Scaleの初期Alzheimer病患者への適用について
著者: 加藤奏 , 松井三枝 , 倉知正佳 , 結城博実 , 鈴木道雄
ページ範囲:P.1301 - P.1307
抄録
簡易神経心理学的スケールBrief-Neuropsychological Scale(BNPS)を作成し,初期アルツハイマー病(AD)患者への適用を検討した。BNPSは他のスクリーニング検査に比して非記憶領域の占める割合が大きく,また実行機能と文章記憶の遅延再生課題を含んでいる。健常対照群68名と患者群35名にBNPSを施行して両群の成績比較を行った。その結果,患者群の成績低下が認められ,本検査が初期AD患者のスクリーニングに有用であることが示唆された。BNPSは認知機能の幅広い評価が可能であることから,ADとAD以外の認知症性疾患や,MCIの下位分類の神経心理学的特徴の把握にもその有用性が期待される。
資料
デイケア家族会の実施状況について
著者: 西村紀子 , 山本賢司 , 森田奈奈 , 坪内友美 , 吉田芳子 , 宮岡等
ページ範囲:P.1309 - P.1314
はじめに
統合失調症をはじめとした精神障害者の家族と,患者の再発率や社会的機能との関連については以前から多くの報告がなされている。そして,それらの研究から家族の感情表出(Emotional Expression, EE)の高さは患者の再発率と関連することや2),統合失調症患者は高EEの家族といっしょにいると病的な行動を示しやすいことなどが明らかにされている18)。また,精神障害者の家族は一般健康調査票でカットオフ値を上回る家族が多く12,14),家族の精神的健康に大きく関与するものは患者にかかわる介護の負担であること11)も報告されている。このような事実から,以前から欧米では治療の中に家族に対する介入を積極的に取り入れる試みがなされており1,3,7,8),本邦でもさまざまな介入技法や臨床経験が報告されている5,19,20,21)。さらに,心理教育的な家族教室の有用性10,15),家族支援のあり方16)などに関する報告もなされている。
北里大学東病院精神疾患治療センターの精神科デイケアにおいても,精神障害者の家族に対する心理教育的な側面と患者家族の心理的サポートという側面から,1988年2月より2005年3月までに104回のデイケア家族会(以下,家族会と略す)を開催した。今回,我々は今日までに行ってきた104回の家族会の参加人数やテーマなどに関する調査を行い,家族の家族会に対するニーズと今後の方向性についての検討を行ったので報告したい。
紹介
近年におけるKraepelin研究:“Edition Emil Kraepelin”(2000~2006)をめぐって―Emil Kraepelin(1856~1926)生誕150年にちなんで
著者: 濱中淑彦
ページ範囲:P.1317 - P.1322
本年(2006年)は,1856年2月15日に北ドイツの小邑Neustrelitzで生れ,19世紀末から20世紀初頭にかけて8版(正確には9版第1巻まで)もの改訂を重ねた精神医学教科書における内因精神病論(1883~1915,たとえば濱中 2005参照)14)と,現Max-Planck-Institut für Psychiatrie in München(以下MPIPと略:旧Deutsche Forschungsanstalt für Psychiatrie)の創設(1917)などによって,近代精神医学の基礎を築いた巨匠の一人Emil Kraepelin(1926年10月7日没)の生誕150年にあたり,またKraepelinのMünchen着任の翌年(1904)に建造されたMünchen大学精神科現本館の100周年(Hippius et al. 2005)15)に続く記念の年でもある。
生誕100年の1956年には,門下の一人でKraepelin退官後2年間主任代理を勤めた後渡米したKahn EによるKraepelinの人柄に触れた個人的回想,Kraepelinが彼流の精神医学の基礎を形成したHeidelberg大学精神科(1891~1903)の戦後の主任Schneider Kと,最後の任地となったMünchen大学精神科(1903~1922)における戦後の主任Kolle K(同年には編著“Große Nervenärzte”の第一巻にも簡潔なKraepelin評伝を執筆),そしてGruhle Hによる,必ずしも単純明快に肯定的とは言いがたい短い業績評価の他,KraepelinとFreudの対比論(Wyrsch50) 1956,Kolle 195728))しか,寡聞の筆者には知られていないが,その背景としては,当時のHeidelberg(Jaspers, Mayer-Gross etc),Tübingen(Kretschmer),Frankfurt(Kleist)における独自の学派形成や,台頭しつつあった精神療法,現象学的・人間学的精神医学の優勢な時代思潮が考えられようか。なお同じ1956年には内村がMünchenのKolleら宛で書簡を送り,KraepelinがいなければJaspersさえ「果たして出現したか否か疑わしい」と力説(上記のKolle 195727)に引用)して,Kraepelinの「生誕百年の催し」を提案し「これが動機となって」同年2月にMünchen「大学精神科の講堂で開催された記念会に招待され」,「クレペリンが力を入れていた比較精神医学に関連して「アイヌのイム」について講演したと回想録(1968)47)に述懐しているのは興味深い-もっともこの会にはドイツ内外から多数の参加者があったとも述べていて,内村自身の講演は刊行(Uchimura 1956)46)されて読むことができるのだが,他の参加者の発表は残念ながら不詳である。この他,MPIPが第二次大戦中に中断していたKraepelin金メダル賞授与を1956年に再開したことも伝えられてはいるが,受賞者がKraepelinとはかなり趣を異にする二人の精神医学者,つまりErnst Kretschmer(多次元的診断など)とLudwig Binswanger(現存在分析)だということ(Weber 2006)49)には,いささか意外の印象,少なからず運命の皮肉を感じる向きもあろう-もっともKraepelin自身は自説を強く主張しながらも,頻回の教科書改訂や,自分の疾病分類があくまで「暫定的」であると繰り返し述べ,Hoche Aによる「症状群」論(Kraepelinの「疾病単位」論批判:1912)16)をある程度は受け入れたこと(Kraepelin 1918)29)にうかがわれる通り,異なる立場と批判に対して頑に拒絶的な人柄であったわけでもないことも見逃してはならぬであろう。ちなみに彼の没後に執筆された第二次大戦前の比較的詳しい業績評価(1927年の追悼文は別)としては,Heidelberg大学精神神経科創立50周年(1929)に執筆されたMayer-Groß(臨床),Gruhle(心理学),Groß(病院精神医学),Weygandt(発達と教育学),Rüdin(社会精神医学),Aschaffenburg(犯罪学)の講演や,その10年後(第二次大戦勃発直前)のKöln学会における幾つかの講演,たとえばWernickeとKraepelin両者に相次いで師事したGaupp(1939)12)の所論,WernickeとKraepelinの対比論(Schröder 193943),Leonhard 193935))なども挙げられよう。
私のカルテから
Fluvoxamineの増量が有効であった仮面うつ病の1症例
著者: 清水義雄 , 岸口武寛
ページ範囲:P.1325 - P.1327
