医療をめぐる環境の激変により,医療安全にかかわるリスクマネージメントに関する議論が盛んに行われるようになっている。よく引用されるのが重大な事故1件に対し,その背後には同種の軽度の事故が30,そして同種のインシデントが300あるというハインリッヒの法則である。現役医師であり同時に弁護士の資格も持つ寺野彰氏(獨協医科大学学長)と古川俊治氏(慶応義塾大学医学部外科助教授)の対談4)で増加傾向にある医事紛争のことがわかりやすく解説されていた。古川氏によると医療過誤は患者取り違えや薬剤の誤認などのうっかりミスの範疇に入る「実行上の過誤」と,医療水準が問題になる「計画上の過誤」に大別される4)。「実行上の過誤」は注意義務違反によるもので重大かつ社会的影響が甚大なものでは刑事裁判になる。「計画上の過誤」は注意義務違反,説明義務違反,不勉強などさまざまな要因が絡んでくる。最近では内科・外科領域などで医療行為において事故がなかったとしても説明義務違反が問われる状況になってきている2)。このような時代の流れは早晩,精神科にも押し寄せるのは必至である。医学教育に携わっていると知識だけでなく「望ましい行動を取ること」が目標であると学生に教えるわけであるが,時代の流れを受けて,「望ましい行動を取れる=安全な医療を行える」ように我々自身の行動を変容させていかなければならない。
注意義務違反が判断されるとき,結果予見義務,結果回避義務が問われる3)。注意義務違反が問われるのは,予見できてかつ予見結果の発生も回避可能であった状況で,回避策を講じていなかった場合である3)。予見できる危険がある場合,本人・家族にそのことを説明しなければ,結果回避の努力を怠ったということになる。たとえば,およそすべての副作用は予見できるものとみなされる。起こり得ること,起こった場合の連絡方法(「○○が出たらいつでも受診して下さい」など)などを説明し,それを診療録に記載することがこれからは必要であろう1)。最近では,うつ病の治療にSSRI が頻用されているが,他科受診がある場合,そこでの処方内容については詳細に尋ねる必要がある。SSRIとの併用禁忌があれば,そのことを認識している旨を診療録に明確に記載する必要がある。このことは主治医が引き継がれた場合でも事故を未然に防ぐ手だてになる。不作為による因果関係の立証は一般的に困難とされてきたが,最近では不作為によって危険の予見を察知することを逸した場合も注意義務違反になる可能性も出てきている3)。難しいことではなく,薬物療法中の定期的な採血,心電図,脳波などの検査の実施がその一つである。いうまでもなく,実施したら,その結果と解釈を必ず診療録に記載する1)。そうでなければ,検査を実施したが,その結果を把握していなかったということになりかねない。また今後は,うつ病では糖尿病,アルコール依存などの日常生活指導が十分でないと問題となるケースも考えられる。もちろん糖尿病が見つかれば内科併診を依頼するわけであるが,依頼後は自分は関知しないということでなくて,内科医と連携してフォローするということが重要なのである。
雑誌目次
精神医学48巻6号
2006年06月発行
雑誌目次
巻頭言
医療安全雑感
著者: 秋山一文
ページ範囲:P.594 - P.595
特集 オグメンテーション療法か,多剤併用療法か
個別の症例に対する最善の精神科薬物療法の選択を可能にするための戦略
著者: 三國雅彦
ページ範囲:P.597 - P.600
はじめに
多剤併用はまずい。副作用が出ても,起因の薬剤を特定することがしばしば困難となり,どれが有効な薬剤かがわからず,軽快時の減量をどの薬剤から始めるかを決めるのも困難となる。また,薬物代謝酵素の活性に影響する薬剤と,その酵素で代謝される薬剤とを併用してしまうと,血中濃度や脳内濃度が大きく変動してしまうことになり,薬物療法を不確実で危険なものにしてしまう。しかし,経験と勘だけが頼りで,多剤併用になってしまう愚は避けなければならないと日々自戒しながらも,単剤での効果が得にくいと,他剤に切り替えることを繰り返しているうちに,治療期間が延び,少しでも有効であった薬剤を残して次第に多剤になってしまうことがしばしばある。
一方,大うつ病性障害でも統合失調症でも生物学的な病態の異種性が指摘されるとともに,抗うつ薬にしても抗精神病薬にしても根治的で理想的な薬剤があるわけではないので,単剤で治療しても有効性が得られない症例や,個別の症状に対応するためにオグメンテーション療法や多剤併用療法をそのエビデンスに基づいて施行しなければならないのも当然である。しかし,残念ながらそのエビデンスは乏しく,しかもその多くは数週間~数か月の治験で得られたものであるので,日常の臨床で数年にわたって治療的にかかわらせてもらっている現実の場面との間にはギャップがあり,また,エビデンスには同意の得られようもない興奮・昏迷を呈する重症例や自殺リスクの高い症例は含まれてはいない。まして,個々の症例の症候に対するきめ細かで最善を尽くす薬物療法を確立するためのエビデンスはきわめて乏しいという現実がある。
