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文献詳細

雑誌文献

精神医学48巻2号

2006年02月発行

私のカルテから

総合病院精神科のない地域での精神科病院におけるコンサルテーション・リエゾン精神医学―他院と連携して治療を行った2症例を通じて

著者: 片桐秀晃1 村岡満太郎1

所属機関: 1特定医療法人大慈会三原病院

ページ範囲:P.205 - P.207

文献概要

はじめに

 当院は単科の精神科病院である。当院が所属する地域にはコンサルテーション・リエゾン(CL)医療を提供できる総合病院がないことから,他院入院中に精神症状が出現すると転院を含め当院に紹介がある。今回,身体的な問題にて他院入院中であったが,精神症状が出現したために入院継続が困難となり当院に転院し,精神症状に関係する器質的な問題に対応することで専門的な治療へ結びつけることのできた2症例を経験した。この症例を通じて感じた精神科病院でのCL精神医学についての私見を報告する。なお,個人情報保護のために一部内容を改変した。

参考文献

1) 山脇成人:コンサルテーション・リエゾン精神医学の歴史と概念. 黒沢尚, 山脇成人 編:臨床精神医学講座17 リエゾン精神医学・精神科救急医療.中山書店,pp3-8,1998

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-126X

印刷版ISSN:0488-1281

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