身体症状を主として示すうつ病は,身体の病気という仮面をかぶっているようにみえるため,「仮面うつ病」と呼ばれる7)。仮面うつ病のほとんどはうつ病の程度としては軽症と判断されることが多く,軽症うつ病と同義語とされている。しかし身体症状に隠されて心のうつ状態が見えにくく,うつ病であることが見逃される可能性があり注意が必要である3,9)。今回我々はうつ症状は早期に改善したが,約1年間にわたり持続した後頸部のだるさに対して,Fluvoxamine(以下FLUVと略す)の増量が有効であった症例を経験した。精神科医が仮面うつ病を診察する場合うつ病であることを見逃すことは少ないが,身体症状がうつ病の一症状であることを十分に認識しておくことが必要であると考えられた。
葛藤の中で生じ身体表現性と思われた症状が器質性であった高齢女性の2症例
著者: 上田諭 , 小山恵子 , 佐藤克彦 , 陳野美奈 , 諸岡千草 , 戸田ユリ子 , 勝尾ふき子
ページ範囲:P.1329 - P.1331
はじめに
身体症状を訴える患者に対する精神科診断には,まず器質性疾患の検索を行うが,とりわけ実際に身体疾患を有している可能性が高い高齢者においては,背景に身体的問題がないかどうか常に十分な注意を払う必要がある。今回,息子への依存欲求が満たされない葛藤状態のさなかに顕著な腰痛や嘔気を生じ,身体表現性の症状を疑われたが,入院後の精査で身体症状の原因となり得る器質性要因が判明した高齢女性の2症例を経験した。臨床経過を示し,高齢者の診断に際し留意すべき点について考察した。
シンポジウム 気分障害治療の新たな展開
シンポジウム開催にあたって
著者: 本橋伸高
ページ範囲:P.1333 - P.1333
わが国の自殺者数が年間3万人を超え続け,うつ病の治療に対する関心が高まっている。実際,うつ病の生涯有病率は10%以上に達することが示されており,うつ病になると自殺以外にも就業不能となることが少なくなく,また,心疾患などの合併症を患うことも多い。このため,ハーバード大学,WHOと世界銀行の共同研究によると,うつ病は1990年の時点で死亡や障害のために喪失する年数が4番目に多く,2020年には虚血性心疾患に次ぐ第2位になることが予想されている。そこで,厚生労働省精神・神経疾患研究委託費 精神疾患関連研究班第13回合同シンポジウムは「気分障害治療の新たな展開」をテーマとして,2003年12月16日アルカディア市ヶ谷で開催された。
まずは,気分障害治療の標準化を図るためのガイドラインについて発表された。大うつ病の薬物療法については山梨大学の塩江邦彦先生が,自らが作成の中心となった具体的で使いやすいアルゴリズムについて解説した。次に,双極性障害の薬物治療について,広島大学の岡本泰昌先生が,米国のエキスパートコンセンサスガイドラインを中心に説明した。
大うつ病の薬物療法―改訂版アルゴリズムの作成
著者: 塩江邦彦
ページ範囲:P.1335 - P.1345
はじめに
特定の精神障害に対するEvidence-based medicine(EBM)を重視して作られた治療指針としてガイドライン(guideline)とアルゴリズム(algorithm)の2種類の形式が知られている。薬物療法のみならず心理社会的療法も含めた網羅的,包括的な治療ガイドラインに対して,DSM-Ⅳ第1軸の障害のみを対象に,より具体的に合理的な薬物選択の方法をフローチャートの形式で実践的に示したものが治療アルゴリズムである。
大うつ病における治療アルゴリズムについてはInternational Psychopharmacology Algorithm Project(IPAP)委員会が1995年に最初の米国版アルゴリズム21)を発刊したのを皮切りに,世界中で複数のアルゴリズム・プロジェクトが立ち上げられた。現在では各国の医療事情に即したアルゴリズムがヨーロッパに続いてアジアでも出版されている。主要なガイドラインおよびアルゴリズムを表に示した(表1)。
双極性障害の薬物療法―第一選択の気分安定薬としてのリチウムとバルプロ酸の比較を中心として
著者: 岡本泰昌
ページ範囲:P.1347 - P.1354
はじめに
これまでに行われた長期経過に関する研究から,双極性障害は,再発の危険性が高いこと,病相が頻発化したり慢性化したりという難治例も少なくないこと,病相期のみならず間欠期においても社会生活機能が大きく障害されること,自殺完遂率が高いことなどが明らかにされている3)。したがって双極性障害の治療は,急性期だけでなく維持療法期も含めた長期的視点に立った治療選択をする必要がある。
双極性障害の治療を組み立てていくうえで薬物療法は重要な位置を占めているが,大うつ病を対象とした抗うつ薬のRCT(無作為化対照試験)と比べて,双極性障害のみを対象としたRCTは50報以下と少なく,特にプラセボとの比較を行った研究はさらに少ない。さらに,これらのRCTはいくつかの報告を除いてサンプルサイズが小さく,結果の解釈に統計学的な限界があることが指摘されている33)。また,双極性障害の薬物療法に関する知見は,気分安定薬のなかではリチウムに関する研究が多く幅広いが,その他の薬剤については十分な検証は行われていない。また,双極性障害の病相に関して,躁病相に対する知見は比較的多く得られているが,うつ病相や維持療法期を対象とした研究は十分得られていない。すなわち,現時点では双極性障害の薬物療法に関して十分に検証された知見は多くない状況にある。
本稿では紙面に限りもあることから,双極性障害の薬物療法の根幹をなす気分安定薬について,近年のさまざまな治療ガイドライン4,41,49,56)で第一選択薬として取り上げられているリチウムとバルプロ酸に焦点を絞り,両薬剤の有用性や限界について考えていきたい(表)。
電気けいれん療法(electroconvulsive therapy;ECT)
著者: 新垣浩 , 本橋伸高
ページ範囲:P.1355 - P.1362
はじめに
電気けいれん療法(electroconvulsive therapy;ECT)は気分障害の治療にきわめて有効であり,欧米では1980年代以降定電流短パルス矩形波治療器(パルス波治療器)が主に用いられている。わが国でも2002年6月にパルス波治療器が医療機器として正式に認可された。ここでは,気分障害に対するECTについて概説し,我々がうつ病に対しパルス波治療器を用いて実施したECTの臨床効果,副作用,刺激用量の変化などについてもあわせて報告する。
経頭蓋磁気刺激の抗うつ効果について
著者: 藤田憲一 , 伊坂洋子 , 松見達徳 , 古賀良彦
ページ範囲:P.1363 - P.1369
はじめに
経頭蓋磁気刺激(transcranial magnetic stimulation,以下TMS)の歴史は比較的新しいものであり,以前は頭蓋骨を開けなければ行えなかった大脳への刺激を,非侵襲的に可能にした画期的な刺激法である。実際にTMSが臨床応用されるようになったのは,1985年のBarkerら1)によるデモンストレーションが行われてからである。当初は神経学的検査に利用され,脳外科・神経内科・整形外科領域の臨床あるいは研究面に広く利用されていたが,1993年にHoflichら14)が初めて治療としてうつ病に用いた。当初の成果は,さほどかんばしいものではなかったが,その後刺激パラメーターの改変が重ねられ,徐々にTMSの抗うつ効果は確かなものとして認められるようになった2~22)。さらに,うつ病以外の疾患として統合失調症,強迫性障害,posttraumatic stress disorder(PTSD),パーキンソン病,てんかんなどの治療にも試みられ,一定の効果が報告されている23)。
TMSは刺激頻度の違いにより2種に大別される。神経学的検査に用いられるsingle pulse TMSと,連続して刺激が可能なrepetitive TMS(以下rTMS)である。Single pulse TMSとは数秒に1回程度の不規則な刺激を意味し,rTMSは連続した規則的な刺激を意味しており,なかでも1Hz以下をslow rTMS,1Hzより高頻度のものをfast rTMSと呼んでいる。欧米におけるTMSのうつ病治療の研究では,single pulse TMS3,13,14,16)に始まり,最近では治療効果がより高いとされているrTMS4,11,21)が中心に用いられているようになってきている。