本特集ではオグメンテーション療法か,多剤併用療法か,それともあくまで,単独療法のスイッチングだけで対応するかが取り上げられている。いうまでもないが,オグメンテーション療法は,たとえばある抗うつ薬の無効例や低反応例に対し,併用する薬剤自体には抗うつ効果はないか,あってもごく弱い薬剤を追加してその抗うつ薬の効果の増強を図る療法である。RCTも含めてエビデンスはそれなりにある例が多い2)。一方,コンビネーション療法は薬理作用の異なる抗うつ薬や向精神薬を組み合わせて,単独では対処しにくい,たとえば精神病症状を伴う,あるいは不安・焦燥の強いうつ状態に対する多面的な抗うつ作用を引き出し,うつ状態全体を改善する療法である。しかし,この療法のエビデンスはきわめて少なく,あってもエビデンスのレベルが低いことが多く,経験的な併用療法となりやすい。したがって,理論的根拠のあるコンビネーション療法の効果に関する臨床治験成績をしっかり蓄積して安全にこの療法を実施していくことが求められている3)。
薬物治療におけるエビデンスとアルゴリズムの意義―大うつ病性障害を中心に
著者: 戸田裕之 , 野村総一郎
ページ範囲:P.601 - P.609
はじめに
Fulvoxamine 50mg,paroxetine 20mgにsulpiride 150mg,加えて三環系抗うつ薬と非定型抗精神病薬が少量ずつ,さらにベンゾジアゼピン系抗不安薬が3種類ほど併用されている。外来に紹介受診するうつ病患者の投薬内容の1例である。もちろん,我々の病院周辺でのみ多剤併用療法がまかり通っているというわけでなく,上記投薬は本邦における標準的な薬物治療の一側面を表しているといえよう。当科の外来においても,数年前までは似通った投薬が氾濫していた。
2003年より,我々はアルゴリズムを用いたうつ病の標準治療外来を開設している。その取り組みを境として,薬物治療全般に対する認識も変化してきている。本稿では,当科における標準治療外来の現在までの結果を提示し,薬物治療におけるアルゴリズムとエビデンスの意義を検討した。後述するように当科で用いているプロトコルはlithiumによるaugmentationを重視した内容になっているので,うつ病治療におけるaugmentationの位置づけについても考察を加えている。もともと,本稿には精神疾患全般の薬物療法におけるエビデンスの重要性とアルゴリズムの意義に関する検討を求められているが,これはいささか,筆者らの能力では手にあまる問題であるので,内容の大半を気分障害,しかも単極性のうつ病について割くことにする。
抗うつ薬と他剤併用の臨床的意義
著者: 朝倉幹雄 , 金井重人 , 田中大輔 , 長谷川浩 , 御園生篤志
ページ範囲:P.611 - P.614
はじめに
通常のうつ病の薬物療法では,単一の抗うつ薬と治療初期に抗不安薬か睡眠導入薬を併用することで約70%の患者をほぼ寛解に導くことができる。三環系抗うつ薬は鎮静作用が強いため短期間で十分量に増量することは難しい。選択的セロトニン(5-HT)再取り込み阻害薬(SSRI)や5-HT/ノルエピネフリン(NE)再取り込み阻害薬(SNRI)の登場で,短期間に十分量の投与が可能となった。単一の抗うつ薬治療で寛解すれば問題はないが8~10週後に寛解しない場合は他薬への変更を要したり,治療抵抗性うつ病treatment-resistant depressionの場合には電撃療法(ECT)や他の薬物の併用を余儀なくされる。本稿では抗うつ薬に他の薬物を併用する有用性とその意義を述べる。
分子薬理学的視点から見たオグメンテーション療法と多剤併用療法
著者: 田中聰史 , 山田光彦
ページ範囲:P.615 - P.622
はじめに
我々は,抗うつ薬の奏効機転に関与する遺伝子群の解析を通じて,新規抗うつ薬の開発を目指す研究を続けている。本稿では,その研究の現状も踏まえて,作用機序の分子薬理学的なメカニズムから見た「オグメンテーション療法,多剤併用療法」について考察し,最後に個人至適化医療(personalized medicine)実現への期待を含めた提言を行いたい。
抗うつ薬,非定型抗精神病薬の併用による感情障害の治療
著者: 小高文聰 , 中山和彦
ページ範囲:P.623 - P.628
はじめに
感情障害において,抗精神病薬と抗うつ薬の併用は主に大うつ病性障害の治療に使用される。大うつ病性障害は時に抑うつ・意欲低下に加え不安焦燥感,自殺念慮などが急速に出現し,致死的となることがある。また,抗うつ薬を十分量十分期間使用しても,抑うつ気分,意欲低下が遷延する例が少なからず存在する。このような場合,補助療法として他薬物の併用または増強療法が行われるが,最近非定型抗精神病薬と抗うつ薬の併用,増強療法がトピックである。双極性障害における非定型抗精神病薬と気分安定薬の単剤/併用/増強療法は知見の蓄積が進んでいるが,抗うつ薬との使用は報告の少ない状況が続いている。しかし,現時点で抗うつ薬と抗精神病薬の併用について検討することは臨床上非常に重要である。
本稿ではEvidence Based Medicine(EBM)に則して,より洗練された大うつ病性障害の薬物療法を実践するために,抗うつ薬と非定型抗精神病薬の併用療法および増強療法の現状と展望を解説し,最近の臨床的,生物学的知見を交え若干の考察を加えた。
なお,本稿で使用された論文データベースはThe Cochrane LibraryおよびMEDLINEである。MEDLINEへのgatewayとしてPubmed(http://www.ncbi.nlm.nih.gov/entrez/query.fcgi)またはOvid社ソフトウェアを使用した。疾患名,研究手法はMeSH termを利用し,これにfree wordによる検索語を組み合わせた。結果が多いものは適宜limitを施した。
オグメンテーション療法か,多剤併用療法か―PET研究の結果から
著者: 大久保善朗
ページ範囲:P.629 - P.634
はじめに