本邦におけるTMS研究では,1999年に筆者らがsingle pulse TMSを治療に用いた症例を初めて報告し6),以後もsingle pulse TMSの抗うつ効果について報告5,7)を行っている。一方, rTMSを用いた研究報告はこれまでにほとんどされていない。
本稿では,single pulse TMSの治療結果7)と,新たに10HzのrTMSを施行した結果を比較し,single pulse TMSおよびrTMSのパラメーター設定に関する考察を行った。また,今回新たに施行したrTMS群に関しては,13例のうち6例についてrTMSの脳血流に与える影響をみるために,治療の前後で99mTC-ECD SPECTの撮影を行った。
動き
「第21回日本老年精神医学会」印象記
著者: 守田嘉男
ページ範囲:P.1370 - P.1371
第21回日本老年精神医学会は東京慈恵会医科大学付属柏病院の笠原洋勇教授を大会長として,2006年6月30日~7月1日東京都市センターホテルで開催された。
メイン・テーマである老年精神医学における成果と近未来の課題を柱とするシンポジウムが組織され,老年精神医学のほぼ全領域にわたる発表が6会場であったが,一部は2会場並行して進められた。しかし全会場は始終満席であり討論も活発に交わされたと思う。
書評
小児のうつと不安―診断と治療の最前線 フリーアクセス
著者: 齊藤万比古
ページ範囲:P.1373 - P.1373
本書は,論旨の明快な理解しやすい書であり,その意味で学術書である前に啓発の書であると言えるだろう。第1章「小児のうつ病」の最初の論文である「Ⅰ.小児のうつ病は見逃されてきた」の題そのものに,本書の主張は明らかに示されている。すなわち,DSM-Ⅲ以降の成人のうつ病診断用の基準を子どもに適用しても,大人のうつ病と同質な症状群を抽出することができるという「取り決め」と,20世紀末から隆盛を誇る抗うつ薬のSSRIの小児への適用拡大という2つの潮流が大きなうねりとなって「小児のうつ」という概念を際立たせてきた近年の欧米の動向を,わが国に紹介し導入しようとする姿勢を本書は意欲的に示していると評者は感じた。第1章の「Ⅳ.症例提示」で示されている症例Aは大うつ病性障害の症例,症例Bは気分変調性障害の症例,症例Cは摂食障害と合併した軽症うつ病症例で,いずれもSSRIないしSNRIの投与により劇的に改善している。こうした症例から著者は,子どものうつ病の薬物療法における第一選択薬をフルボキサミンとして,薬物療法と認知行動療法との併用を推奨しているのはその好例であろう。
本書の後半は第2章「小児の不安障害」である。子どもの発現する分離不安障害,パニック障害,社会不安障害,強迫性障害,外傷後ストレス障害について要領よくコンパクトに論述した論文が並んでおり,このまま子どもの精神医学を学ぶ専門家のテキストとしても使用できる内容となっている。
統合失調症の薬物治療アルゴリズム フリーアクセス
著者: 武田俊彦
ページ範囲:P.1374 - P.1374
本邦 臨床薬理の到達点を示す書
第2世代抗精神病薬が我々の臨床現場に登場して,すでに10年が経過しようとしている。この薬剤の登場とほぼ軌を一にしてわが国でも,統合失調症治療が随分変化してきた。特に薬物療法の分野では,急性期から維持期への治り方そのものが問われるようになってきている。病を持つ患者の生活を最終的にいかに豊かなものにしていけるかだけでなく,いかに患者に負担の少ない自然で綺麗な経過でそこまで到達できるかが問題とされてきている。終わりよければすべてよし式の治療は今や完全に否定されている。
そんな臨床現場の潮流の中で本書は企画され,今回1998年に発表された日本版アルゴリズムの改訂版として刊行された。アルゴリズムは臨床研究によって得られた実証的証拠に基づいて作製された治療手順である。統合失調症の薬物療法の基本が網羅されていると言ってよい。臨床薬理を専門にしている者にとっては,アルゴリズム自体は当たり前のことが簡潔に記載されることが多いので,この手の本は退屈なものが多い。しかし本書では,解説に十分な紙面を割き,その内容も臨床的なセンスに富み,手軽な総説としておもしろく仕上がっている。それは解説にオピニオンの意見も適宜採用して,より臨床現場の細部にまで行き届いた記載がなされていることも一因である。特にわが国オリジナルのエビデンス,オピニオンに重点をおいた編集方針は,現在のわが国の臨床薬理の到達点を示すものであり興味深い。さらに本書は,有害事象の評価と対策にアルゴリズム全体の半分以上の紙面を割いていて,その解説もていねいである。体重増加,代謝障害,突然死など最近話題の有害事象への対応も今回取り上げられた。これは,患者に負担が少ない自然で綺麗な経過を求める最近の臨床薬理の動向と合致するものであり,この本の編集に当たった精神科薬物療法研究会の意図もここに読みとれる。
基本情報
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特集 認知症診療における精神科医の役割を再考する
63巻7号(2021年7月発行)
特集 自殺の現状と予防対策—COVID-19の影響も含めて
63巻6号(2021年6月発行)
特集 強迫についてあらためて考える
63巻5号(2021年5月発行)
増大号特集 精神科クリニカル・パール—先達に学ぶ
63巻4号(2021年4月発行)
特集 精神医療に関する疫学のトピック—記述疫学,リスク研究からコホート研究まで
63巻3号(2021年3月発行)
特集 サイコーシスとは何か—概念,病態生理,診断・治療における意義
63巻2号(2021年2月発行)
特集 いじめと精神医学
63巻1号(2021年1月発行)
特集 新型コロナウイルス感染症ただなかの精神医療
62巻12号(2020年12月発行)
特集 身体症状症の病態と治療—器質因がはっきりしない身体症状をどう扱うか?
62巻11号(2020年11月発行)
特集 若年性認知症の疫学・臨床・社会支援
62巻10号(2020年10月発行)
特集 精神科臨床における共同意思決定(SDM)
62巻9号(2020年9月発行)
特集 周産期メンタルヘルスの今
62巻8号(2020年8月発行)
特集 精神科医療における病名告知—伝えるか,伝えるべきでないか?伝えるなら,いつ,どのように伝えるか?
62巻7号(2020年7月発行)
特集 「大人の発達障害」をめぐる最近の動向
62巻6号(2020年6月発行)
特集 精神科診断分類の背景にある考え方
62巻5号(2020年5月発行)
増大号特集 精神科診療のエビデンス—国内外の重要ガイドライン解説
62巻4号(2020年4月発行)
特集 ベンゾジアゼピン受容体作動薬の問題点と適正使用
62巻3号(2020年3月発行)
特集 精神医学・医療の未来を拓く人材育成
62巻2号(2020年2月発行)
特集 発達障害と認知症をめぐって
62巻1号(2020年1月発行)
特集 SUN☺D臨床試験のインパクト—日本初の医師主導型抗うつ薬大規模臨床試験から学ぶ
61巻12号(2019年12月発行)
特集 精神疾患における病識・疾病認識—治療における意義
61巻11号(2019年11月発行)
特集 医療現場での怒り—どのように評価しどのように対応するべきか
61巻10号(2019年10月発行)
特集 トラウマインフォームドケアと小児期逆境体験
61巻9号(2019年9月発行)
特集 高齢者の精神科救急・急性期医療
61巻8号(2019年8月発行)
特集 光と精神医学
61巻7号(2019年7月発行)
特集 今再び問う,内因性精神疾患と心因性精神疾患の概念
61巻6号(2019年6月発行)
特集 マインドフルネス療法は他の精神療法と何が違うのか?
61巻5号(2019年5月発行)
特集 精神医学における主観と主体
61巻4号(2019年4月発行)
特集 統合失調症の治療ゴールをめぐって
61巻3号(2019年3月発行)
特集 ICD-11のチェックポイント
61巻2号(2019年2月発行)
オピニオン パーソナリティ障害の現在
61巻1号(2019年1月発行)
特集 高齢者のメンタルヘルス
60巻12号(2018年12月発行)
特集 精神科臨床から何を学び,何を継承し,精神医学を改革・改良できたか(Ⅱ)
60巻11号(2018年11月発行)
特集 精神科臨床から何を学び,何を継承し,精神医学を改革・改良できたか(Ⅰ)
60巻10号(2018年10月発行)
特集 こころの発達の問題に関する“古典”をふりかえる
60巻9号(2018年9月発行)
特集 不眠症の治療と睡眠薬
60巻8号(2018年8月発行)
特集 作業療法を活用するには
60巻7号(2018年7月発行)
特集 双極Ⅱ型をめぐる諸問題
60巻6号(2018年6月発行)
特集 医療・医学の課題としての身体合併症
60巻5号(2018年5月発行)
特集 サイコオンコロジー
60巻4号(2018年4月発行)
特集 精神科診療におけるてんかん
60巻3号(2018年3月発行)
特集 せん妄をめぐる最近の動向
60巻2号(2018年2月発行)
特集 多様なアディクションとその対応
60巻1号(2018年1月発行)
特集 Research Domain Criteria(RDoC)プロジェクトの目指す新たな精神医学診断・評価システム
59巻12号(2017年12月発行)
特集 「統合失調症」再考(Ⅱ)
59巻11号(2017年11月発行)
特集 「統合失調症」再考(Ⅰ)
59巻10号(2017年10月発行)
59巻9号(2017年9月発行)
特集 精神疾患の生物学的診断指標—現状と開発研究の展望
59巻8号(2017年8月発行)
特集 国連障害者権利条約と権利ベースのアプローチ
59巻7号(2017年7月発行)
特集 MRIのT2・FLAIR画像での白質高信号の意味を読み解く
59巻6号(2017年6月発行)
特集 精神医学と睡眠学の接点
59巻5号(2017年5月発行)
特集 認知行動療法の現在とこれから—医療現場への普及と質の確保に向けて
59巻4号(2017年4月発行)
特集 改正道路交通法と医療の視点
59巻3号(2017年3月発行)
特集 ADHDをめぐる最近の動向
59巻2号(2017年2月発行)
オピニオン 精神科医にとっての薬物療法の意味
59巻1号(2017年1月発行)
特集 インターネット依存の現在
58巻12号(2016年12月発行)
58巻11号(2016年11月発行)
特集 認知症の人の認知機能障害,生活障害,行動・心理症状の構造
58巻10号(2016年10月発行)
58巻9号(2016年9月発行)
特集 精神科臨床にみる家庭・家族の現在—何が変わり何が変わらないのか?
58巻8号(2016年8月発行)
58巻7号(2016年7月発行)
特集 精神疾患の予防と早期治療アップデート
58巻6号(2016年6月発行)
58巻5号(2016年5月発行)
特集 成人の自閉スペクトラム症とライフステージの課題
58巻4号(2016年4月発行)
58巻3号(2016年3月発行)
58巻2号(2016年2月発行)
特集 妊娠・出産・育児とメンタルヘルスケア
58巻1号(2016年1月発行)
特集 社会認知研究の最近の動向
57巻12号(2015年12月発行)
57巻11号(2015年11月発行)
シンポジウム 家族と当事者からみた精神科医療・精神医学
57巻10号(2015年10月発行)
特集 精神医学と神経学の境界領域—最近のトピックスから
57巻9号(2015年9月発行)
特集 統合失調症の認知機能障害の臨床的意義
57巻8号(2015年8月発行)
オピニオン DSM-5—私はこう思う
57巻7号(2015年7月発行)
特集 自殺対策の現状
57巻6号(2015年6月発行)
57巻5号(2015年5月発行)
57巻4号(2015年4月発行)
特集 リエゾン精神医学の現状と今後の展望(Ⅱ)
57巻3号(2015年3月発行)
特集 リエゾン精神医学の現状と今後の展望(Ⅰ)
57巻2号(2015年2月発行)
57巻1号(2015年1月発行)
特集 今後の産業精神保健の課題—近年の行政施策の動向をふまえて
56巻12号(2014年12月発行)
56巻11号(2014年11月発行)
56巻10号(2014年10月発行)
特集 良質かつ適切な医療の提供—改正精神保健福祉法41条の具体化
56巻9号(2014年9月発行)
特集 うつ病の早期介入,予防(Ⅱ)
56巻8号(2014年8月発行)
特集 うつ病の早期介入,予防(Ⅰ)
56巻7号(2014年7月発行)
56巻6号(2014年6月発行)
56巻5号(2014年5月発行)
特集 大学生とメンタルヘルス―保健管理センターのチャレンジ
56巻4号(2014年4月発行)
56巻3号(2014年3月発行)
56巻2号(2014年2月発行)
56巻1号(2014年1月発行)
55巻12号(2013年12月発行)
55巻11号(2013年11月発行)
特集 アンチスティグマ活動の新しい転機Ⅱ
55巻10号(2013年10月発行)
特集 アンチスティグマ活動の新しい転機Ⅰ
55巻9号(2013年9月発行)
オピニオン 精神科医にとっての精神療法の意味
55巻8号(2013年8月発行)
特集 職場のメンタルヘルスと復職支援─その効果的な利用のために
55巻7号(2013年7月発行)
55巻6号(2013年6月発行)
55巻5号(2013年5月発行)
55巻4号(2013年4月発行)
55巻3号(2013年3月発行)
特集 SST最近の進歩と広がり
55巻2号(2013年2月発行)
55巻1号(2013年1月発行)
54巻12号(2012年12月発行)
54巻11号(2012年11月発行)
特集 アルコール・薬物関連障害
54巻10号(2012年10月発行)
特集 医療法に基づく精神疾患の地域医療計画策定
54巻9号(2012年9月発行)
54巻8号(2012年8月発行)
54巻7号(2012年7月発行)
54巻6号(2012年6月発行)
54巻5号(2012年5月発行)
54巻4号(2012年4月発行)
オピニオン マインドフルネス/アクセプタンス認知行動療法と森田療法
54巻3号(2012年3月発行)
オピニオン 認知症の終末期医療の対応:現状と課題―尊厳をどう守るか
54巻2号(2012年2月発行)
特集 障害者権利条約批准に係る国内法の整備:今後の精神科医療改革への萌芽
54巻1号(2012年1月発行)
53巻12号(2011年12月発行)
シンポジウム 精神医学研究の到達点と展望
53巻11号(2011年11月発行)
特集 震災時の避難大作戦:精神科編
53巻10号(2011年10月発行)
特集 裁判員制度と精神鑑定
53巻9号(2011年9月発行)
53巻8号(2011年8月発行)
特集 性同一性障害(GID)
53巻7号(2011年7月発行)
53巻6号(2011年6月発行)
53巻5号(2011年5月発行)
特集 成人てんかんの国際分類と医療の現状
53巻4号(2011年4月発行)
シンポジウム 気分障害の生物学的研究の最新動向─DSM,ICD改訂に向けて
53巻3号(2011年3月発行)
53巻2号(2011年2月発行)
特集 統合失調症の予後改善に向けての新たな戦略
53巻1号(2011年1月発行)
52巻12号(2010年12月発行)
52巻11号(2010年11月発行)
52巻10号(2010年10月発行)
特集 高次脳機能障害をめぐって
52巻9号(2010年9月発行)
52巻8号(2010年8月発行)
52巻7号(2010年7月発行)
52巻6号(2010年6月発行)
52巻5号(2010年5月発行)
特集 児童期における精神疾患の非定型性―成人期の精神疾患と対比して
52巻4号(2010年4月発行)
特集 内因性精神疾患の死後脳研究
52巻3号(2010年3月発行)
特集 総合病院精神科衰退の危機と総合病院精神医学会の果たすべき役割
52巻2号(2010年2月発行)
52巻1号(2010年1月発行)
51巻12号(2009年12月発行)
51巻11号(2009年11月発行)
特集 現代の自殺をめぐる話題
51巻10号(2009年10月発行)
特集 若年性認知症をめぐる諸問題
51巻9号(2009年9月発行)
51巻8号(2009年8月発行)
51巻7号(2009年7月発行)
特集 精神疾患と睡眠マネージメント―最新の知見
51巻6号(2009年6月発行)
51巻5号(2009年5月発行)
51巻4号(2009年4月発行)
シンポジウム うつ病と自殺に医師はどう対応するのか―医師臨床研修並びに生涯研修における精神科の役割
51巻3号(2009年3月発行)
特集 社会脳をめぐって
51巻2号(2009年2月発行)
シンポジウム 統合失調症の脳科学
51巻1号(2009年1月発行)
50巻12号(2008年12月発行)
特集 Assertive Community Treatment(ACT)は日本の地域精神医療の柱になれるか?