Positron Emission Tomography(PET)による分子イメージングは放射性同位元素で標識した化合物(トレーサー)を生体に投与し,その経時的動態や分布を体外計測する技術である。分子イメージング技術の進歩により,現在では,さまざまな神経伝達物質受容体やトランスポーターを生きているヒトで評価することが可能になっている。抗精神病薬,抗うつ薬などの向精神薬は中枢神経の神経伝達物質受容体やトランスポーターに作用する。PETによる分子イメージング技術の進歩によって,向精神薬の中枢作用をPETにより評価し,向精神薬の薬効や副作用の発現機序を理解する試みが進んでいる。
PETを用いた分子イメージングにより薬剤の脳内作用を評価する方法としては,生体内で受容体またはトランスポーターに結合する薬剤がどの程度受容体に結合しているかを,PETトレーサーの特異結合の減少度を占有率として評価する方法が用いられている14)。しかしながら,現在のところ,本特集のテーマであるオグメンテーション療法あるいは多剤併用療法について調べたPET研究はほとんどないのが現状である。本稿では,受容体またはトランスポーター占有率を指標とする統合失調症およびうつ病治療のPET研究を概説するとともに,それらのPET所見を考慮したうえで,オグメンテーション療法および多剤併用療法の是非について論じる。
抗精神病薬のpolypharmacy―アメリカでの現状
著者: 斉藤卓弥
ページ範囲:P.635 - P.640
はじめに
アメリカでは,精神科医のための初期臨床薬理学トレーニングの中で,抗精神病薬は単剤使用することが原則であることが繰り返し教育される。同一の作用機序を持つ薬剤の併用が,単剤による治療と比較して有効であるというevidenceは限られており,現在も単剤による疾患の治療がアメリカでの抗精神病薬の使用の原則である。一方では,近年欧米では,患者の症状の改善だけではなく,寛解が治療の目標として求められるようになり,単剤による精神疾患の寛解が困難なことから原則とは異なったpolypharmacyが日常的に行われるようになった。Polypharmacyに関して系統だった臨床試験が少なく,非合理的なpolypharmacyが行われていることもしばしばある。非合理的なpolypharmacyは,副作用の増加など患者へのリスクを高めるだけでなく,保険会社からの厳しい規制もあり,最近のpolypharmacyの増加に対して危惧を抱く精神科医の声も大きくなってきている。日本でも抗精神病薬のpolypharmacyおよび過剰投与が問題視されるようになってきている9)。
この論文では,アメリカにおけるpolypharmacyの現状について述べ,アメリカにおけるpolypharmacyに対する是非と不必要なpolypharmacyを減らすための試みについて概説する。
研究と報告
心因性精神障害患者のストレス自己管理のための個人用チェックリストにおける症状項目プールの作成
著者: 秋坂真史 , 渡辺めぐみ , 志井田孝
ページ範囲:P.643 - P.651
抄録
精神科診療所などでは,古典的な重度精神障害以外にも近年は心因性障害患者が増加し,精神科医が心因性精神障害とくに神経症圏や心身症患者を診る機会も多い。しかし患者に対し,薬物投与以外にストレス管理などの心身医学的対応も適切で十分かが問われる時代になってきた。そこで患者自身によるストレス管理のため多様な症状項目をプール化し,そこから患者が選ぶ方式が無理もなく効率的と考え,先行調査に基づき作成したストレス症状項目プールの種類と妥当性について検討した。その結果,健常者および患者の双方を対象にした調査で症状項目プールの妥当性を認め,245項目の症状からストレス概念を構成する14因子が抽出された。患者の自覚症状および疲労度の継続記録で,症状数と疲労度の正相関が明らかとなり,臨床現場での患者のストレス管理に有用である可能性が示唆された。
気分障害患者の血漿モノアミン代謝産物濃度の変化から見たm-ECTの奏効機序
著者: 増子博文 , 小林直人 , 竹内賢 , 上野卓弥 , 三浦至 , 宮下伯容 , 丹羽真一
ページ範囲:P.653 - P.657
抄録
気分障害患者において,血漿モノアミン代謝産物濃度から見たm-ECTの奏効機序を解明することを目的とした。そして,気分障害入院患者(n=16)を,m-ECT施行の有(n=5)無(n=11)により2群に分け,血漿モノアミン代謝産物(HVA,free MHPG,total MHPG,5HIAA)の変化を検討した。採血と症状評価(HAM-D)は,入院時および3週後の2回行った。
結果,HAM-D(n=16)は入院時(26.4±6.5)に比較して3週後(15.6±7.2)に減少した。またm-ECT施行群(n=5)の減少(26.0±6.2か20.2±8.8)とm-ECT非施行群無(n=11)の減少(26.6±6.9から13.4±5.6)の間には差がなかった。
m-ECT施行群,m-ECT非施行群ともに血漿free MHPG濃度の有意な減少(p=0.026)が認められた。血漿total MHPG濃度は,m-ECT施行群でのみ有意に減少した。一方,両群ともに血漿5HIAAおよびHVA濃度は変化しなかった。
女子大学生における自傷行為と過食行動の関連
著者: 山口亜希子 , 松本俊彦
ページ範囲:P.659 - P.667
抄録