50巻11号(2008年11月発行)
50巻10号(2008年10月発行)
50巻9号(2008年9月発行)
50巻8号(2008年8月発行)
特集 成人期のアスペルガー症候群・Ⅱ
50巻7号(2008年7月発行)
特集 成人期のアスペルガー症候群・Ⅰ
50巻6号(2008年6月発行)
特集 疲労と精神障害―ストレス-疲労-精神障害について
50巻5号(2008年5月発行)
50巻4号(2008年4月発行)
50巻3号(2008年3月発行)
特集 精神疾患に対する早期介入の現状と将来
50巻2号(2008年2月発行)
50巻1号(2008年1月発行)
特集 精神医学的コミュニケーションとは何か―精神科専門医を目指す人のために
49巻12号(2007年12月発行)
49巻11号(2007年11月発行)
シンポジウム ストレスと精神生物学―新しい診断法を目指して
49巻10号(2007年10月発行)
49巻9号(2007年9月発行)
特集 「緩和ケアチーム」―精神科医に期待すること,精神科医ができること
49巻8号(2007年8月発行)
49巻7号(2007年7月発行)
特集 レビー小体型認知症をめぐって
49巻6号(2007年6月発行)
49巻5号(2007年5月発行)
特集 睡眠と精神医学:「睡眠精神医学」の推進
49巻4号(2007年4月発行)
49巻3号(2007年3月発行)
特集 統合失調症と感情障害の補助診断法の最近の進歩
49巻2号(2007年2月発行)
49巻1号(2007年1月発行)
シンポジウム 児童思春期の攻撃性・衝動性の理解と援助-ライフサイクルの視点から考える
48巻12号(2006年12月発行)
シンポジウム 気分障害治療の新たな展開
48巻11号(2006年11月発行)
48巻10号(2006年10月発行)
48巻9号(2006年9月発行)
特集 新医師臨床研修制度に基づく精神科ローテート研修の評価
48巻8号(2006年8月発行)
48巻7号(2006年7月発行)
48巻6号(2006年6月発行)
特集 オグメンテーション療法か,多剤併用療法か
48巻5号(2006年5月発行)
シンポジウム MCIとLNTDをめぐって
48巻4号(2006年4月発行)
48巻3号(2006年3月発行)
特集 災害精神医学の10年―経験から学ぶ
48巻2号(2006年2月発行)
48巻1号(2006年1月発行)
47巻12号(2005年12月発行)
シンポジウム 精神医療システムの改革:その理念とエビデンス
47巻11号(2005年11月発行)
特集 電気けいれん療法
47巻10号(2005年10月発行)
47巻9号(2005年9月発行)
47巻8号(2005年8月発行)
特集 リエゾン精神医学の現状と課題
47巻7号(2005年7月発行)
47巻6号(2005年6月発行)
47巻5号(2005年5月発行)
47巻4号(2005年4月発行)
47巻3号(2005年3月発行)
47巻2号(2005年2月発行)
特集 時代による精神疾患の病像変化
47巻1号(2005年1月発行)
46巻12号(2004年12月発行)
46巻11号(2004年11月発行)
46巻10号(2004年10月発行)
特集 精神科医療における介護保険制度
46巻9号(2004年9月発行)
46巻8号(2004年8月発行)
シンポジウム 精神障害治療の新展開
46巻7号(2004年7月発行)
46巻6号(2004年6月発行)
特集 精神科医療における危機介入
46巻5号(2004年5月発行)
46巻4号(2004年4月発行)
46巻3号(2004年3月発行)
46巻2号(2004年2月発行)
46巻1号(2004年1月発行)
特集 臨床心理技術者の国家資格化についての主張
45巻12号(2003年12月発行)
特集 統合失調症と認知機能―最近の話題
45巻11号(2003年11月発行)
特集 ICFと精神医学
45巻10号(2003年10月発行)
特集 新医師臨床研修制度における精神科研修はどうあるべきか
45巻9号(2003年9月発行)
45巻8号(2003年8月発行)
シンポジウム 痴呆症とパーキンソン病研究の新展開―原因分子の発見をてがかりとして
45巻7号(2003年7月発行)
45巻6号(2003年6月発行)
特集 統合失調症とは何か―Schizophrenia概念の変遷
45巻5号(2003年5月発行)
45巻4号(2003年4月発行)
特集 新医師臨床研修制度の課題―求められる医師像と精神科卒後教育の役割
45巻3号(2003年3月発行)
特集 ひきこもりの病理と診断・治療
45巻2号(2003年2月発行)
45巻1号(2003年1月発行)
44巻12号(2002年12月発行)
シンポジウム WHO精神保健レポートと日本の課題
44巻11号(2002年11月発行)
特集 精神疾患の脳画像解析と臨床応用の将来
44巻10号(2002年10月発行)
44巻9号(2002年9月発行)
44巻8号(2002年8月発行)
特集 精神疾患と認知機能
44巻7号(2002年7月発行)
特別企画 WPA 2002 横浜大会に期待する
44巻6号(2002年6月発行)
特集 司法精神医学の今日的課題
44巻5号(2002年5月発行)
44巻4号(2002年4月発行)
44巻3号(2002年3月発行)
特集 新しい向精神薬の薬理・治療
44巻2号(2002年2月発行)
44巻1号(2002年1月発行)
43巻12号(2001年12月発行)
43巻11号(2001年11月発行)
特集 青少年犯罪と精神医学
43巻10号(2001年10月発行)
シンポジウム 精神分裂病の心理社会的治療の進歩
43巻9号(2001年9月発行)
43巻8号(2001年8月発行)
43巻7号(2001年7月発行)
43巻6号(2001年6月発行)
特集 社会構造の変化と高齢者問題
43巻5号(2001年5月発行)
特別企画 薬物依存者に対する精神保健・精神科医療体制
43巻4号(2001年4月発行)
43巻3号(2001年3月発行)
43巻2号(2001年2月発行)
特集 今,なぜ病跡学か
43巻1号(2001年1月発行)
42巻12号(2000年12月発行)
シンポジウム ライフサイクルと睡眠障害
42巻11号(2000年11月発行)
42巻10号(2000年10月発行)
特集 職場の精神保健
42巻9号(2000年9月発行)
42巻8号(2000年8月発行)
42巻7号(2000年7月発行)
42巻6号(2000年6月発行)
42巻5号(2000年5月発行)
特集 精神疾患の発病規定因子
42巻4号(2000年4月発行)
42巻3号(2000年3月発行)
特別企画 精神医学,医療の将来
42巻2号(2000年2月発行)
シンポジウム 新しい精神医学の構築—21世紀への展望
42巻1号(2000年1月発行)
41巻12号(1999年12月発行)
特集 児童精神科医療の課題
41巻11号(1999年11月発行)
41巻10号(1999年10月発行)
41巻9号(1999年9月発行)
41巻8号(1999年8月発行)
41巻7号(1999年7月発行)
41巻6号(1999年6月発行)
特集 治療抵抗性の精神障害とその対応
41巻5号(1999年5月発行)
41巻4号(1999年4月発行)
41巻3号(1999年3月発行)
41巻2号(1999年2月発行)
41巻1号(1999年1月発行)
特集 記憶障害の臨床
40巻12号(1998年12月発行)
シンポジウム がん,臓器移植とリエゾン精神医学—チーム医療における心のケア
40巻11号(1998年11月発行)
40巻10号(1998年10月発行)
40巻9号(1998年9月発行)
40巻8号(1998年8月発行)
シンポジウム 災害のもたらすもの—阪神・淡路大震災復興期のメンタルヘルス
40巻7号(1998年7月発行)
40巻6号(1998年6月発行)
40巻5号(1998年5月発行)
特集 アジアにおける最近の精神医学事情
40巻4号(1998年4月発行)
40巻3号(1998年3月発行)