多くの研究が,自傷行為が神経性大食症と密接な関係にあることを指摘している。我々は,この関係を確認するために,女子大学生254名を対象として,自記式質問票による調査を実施した。その結果,自傷経験者では,非経験者に比べ,Bulimia Investigatory Test of Edinburgh(BITE)において有意に高得点を呈した。しかし,自傷経験を従属変数としたロジスティック回帰分析から得られた自傷行為と関係する5つのBITE項目には,「きびしい食事制限」(オッズ比,14.3),「一日中何も食べない」(オッズ比,4.4)などの不食の症候も含まれていた。以上より,自傷行為は,神経性大食症などの特定の病型に関係があるというよりも,摂食障害全般と関係があることが推測された。
繰り返し行為を伴う思考障害にolanzapineが有効だった強迫性障害,前方型認知症(田邊),統合失調症の3症例―中脳dopamine系の強化学習からの考察
著者: 深津尚史 , 深津栄子
ページ範囲:P.669 - P.675
抄録
今回報告する3症例は,強迫観念から執拗な確認行為を繰り返した強迫性障害,保続から時刻表的行動を繰り返した前方型認知症(田邊),貧困化した思考から常同的な退院要求を繰り返した統合失調症であり,繰り返し行為を伴う思考障害にolanzapineが有効だった。しかし,3症例の思考障害は,強迫観念が思考内容の障害,保続が思考の流れの障害,貧困化した思考が思考形式の障害と,精神病理学上,異なる分類に属した。今回,olanzapineの多彩な薬理作用を手がかりに,異なるタイプの思考障害に類似した繰り返し行為が出現する理由を,中脳dopamine系の強化学習という観点から考察した。
短報
「インククリーナー」(1,4-ブタンジオール)の乱用により一過性の幻覚妄想と強度の不眠を呈した1例
著者: 小林桜児 , 松本俊彦 , 大槻正樹 , 遠藤桂子 , 赤木正雄 , 木村逸雄 , 上條敦史 , 平安良雄
ページ範囲:P.677 - P.680
はじめに
1,4-ブタンジオール(1,4-butanediol:以下1,4-BD)は無色透明,粘性のある液体で,プリンターやコンパクトディスクなどの汚れを落とす溶剤の一種である。しかしその一方で,経口摂取による意図的な誤用により抗不安・催眠作用や多幸感を生じる薬理作用もある。このため近年,法規制を巧みにすり抜けた,「脱法ドラッグ」としてインターネットやアダルトショップで販売されるようになり,若者が容易に入手できる状況となっている。
最近我々は,この1,4-BDを2週間以上にわたって乱用した結果,一過性の妄想と強度の不眠を呈した症例を経験したので,ここに報告したい。なお,症例提示に際しては,個人情報に配慮し,論旨に影響を与えない範囲で部分的に改変を施してある。
リズィリエンシー(resiliency)から見た摂食障害・統合失調症・うつ病・人格障害患者の比較
著者: 大類純子 , 丹羽真一 , 仁平義明
ページ範囲:P.681 - P.684
はじめに
ここでは,リズィリエンシー(resiliency)という視点から,さまざまな精神疾患の心理特性を比較する新たな試みを報告する。
多様な精神障害に共通する個人内要因の一つとしてストレス脆弱性が挙げられている。たとえば,統合失調症やうつ病は,心理的レベルにおいても脆弱性が指摘されており,ストレスと病状との関連が大きいとされる疾患である7)。摂食障害に関する研究でも,障害の素因,誘因,持続因と,それぞれの段階でストレスが影響しており4),ストレスの知覚の度合いや対処スキルの乏しさなど,ストレスへの弱さと症状との関連が大きい疾患だとされている。人格障害は,情動面や対人関係の不安定さ,そして自己評価が低いことが特徴として挙げられる1)が,対人面での不安定さは,対人場面でのストレス対処能力が低いことに由来するとも考えられる。このように,「ストレスへの弱さ(=脆弱性)」はさまざまな疾患に共通して指摘されてきているが,それが各疾患の間でどのように異なっているかを比較した研究はほとんどみられない。そこで本研究では,精神疾患患者の持つさまざまな特性,特にストレスに対する心的脆弱性に関連する一つの特性として,リズィリエンシーを取り上げる。
リズィリエンシー(resiliency)は,強いストレスからの回復力,復原力を意味する概念である10)。Rutterは,リズィリエンシーを,「心理社会的リスク経験への抵抗」と定義しており,リズィリエンシーのある人は,自尊心,さまざまな問題解決スキル,対人関係に満足しているなどの特徴を有していると述べている。しかし,リズィリエンシーと精神障害についての研究は,近年うつ病に関する研究が増えてきているものの,統合失調症や人格障害では,患者本人の要因としてリズィリエンシーを扱った研究はほとんどみられない。摂食障害に関しても,食行動異常の予防因子としてリズィリエンシーを取り上げ,治療や予防のためにリズィリエンシーを高めるプログラムが試みられている8)ものの,研究はごく少数にとどまっている。しかもいくつかある先行研究も,それぞれの疾患患者内での差異に注目した研究に限られる。そこで本研究ではさまざまな疾患を取り上げ,それらの間で,リズィリエンシーや他の要素がどのように違っているのか,比較を行うこととした。
私のカルテから
短パルス波刺激装置による遷延性けいれん
著者: 長嶺敬彦
ページ範囲:P.685 - P.687
はじめに
電気けいれん療法(electroconvulsive therapy;ECT)は,精神科治療で重要な治療手技である。2002年にわが国でも短パルス波刺激装置が使用できるようになり,その有用性はますます高まった。短パルス波刺激装置は少ない電気量でけいれんを誘発でき,従来のサイン波刺激装置に比べ認知面の副作用が少ない1)。しかし最大出力が504mCと安全に配慮してあるため,ときに最高出力でも有効なけいれんを誘発できないことがある。したがって短パルス波刺激装置で,遷延性けいれんを認めることは少ない。
今回,ECT3回目に脳波上10分間以上けいれん波がみられた遷延性けいれんの症例を経験した。短パルス波刺激装置でも遷延性けいれんに注意が必要であり,常にそれに対処できる準備を行い,ECTを施行すべきである。
発作間欠時脳波所見から,当初全般てんかんを疑われた症候性部分てんかんの1症例
著者: 櫻井高太郎 , 田中尚朗 , 武田洋司 , 小山司
ページ範囲:P.688 - P.690
はじめに
てんかんの診断において,発作間欠時の脳波検査は,てんかん発射の有無を簡便に調べることのできる手段であり,さらにてんかん症候群を決定する上でも有用な情報を提供する。一方で,発作間欠時脳波に基づく診断が必ずしも正確ではなく,しばしば発作時脳波所見によって変更されることが報告されている1)。今回我々は,発作間欠時脳波所見から当初全般てんかんを疑われた患者に,発作時の脳波ビデオ同時記録(long-term video EEG monitoring;VEEG)を行い,発作症状および発作時脳波所見から症候性部分てんかんと診断した。この際,発作間欠時脳波の解釈,VEEGの有用性について貴重な知見を得たので報告したい。
「もの忘れ」を主訴として来院し,初老期痴呆との鑑別診断が問題となった側頭葉てんかんの1例
著者: 田所ゆかり , 清水寿子 , 兼本浩祐
ページ範囲:P.691 - P.693
はじめに
複雑部分発作後に一過性健忘症候群が出現することや,単純部分発作そのものが健忘症候群の形を取ることがまれにあることは以前から指摘されている3,4,8)。しかし,中年期以降に初発する側頭葉てんかんにおいて,発作間歇期にも記銘力障害が残存し,時にアルツハイマー病の初期病像との鑑別診断上問題を生ずる場合があることは意外に知られていない7,12)。今回我々は「もの忘れ」を主訴として来院し,抗てんかん薬による治療によりもの忘れが寛解した1例を体験したので報告する。
「精神医学」への手紙
「仲のよい老夫婦」が危ない
著者: 平井茂夫
ページ範囲:P.694 - P.694
高齢化が進行し,老々介護が問題となって久しい。先日も老夫婦が火葬場で心中した事件が報道された2)(以下引用)。
「八十代の老夫婦が焼身自殺し,遺体は焼けて白骨状態であった。妻は数年前から認知症だった。まきで火をおこした火葬炉に一緒に入り,内側から金属製の扉を閉めた。夫は,自宅をはじめ不動産を市に寄付する遺言書をしたため,市役所宛てに郵送していた。いつも一緒で,本当に仲の良い夫婦と言われていた。夫はおとなしい性格で,最近は疲れた感じだったという。」
書評
EBM精神疾患の治療2006-2007 フリーアクセス
著者: 朝田隆
ページ範囲:P.695 - P.695
医師の間ではすっかり浸透したEBM(Evidence Based Medicine)だが,このところ人気薄と聞く。一時の隆盛に対して「EBMは患者をみていない」,「経験や能力を否定する」との反発を生じたようだ。
ことに精神疾患の特殊性からか,我々にとってEBMは馴染みにくいところがある。だからこれまでは「俺流」の治療法に固執する精神科医が多かったのかもしれない。しかし今日では,「俺の治療法は標準的か?」と周囲を見渡す視座が求められる。つまり精神科臨床上の課題や悩ましい点を見きわめ,それに関する情報を入手して自分なりに消化していく姿勢である。
イラスト&チャートでみる 急性中毒診療ハンドブック フリーアクセス
著者: 白川洋一
ページ範囲:P.696 - P.696
救急医療の現場で役立つ急性中毒診療の指南書
本書の著者である上條吉人氏の名前は思い出せなくても,よく通るテノールの声と,10m先にいるマムシでも射すくめてしまいそうなギョロ目を知らない者は,臨床中毒学の関係者のなかにはいないだろうと思う。さまざまな学会や研究会の場で,鋭い質問を浴びせられてタジタジとなった経験を持つのは,おそらく,私ひとりではないはずだ。それだけ多くの経験を積んだ臨床家であり,同時に,深く勉強している臨床研究者でもあることは万人の認めるところだろう。昨年から,日本中毒学会の機関誌である『中毒研究』誌の編集委員としてもご活躍中のホープである。
そんな上條氏の書いた急性中毒の本が面白くないわけがないではないか(実際に面白い)……と,それだけで私の感想はほとんど尽きてしまいそうである。
基本情報
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特集 家族支援を考える
64巻3号(2022年3月発行)
特集 精神神経疾患の治療とQOL
64巻2号(2022年2月発行)
特集 精神科におけるオンライン診療
64巻1号(2022年1月発行)
特集 超高齢期の精神疾患
63巻12号(2021年12月発行)
特集 うつ病のニューロモデュレーション治療の新展開
63巻11号(2021年11月発行)
特集 「実感と納得」に向けた病気と治療の伝え方
63巻10号(2021年10月発行)
特集 統合失調症の心理社会的治療—どのように使い分け,効果を最大化するか
63巻9号(2021年9月発行)
特集 産業精神保健の現状と課題
63巻8号(2021年8月発行)
特集 認知症診療における精神科医の役割を再考する
63巻7号(2021年7月発行)
特集 自殺の現状と予防対策—COVID-19の影響も含めて