40巻2号(1998年2月発行)
特集 精神病像を伴う躁うつ病および分裂感情障害の位置づけ—生物学的マーカーと診断・治療
40巻1号(1998年1月発行)
39巻12号(1997年12月発行)
39巻11号(1997年11月発行)
特集 精神科における合理的薬物選択アルゴリズム
39巻10号(1997年10月発行)
39巻9号(1997年9月発行)
39巻8号(1997年8月発行)
シンポジウム スーパービジョンとコンサルテーション—地域精神医療の方法
39巻7号(1997年7月発行)
39巻6号(1997年6月発行)
39巻5号(1997年5月発行)
特集 学校精神保健—教育との連携の実際
39巻4号(1997年4月発行)
39巻3号(1997年3月発行)
39巻2号(1997年2月発行)
39巻1号(1997年1月発行)
38巻12号(1996年12月発行)
シンポジウム 痴呆の薬物療法の最前線—向知性薬の臨床と基礎
38巻11号(1996年11月発行)
特集 精神医学における分子生物学的研究
38巻10号(1996年10月発行)
38巻9号(1996年9月発行)
38巻8号(1996年8月発行)
38巻7号(1996年7月発行)
38巻6号(1996年6月発行)
38巻5号(1996年5月発行)
特集 精神病理学の方法論—記述か計量か
38巻4号(1996年4月発行)
38巻3号(1996年3月発行)
38巻2号(1996年2月発行)
38巻1号(1996年1月発行)
37巻12号(1995年12月発行)
37巻11号(1995年11月発行)
37巻10号(1995年10月発行)
37巻9号(1995年9月発行)
37巻8号(1995年8月発行)
特集 外来精神科医療の現状と課題
37巻7号(1995年7月発行)
特集 阪神・淡路大震災—現場からの報告
37巻6号(1995年6月発行)
37巻5号(1995年5月発行)
37巻4号(1995年4月発行)
37巻3号(1995年3月発行)
37巻2号(1995年2月発行)
37巻1号(1995年1月発行)
特集 分裂病者の社会復帰—新しい展開
36巻12号(1994年12月発行)
シンポジウム アルツハイマー型痴呆の診断をめぐって
36巻11号(1994年11月発行)
36巻10号(1994年10月発行)
36巻9号(1994年9月発行)
36巻8号(1994年8月発行)
36巻7号(1994年7月発行)
36巻6号(1994年6月発行)
特集 精神医学と生物科学のクロストーク
36巻5号(1994年5月発行)
特集 精神疾患の新しい診断分類
36巻4号(1994年4月発行)
36巻3号(1994年3月発行)
36巻2号(1994年2月発行)
36巻1号(1994年1月発行)
特集 精神科治療の奏効機序
35巻12号(1993年12月発行)
35巻11号(1993年11月発行)
35巻10号(1993年10月発行)
35巻9号(1993年9月発行)
35巻8号(1993年8月発行)
シンポジウム 精神障害者の権利と能力—精神医学的倫理のジレンマ
35巻7号(1993年7月発行)
35巻6号(1993年6月発行)
35巻5号(1993年5月発行)
35巻4号(1993年4月発行)
特集 現代日本の社会精神病理
35巻3号(1993年3月発行)
35巻2号(1993年2月発行)
特集 加齢に関する精神医学的な問題
35巻1号(1993年1月発行)
34巻12号(1992年12月発行)
特集 精神科領域におけるインフォームド・コンセント
34巻11号(1992年11月発行)
34巻10号(1992年10月発行)
34巻9号(1992年9月発行)
34巻8号(1992年8月発行)
特集 薬物依存の臨床
34巻7号(1992年7月発行)
34巻6号(1992年6月発行)
34巻5号(1992年5月発行)
34巻4号(1992年4月発行)
34巻3号(1992年3月発行)
シンポジウム 境界例の診断と治療
34巻2号(1992年2月発行)
34巻1号(1992年1月発行)
33巻12号(1991年12月発行)
特集 不安の病理
33巻11号(1991年11月発行)
33巻10号(1991年10月発行)
33巻9号(1991年9月発行)
33巻8号(1991年8月発行)
33巻7号(1991年7月発行)
33巻6号(1991年6月発行)
33巻5号(1991年5月発行)
33巻4号(1991年4月発行)
33巻3号(1991年3月発行)
33巻2号(1991年2月発行)
特集 精神科領域におけるレセプター機能の研究の進歩
33巻1号(1991年1月発行)
32巻12号(1990年12月発行)
シンポジウム 「うつ」と睡眠
32巻11号(1990年11月発行)
32巻10号(1990年10月発行)
32巻9号(1990年9月発行)
32巻8号(1990年8月発行)
特集 精神疾患の現代的病像をめぐって
32巻7号(1990年7月発行)
32巻6号(1990年6月発行)
特集 精神分裂病の生物学的研究
32巻5号(1990年5月発行)
32巻4号(1990年4月発行)
32巻3号(1990年3月発行)
特集 向精神薬の見逃されやすい副作用と対策
32巻2号(1990年2月発行)
32巻1号(1990年1月発行)
31巻12号(1989年12月発行)
31巻11号(1989年11月発行)
31巻10号(1989年10月発行)
シンポジウム 精神障害者の責任能力
31巻9号(1989年9月発行)
31巻8号(1989年8月発行)
31巻7号(1989年7月発行)
31巻6号(1989年6月発行)
特集 現代社会と家族—諸病態との関連から
31巻5号(1989年5月発行)
31巻4号(1989年4月発行)
31巻3号(1989年3月発行)
31巻2号(1989年2月発行)
31巻1号(1989年1月発行)
特集 サーカディアンリズム—基礎から臨床へ
30巻12号(1988年12月発行)
30巻11号(1988年11月発行)
シンポジウム 痴呆とパーキンソニズム
30巻10号(1988年10月発行)
30巻9号(1988年9月発行)
特集 世界の精神科医療の動向
30巻8号(1988年8月発行)
30巻7号(1988年7月発行)
30巻6号(1988年6月発行)
シンポジウム 地域ケアと精神保健
30巻5号(1988年5月発行)
30巻4号(1988年4月発行)
創刊30周年記念特集 精神医学—最近の進歩 第2部
30巻3号(1988年3月発行)
創刊30周年記念特集 精神医学—最近の進歩 第1部
30巻2号(1988年2月発行)
30巻1号(1988年1月発行)
29巻12号(1987年12月発行)
特集 躁うつ病とセロトニン
29巻11号(1987年11月発行)
29巻10号(1987年10月発行)
29巻9号(1987年9月発行)
29巻8号(1987年8月発行)
29巻7号(1987年7月発行)
29巻6号(1987年6月発行)
29巻5号(1987年5月発行)
29巻4号(1987年4月発行)
29巻3号(1987年3月発行)
29巻2号(1987年2月発行)
29巻1号(1987年1月発行)
特集 老年精神医学
28巻12号(1986年12月発行)
28巻11号(1986年11月発行)
特集 脳の働きと心―大脳の機能をめぐって
28巻10号(1986年10月発行)
28巻9号(1986年9月発行)
28巻8号(1986年8月発行)
28巻7号(1986年7月発行)
28巻6号(1986年6月発行)
28巻5号(1986年5月発行)
28巻4号(1986年4月発行)
28巻3号(1986年3月発行)
28巻2号(1986年2月発行)
特集 現代の子供—心身の発達とその病理—東京都精神医学総合研究所 第13回シンボジウムから
28巻1号(1986年1月発行)
27巻12号(1985年12月発行)
特集 摂食障害の心理と治療
27巻11号(1985年11月発行)
27巻10号(1985年10月発行)
27巻9号(1985年9月発行)