63巻6号(2021年6月発行)
特集 強迫についてあらためて考える
63巻5号(2021年5月発行)
増大号特集 精神科クリニカル・パール—先達に学ぶ
63巻4号(2021年4月発行)
特集 精神医療に関する疫学のトピック—記述疫学,リスク研究からコホート研究まで
63巻3号(2021年3月発行)
特集 サイコーシスとは何か—概念,病態生理,診断・治療における意義
63巻2号(2021年2月発行)
特集 いじめと精神医学
63巻1号(2021年1月発行)
特集 新型コロナウイルス感染症ただなかの精神医療
62巻12号(2020年12月発行)
特集 身体症状症の病態と治療—器質因がはっきりしない身体症状をどう扱うか?
62巻11号(2020年11月発行)
特集 若年性認知症の疫学・臨床・社会支援
62巻10号(2020年10月発行)
特集 精神科臨床における共同意思決定(SDM)
62巻9号(2020年9月発行)
特集 周産期メンタルヘルスの今
62巻8号(2020年8月発行)
特集 精神科医療における病名告知—伝えるか,伝えるべきでないか?伝えるなら,いつ,どのように伝えるか?
62巻7号(2020年7月発行)
特集 「大人の発達障害」をめぐる最近の動向
62巻6号(2020年6月発行)
特集 精神科診断分類の背景にある考え方
62巻5号(2020年5月発行)
増大号特集 精神科診療のエビデンス—国内外の重要ガイドライン解説
62巻4号(2020年4月発行)
特集 ベンゾジアゼピン受容体作動薬の問題点と適正使用
62巻3号(2020年3月発行)
特集 精神医学・医療の未来を拓く人材育成
62巻2号(2020年2月発行)
特集 発達障害と認知症をめぐって
62巻1号(2020年1月発行)
特集 SUN☺D臨床試験のインパクト—日本初の医師主導型抗うつ薬大規模臨床試験から学ぶ
61巻12号(2019年12月発行)
特集 精神疾患における病識・疾病認識—治療における意義
61巻11号(2019年11月発行)
特集 医療現場での怒り—どのように評価しどのように対応するべきか
61巻10号(2019年10月発行)
特集 トラウマインフォームドケアと小児期逆境体験
61巻9号(2019年9月発行)
特集 高齢者の精神科救急・急性期医療
61巻8号(2019年8月発行)
特集 光と精神医学
61巻7号(2019年7月発行)
特集 今再び問う,内因性精神疾患と心因性精神疾患の概念
61巻6号(2019年6月発行)
特集 マインドフルネス療法は他の精神療法と何が違うのか?
61巻5号(2019年5月発行)
特集 精神医学における主観と主体
61巻4号(2019年4月発行)
特集 統合失調症の治療ゴールをめぐって
61巻3号(2019年3月発行)
特集 ICD-11のチェックポイント
61巻2号(2019年2月発行)
オピニオン パーソナリティ障害の現在
61巻1号(2019年1月発行)
特集 高齢者のメンタルヘルス
60巻12号(2018年12月発行)
特集 精神科臨床から何を学び,何を継承し,精神医学を改革・改良できたか(Ⅱ)
60巻11号(2018年11月発行)
特集 精神科臨床から何を学び,何を継承し,精神医学を改革・改良できたか(Ⅰ)
60巻10号(2018年10月発行)
特集 こころの発達の問題に関する“古典”をふりかえる
60巻9号(2018年9月発行)
特集 不眠症の治療と睡眠薬
60巻8号(2018年8月発行)
特集 作業療法を活用するには
60巻7号(2018年7月発行)
特集 双極Ⅱ型をめぐる諸問題
60巻6号(2018年6月発行)
特集 医療・医学の課題としての身体合併症
60巻5号(2018年5月発行)
特集 サイコオンコロジー
60巻4号(2018年4月発行)
特集 精神科診療におけるてんかん
60巻3号(2018年3月発行)
特集 せん妄をめぐる最近の動向
60巻2号(2018年2月発行)
特集 多様なアディクションとその対応
60巻1号(2018年1月発行)
特集 Research Domain Criteria(RDoC)プロジェクトの目指す新たな精神医学診断・評価システム
59巻12号(2017年12月発行)
特集 「統合失調症」再考(Ⅱ)
59巻11号(2017年11月発行)
特集 「統合失調症」再考(Ⅰ)
59巻10号(2017年10月発行)
59巻9号(2017年9月発行)
特集 精神疾患の生物学的診断指標—現状と開発研究の展望
59巻8号(2017年8月発行)
特集 国連障害者権利条約と権利ベースのアプローチ
59巻7号(2017年7月発行)
特集 MRIのT2・FLAIR画像での白質高信号の意味を読み解く
59巻6号(2017年6月発行)
特集 精神医学と睡眠学の接点
59巻5号(2017年5月発行)
特集 認知行動療法の現在とこれから—医療現場への普及と質の確保に向けて
59巻4号(2017年4月発行)
特集 改正道路交通法と医療の視点
59巻3号(2017年3月発行)
特集 ADHDをめぐる最近の動向
59巻2号(2017年2月発行)
オピニオン 精神科医にとっての薬物療法の意味
59巻1号(2017年1月発行)
特集 インターネット依存の現在
58巻12号(2016年12月発行)
58巻11号(2016年11月発行)
特集 認知症の人の認知機能障害,生活障害,行動・心理症状の構造
58巻10号(2016年10月発行)
58巻9号(2016年9月発行)
特集 精神科臨床にみる家庭・家族の現在—何が変わり何が変わらないのか?
58巻8号(2016年8月発行)
58巻7号(2016年7月発行)
特集 精神疾患の予防と早期治療アップデート
58巻6号(2016年6月発行)
58巻5号(2016年5月発行)
特集 成人の自閉スペクトラム症とライフステージの課題
58巻4号(2016年4月発行)
58巻3号(2016年3月発行)
58巻2号(2016年2月発行)
特集 妊娠・出産・育児とメンタルヘルスケア
58巻1号(2016年1月発行)
特集 社会認知研究の最近の動向
57巻12号(2015年12月発行)
57巻11号(2015年11月発行)
シンポジウム 家族と当事者からみた精神科医療・精神医学
57巻10号(2015年10月発行)
特集 精神医学と神経学の境界領域—最近のトピックスから
57巻9号(2015年9月発行)
特集 統合失調症の認知機能障害の臨床的意義
57巻8号(2015年8月発行)
オピニオン DSM-5—私はこう思う
57巻7号(2015年7月発行)
特集 自殺対策の現状
57巻6号(2015年6月発行)
57巻5号(2015年5月発行)
57巻4号(2015年4月発行)
特集 リエゾン精神医学の現状と今後の展望(Ⅱ)
57巻3号(2015年3月発行)
特集 リエゾン精神医学の現状と今後の展望(Ⅰ)
57巻2号(2015年2月発行)
57巻1号(2015年1月発行)
特集 今後の産業精神保健の課題—近年の行政施策の動向をふまえて
56巻12号(2014年12月発行)
56巻11号(2014年11月発行)
56巻10号(2014年10月発行)
特集 良質かつ適切な医療の提供—改正精神保健福祉法41条の具体化
56巻9号(2014年9月発行)
特集 うつ病の早期介入,予防(Ⅱ)
56巻8号(2014年8月発行)
特集 うつ病の早期介入,予防(Ⅰ)
56巻7号(2014年7月発行)
56巻6号(2014年6月発行)
56巻5号(2014年5月発行)
特集 大学生とメンタルヘルス―保健管理センターのチャレンジ
56巻4号(2014年4月発行)
56巻3号(2014年3月発行)
56巻2号(2014年2月発行)
56巻1号(2014年1月発行)
55巻12号(2013年12月発行)
55巻11号(2013年11月発行)
特集 アンチスティグマ活動の新しい転機Ⅱ
55巻10号(2013年10月発行)
特集 アンチスティグマ活動の新しい転機Ⅰ
55巻9号(2013年9月発行)
オピニオン 精神科医にとっての精神療法の意味
55巻8号(2013年8月発行)
特集 職場のメンタルヘルスと復職支援─その効果的な利用のために
55巻7号(2013年7月発行)
55巻6号(2013年6月発行)
55巻5号(2013年5月発行)
55巻4号(2013年4月発行)
55巻3号(2013年3月発行)
特集 SST最近の進歩と広がり
55巻2号(2013年2月発行)
55巻1号(2013年1月発行)
54巻12号(2012年12月発行)
54巻11号(2012年11月発行)
特集 アルコール・薬物関連障害
54巻10号(2012年10月発行)
特集 医療法に基づく精神疾患の地域医療計画策定
54巻9号(2012年9月発行)
54巻8号(2012年8月発行)
54巻7号(2012年7月発行)
54巻6号(2012年6月発行)
54巻5号(2012年5月発行)
54巻4号(2012年4月発行)
オピニオン マインドフルネス/アクセプタンス認知行動療法と森田療法
54巻3号(2012年3月発行)
オピニオン 認知症の終末期医療の対応:現状と課題―尊厳をどう守るか
54巻2号(2012年2月発行)
特集 障害者権利条約批准に係る国内法の整備:今後の精神科医療改革への萌芽
54巻1号(2012年1月発行)
53巻12号(2011年12月発行)
シンポジウム 精神医学研究の到達点と展望
53巻11号(2011年11月発行)
特集 震災時の避難大作戦:精神科編
53巻10号(2011年10月発行)
特集 裁判員制度と精神鑑定
53巻9号(2011年9月発行)
53巻8号(2011年8月発行)
特集 性同一性障害(GID)
53巻7号(2011年7月発行)
53巻6号(2011年6月発行)
53巻5号(2011年5月発行)
特集 成人てんかんの国際分類と医療の現状
53巻4号(2011年4月発行)
シンポジウム 気分障害の生物学的研究の最新動向─DSM,ICD改訂に向けて
53巻3号(2011年3月発行)
53巻2号(2011年2月発行)
特集 統合失調症の予後改善に向けての新たな戦略
53巻1号(2011年1月発行)
52巻12号(2010年12月発行)
52巻11号(2010年11月発行)