27巻8号(1985年8月発行)
27巻7号(1985年7月発行)
27巻6号(1985年6月発行)
特集 前頭葉の神経心理学
27巻5号(1985年5月発行)
特集 精神分裂病の成因と治療—東京都精神医学総合研究所 第12回シンポジウムから
27巻4号(1985年4月発行)
27巻3号(1985年3月発行)
27巻2号(1985年2月発行)
特集 睡眠時無呼吸症候群(Sleep Apnea Syndrome)―その病態と臨床
27巻1号(1985年1月発行)
26巻12号(1984年12月発行)
26巻11号(1984年11月発行)
26巻10号(1984年10月発行)
26巻9号(1984年9月発行)
26巻8号(1984年8月発行)
26巻7号(1984年7月発行)
特集 側頭葉障害における言語症状
26巻6号(1984年6月発行)
26巻5号(1984年5月発行)
26巻4号(1984年4月発行)
26巻3号(1984年3月発行)
26巻2号(1984年2月発行)
特集 DSM-III—その有用性と問題点
26巻1号(1984年1月発行)
特集 精神疾患に対する神経内分泌的アプローチ
25巻12号(1983年12月発行)
特集 カルバマゼピンの向精神作用
25巻11号(1983年11月発行)
25巻10号(1983年10月発行)
特集 少年非行の心理と病理—東京都精神医学総合研究所 第11回シンポジウムから
25巻9号(1983年9月発行)
25巻8号(1983年8月発行)
特集 児童精神医学の現状と将来—都立梅ケ丘病院30周年記念シンポジウムから
25巻7号(1983年7月発行)
25巻6号(1983年6月発行)
25巻5号(1983年5月発行)
25巻4号(1983年4月発行)
特集 聴覚失認
25巻3号(1983年3月発行)
特集 精神医学における病態モデル
25巻2号(1983年2月発行)
特集 薬物と睡眠をめぐって
25巻1号(1983年1月発行)
24巻12号(1982年12月発行)
特集 アルコール依存症の精神医学—東京都精神医学総合研究所 第10回シンポジウムから
24巻11号(1982年11月発行)
24巻10号(1982年10月発行)
特集 精神科診療所をめぐる諸問題
24巻9号(1982年9月発行)
24巻8号(1982年8月発行)
24巻7号(1982年7月発行)
24巻6号(1982年6月発行)
24巻5号(1982年5月発行)
24巻4号(1982年4月発行)
特集 視覚失認
24巻3号(1982年3月発行)
24巻2号(1982年2月発行)
特集 リチウムの臨床と基礎—最近の話題
24巻1号(1982年1月発行)
23巻12号(1981年12月発行)
23巻11号(1981年11月発行)
特集 Ⅱ.アジアにおける精神衛生問題
23巻10号(1981年10月発行)
特集 失行
23巻9号(1981年9月発行)
23巻8号(1981年8月発行)
23巻7号(1981年7月発行)
特集 てんかんのメカニズムと治療—東京都精神医学総合研究所 第8回シンポジウムから
23巻6号(1981年6月発行)
23巻5号(1981年5月発行)
23巻4号(1981年4月発行)
23巻3号(1981年3月発行)
23巻2号(1981年2月発行)
23巻1号(1981年1月発行)
22巻12号(1980年12月発行)
特集 躁うつ病の生物学
22巻11号(1980年11月発行)
特集 Butyrophenone系抗精神病薬の臨床精神薬理学
22巻10号(1980年10月発行)
特集 日本精神医学と松沢病院
22巻9号(1980年9月発行)
22巻8号(1980年8月発行)
特集 思春期の精神医学的諸問題—東京都精神医学総合研究所 第7回シンポジウムから
22巻7号(1980年7月発行)
特集 Brain Function Testへのアプローチ
22巻6号(1980年6月発行)
22巻5号(1980年5月発行)
特集 睡眠研究—最近の進歩
22巻4号(1980年4月発行)
22巻3号(1980年3月発行)
22巻2号(1980年2月発行)
特集 向精神薬をめぐる最近の諸問題
22巻1号(1980年1月発行)
特集 幻覚
21巻12号(1979年12月発行)
21巻11号(1979年11月発行)
特集 精神分裂病の生物学
21巻10号(1979年10月発行)
21巻9号(1979年9月発行)
21巻8号(1979年8月発行)
特集 老人の精神障害—東京都精神医学総合研究所,第6回シンポジウムから
21巻7号(1979年7月発行)
特集 精神分裂病の遺伝因と環境因
21巻6号(1979年6月発行)
特集 創刊20周年記念 第2部
21巻5号(1979年5月発行)
特集 創刊20周年記念 第1部
21巻4号(1979年4月発行)
21巻3号(1979年3月発行)
21巻2号(1979年2月発行)
特集 妄想
21巻1号(1979年1月発行)
20巻12号(1978年12月発行)
特集 精神鑑定
20巻11号(1978年11月発行)
20巻10号(1978年10月発行)
シンポジウム 精神分裂病者の治療について—東京都精神医学総合研究所,第5回シンポジウムから
20巻9号(1978年9月発行)
20巻8号(1978年8月発行)
20巻7号(1978年7月発行)
20巻6号(1978年6月発行)
20巻5号(1978年5月発行)
20巻4号(1978年4月発行)
20巻3号(1978年3月発行)
20巻2号(1978年2月発行)
20巻1号(1978年1月発行)
19巻12号(1977年12月発行)
特集 青年期の精神病理
19巻11号(1977年11月発行)
シンポジウム こころとからだ—東京都精神医学総合研究所,第4回シンポジウムから
19巻10号(1977年10月発行)
19巻9号(1977年9月発行)
19巻8号(1977年8月発行)
特集 在宅精神医療(2)—社会復帰活動とその周辺
19巻7号(1977年7月発行)
19巻6号(1977年6月発行)
19巻5号(1977年5月発行)
19巻4号(1977年4月発行)
特集 精神分裂病の精神生理学
19巻3号(1977年3月発行)
19巻2号(1977年2月発行)
シンポジウム 生のリズムとその障害—東京都精神医学総合研究所,第3回シンポジウムから
19巻1号(1977年1月発行)
18巻12号(1976年12月発行)
特集 近代日本の宗教と精神医学
18巻11号(1976年11月発行)
18巻10号(1976年10月発行)
18巻9号(1976年9月発行)
18巻8号(1976年8月発行)
18巻7号(1976年7月発行)
18巻6号(1976年6月発行)
特集 在宅精神医療—日常生活における指導と治療
18巻5号(1976年5月発行)
シンポジウム 大都市の病理と精神障害—東京都精神医学総合研究所第2回シンポジウムから
18巻4号(1976年4月発行)
18巻3号(1976年3月発行)
18巻2号(1976年2月発行)
18巻1号(1976年1月発行)
17巻13号(1975年12月発行)
臨時増刊号特集 精神医学における日本的特性
17巻12号(1975年12月発行)
17巻11号(1975年11月発行)
17巻10号(1975年10月発行)
17巻9号(1975年9月発行)
17巻8号(1975年8月発行)
17巻7号(1975年7月発行)
17巻6号(1975年6月発行)
17巻5号(1975年5月発行)
17巻4号(1975年4月発行)
17巻3号(1975年3月発行)
17巻2号(1975年2月発行)
17巻1号(1975年1月発行)
16巻12号(1974年12月発行)
16巻11号(1974年11月発行)
シンポジウム 現代における精神医学研究の課題—東京都精神医学総合研究所開設記念シンポジウムから
16巻10号(1974年10月発行)
16巻9号(1974年9月発行)
16巻7号(1974年7月発行)
シンポジウム 向精神薬療法の現状と問題点—Dr. Frank J. Ayd, Jr. を迎えて
16巻6号(1974年6月発行)
誌上シンポジウム 日本の精神医療についての4つの意見
16巻5号(1974年5月発行)
16巻4号(1974年4月発行)
16巻3号(1974年3月発行)
16巻2号(1974年2月発行)
16巻1号(1974年1月発行)
15巻12号(1973年12月発行)
特集 精神障害と家族
15巻11号(1973年11月発行)
15巻10号(1973年10月発行)
15巻9号(1973年9月発行)
15巻8号(1973年8月発行)
15巻7号(1973年7月発行)
15巻6号(1973年6月発行)
15巻5号(1973年5月発行)
15巻4号(1973年4月発行)
特集 痴呆の臨床と鑑別
15巻3号(1973年3月発行)
15巻2号(1973年2月発行)
15巻1号(1973年1月発行)
14巻12号(1972年12月発行)
特集 精神障害者の動態
14巻11号(1972年11月発行)
14巻10号(1972年10月発行)
14巻9号(1972年9月発行)
14巻8号(1972年8月発行)
14巻7号(1972年7月発行)
14巻6号(1972年6月発行)
14巻5号(1972年5月発行)
特集 てんかん分類へのアプローチ
14巻4号(1972年4月発行)
14巻3号(1972年3月発行)
14巻2号(1972年2月発行)
特集 作業療法
14巻1号(1972年1月発行)
13巻12号(1971年12月発行)
特集 社会変動と精神医学
13巻11号(1971年11月発行)
13巻10号(1971年10月発行)
特集 内因性精神病の生物学的研究
13巻9号(1971年9月発行)
13巻8号(1971年8月発行)
13巻7号(1971年7月発行)
13巻6号(1971年6月発行)
13巻5号(1971年5月発行)
特集 向精神薬をめぐる問題点
13巻4号(1971年4月発行)
13巻3号(1971年3月発行)
13巻2号(1971年2月発行)
13巻1号(1971年1月発行)
12巻12号(1970年12月発行)
特集 社会のなかの精神科医
12巻11号(1970年11月発行)
12巻10号(1970年10月発行)
12巻9号(1970年9月発行)
12巻8号(1970年8月発行)
12巻7号(1970年7月発行)
12巻6号(1970年6月発行)
特集 境界例の病理と治療
12巻5号(1970年5月発行)
特集 対人恐怖
12巻4号(1970年4月発行)
12巻3号(1970年3月発行)
12巻2号(1970年2月発行)
特集 医療危機と精神科医—第6回日本精神病理・精神療法学会 討論集会をめぐって
12巻1号(1970年1月発行)
11巻12号(1969年12月発行)
11巻11号(1969年11月発行)
11巻10号(1969年10月発行)
11巻9号(1969年9月発行)
11巻8号(1969年8月発行)
11巻7号(1969年7月発行)
11巻6号(1969年6月発行)
11巻5号(1969年5月発行)
特集 心気症をめぐつて
11巻4号(1969年4月発行)
11巻3号(1969年3月発行)
特集 医学教育と精神療法
11巻2号(1969年2月発行)
11巻1号(1969年1月発行)
10巻12号(1968年12月発行)
10巻11号(1968年11月発行)
10巻10号(1968年10月発行)
10巻9号(1968年9月発行)
10巻8号(1968年8月発行)
10巻7号(1968年7月発行)
特集 集団精神療法(日本精神病理・精神療法学会第4回大会シンポジウム)
10巻6号(1968年6月発行)
10巻5号(1968年5月発行)
特集 うつ病—日本精神病理・精神療法学会(第4回大会シンポジウム)
10巻4号(1968年4月発行)
10巻3号(1968年3月発行)
10巻2号(1968年2月発行)
10巻1号(1968年1月発行)
9巻12号(1967年12月発行)
9巻11号(1967年11月発行)
9巻10号(1967年10月発行)
9巻9号(1967年9月発行)
9巻8号(1967年8月発行)
9巻7号(1967年7月発行)
特集 精神療法の技法と理論—とくに人間関係と治癒像をめぐって
9巻6号(1967年6月発行)
特集 心因をめぐる諸問題
9巻5号(1967年5月発行)
特集 創造と表現の病理
9巻4号(1967年4月発行)
特集 精神療法における治癒機転
9巻3号(1967年3月発行)
9巻2号(1967年2月発行)
特集 精神分裂病の診断基準—とくに“Praecoxgefühl”について
9巻1号(1967年1月発行)
特集 内因性精神病の疾病論
8巻12号(1966年12月発行)
特集 うつ病の臨床
8巻11号(1966年11月発行)
特集 宗教と精神医学
8巻10号(1966年10月発行)
特集 地域精神医学—その理論と実践
8巻9号(1966年9月発行)
8巻8号(1966年8月発行)
8巻7号(1966年7月発行)
特集 精神医療体系のなかでの精神病院の位置づけ
8巻6号(1966年6月発行)
特集 薬物と精神療法
8巻5号(1966年5月発行)
8巻4号(1966年4月発行)
特集 精神分裂病の家族研究
8巻3号(1966年3月発行)
特集 精神活動とポリグラフ
8巻2号(1966年2月発行)
8巻1号(1966年1月発行)
7巻12号(1965年12月発行)
7巻11号(1965年11月発行)
7巻10号(1965年10月発行)
7巻9号(1965年9月発行)
7巻8号(1965年8月発行)
7巻7号(1965年7月発行)
7巻6号(1965年6月発行)
特集 呉秀三先生の生誕100年を記念して
7巻5号(1965年5月発行)
7巻4号(1965年4月発行)
7巻3号(1965年3月発行)
特集 精神分裂病の“治癒”とは何か
7巻2号(1965年2月発行)
特集 精神療法の限界と危険
7巻1号(1965年1月発行)
6巻12号(1964年12月発行)
6巻11号(1964年11月発行)
特集 向精神薬・抗けいれん剤の効果判定法
6巻10号(1964年10月発行)
6巻9号(1964年9月発行)
6巻8号(1964年8月発行)
6巻7号(1964年7月発行)
6巻6号(1964年6月発行)
6巻5号(1964年5月発行)
6巻4号(1964年4月発行)
6巻3号(1964年3月発行)
6巻2号(1964年2月発行)
特集 神経症の日本的特性
6巻1号(1964年1月発行)
特集 近接領域からの発言
5巻12号(1963年12月発行)
5巻11号(1963年11月発行)
5巻10号(1963年10月発行)
5巻9号(1963年9月発行)
5巻8号(1963年8月発行)
5巻7号(1963年7月発行)
5巻6号(1963年6月発行)
5巻5号(1963年5月発行)
5巻4号(1963年4月発行)
5巻3号(1963年3月発行)
特集 てんかん
5巻2号(1963年2月発行)
特集 病識〔精神病理懇話会講演および討議〕
5巻1号(1963年1月発行)
4巻12号(1962年12月発行)
4巻11号(1962年11月発行)
特集 睡眠
4巻10号(1962年10月発行)
4巻9号(1962年9月発行)
4巻8号(1962年8月発行)
4巻7号(1962年7月発行)
4巻6号(1962年6月発行)
4巻5号(1962年5月発行)
4巻4号(1962年4月発行)
4巻3号(1962年3月発行)
4巻2号(1962年2月発行)
4巻1号(1962年1月発行)
3巻12号(1961年12月発行)
特集 非定型内因性精神病
3巻11号(1961年11月発行)
3巻10号(1961年10月発行)
3巻9号(1961年9月発行)
3巻8号(1961年8月発行)
3巻7号(1961年7月発行)
3巻6号(1961年6月発行)
3巻5号(1961年5月発行)
3巻4号(1961年4月発行)
3巻3号(1961年3月発行)
3巻2号(1961年2月発行)
3巻1号(1961年1月発行)
特集 妄想の人間学—精神病理懇話会講演ならびに討論