52巻10号(2010年10月発行)
特集 高次脳機能障害をめぐって
52巻9号(2010年9月発行)
52巻8号(2010年8月発行)
52巻7号(2010年7月発行)
52巻6号(2010年6月発行)
52巻5号(2010年5月発行)
特集 児童期における精神疾患の非定型性―成人期の精神疾患と対比して
52巻4号(2010年4月発行)
特集 内因性精神疾患の死後脳研究
52巻3号(2010年3月発行)
特集 総合病院精神科衰退の危機と総合病院精神医学会の果たすべき役割
52巻2号(2010年2月発行)
52巻1号(2010年1月発行)
51巻12号(2009年12月発行)
51巻11号(2009年11月発行)
特集 現代の自殺をめぐる話題
51巻10号(2009年10月発行)
特集 若年性認知症をめぐる諸問題
51巻9号(2009年9月発行)
51巻8号(2009年8月発行)
51巻7号(2009年7月発行)
特集 精神疾患と睡眠マネージメント―最新の知見
51巻6号(2009年6月発行)
51巻5号(2009年5月発行)
51巻4号(2009年4月発行)
シンポジウム うつ病と自殺に医師はどう対応するのか―医師臨床研修並びに生涯研修における精神科の役割
51巻3号(2009年3月発行)
特集 社会脳をめぐって
51巻2号(2009年2月発行)
シンポジウム 統合失調症の脳科学
51巻1号(2009年1月発行)
50巻12号(2008年12月発行)
特集 Assertive Community Treatment(ACT)は日本の地域精神医療の柱になれるか?
50巻11号(2008年11月発行)
50巻10号(2008年10月発行)
50巻9号(2008年9月発行)
50巻8号(2008年8月発行)
特集 成人期のアスペルガー症候群・Ⅱ
50巻7号(2008年7月発行)
特集 成人期のアスペルガー症候群・Ⅰ
50巻6号(2008年6月発行)
特集 疲労と精神障害―ストレス-疲労-精神障害について
50巻5号(2008年5月発行)
50巻4号(2008年4月発行)
50巻3号(2008年3月発行)
特集 精神疾患に対する早期介入の現状と将来
50巻2号(2008年2月発行)
50巻1号(2008年1月発行)
特集 精神医学的コミュニケーションとは何か―精神科専門医を目指す人のために
49巻12号(2007年12月発行)
49巻11号(2007年11月発行)
シンポジウム ストレスと精神生物学―新しい診断法を目指して
49巻10号(2007年10月発行)
49巻9号(2007年9月発行)
特集 「緩和ケアチーム」―精神科医に期待すること,精神科医ができること
49巻8号(2007年8月発行)
49巻7号(2007年7月発行)
特集 レビー小体型認知症をめぐって
49巻6号(2007年6月発行)
49巻5号(2007年5月発行)
特集 睡眠と精神医学:「睡眠精神医学」の推進
49巻4号(2007年4月発行)
49巻3号(2007年3月発行)
特集 統合失調症と感情障害の補助診断法の最近の進歩
49巻2号(2007年2月発行)
49巻1号(2007年1月発行)
シンポジウム 児童思春期の攻撃性・衝動性の理解と援助-ライフサイクルの視点から考える
48巻12号(2006年12月発行)
シンポジウム 気分障害治療の新たな展開
48巻11号(2006年11月発行)
48巻10号(2006年10月発行)
48巻9号(2006年9月発行)
特集 新医師臨床研修制度に基づく精神科ローテート研修の評価
48巻8号(2006年8月発行)
48巻7号(2006年7月発行)
48巻6号(2006年6月発行)
特集 オグメンテーション療法か,多剤併用療法か
48巻5号(2006年5月発行)
シンポジウム MCIとLNTDをめぐって
48巻4号(2006年4月発行)
48巻3号(2006年3月発行)
特集 災害精神医学の10年―経験から学ぶ
48巻2号(2006年2月発行)
48巻1号(2006年1月発行)
47巻12号(2005年12月発行)
シンポジウム 精神医療システムの改革:その理念とエビデンス
47巻11号(2005年11月発行)
特集 電気けいれん療法
47巻10号(2005年10月発行)
47巻9号(2005年9月発行)
47巻8号(2005年8月発行)
特集 リエゾン精神医学の現状と課題
47巻7号(2005年7月発行)
47巻6号(2005年6月発行)
47巻5号(2005年5月発行)
47巻4号(2005年4月発行)
47巻3号(2005年3月発行)
47巻2号(2005年2月発行)
特集 時代による精神疾患の病像変化
47巻1号(2005年1月発行)
46巻12号(2004年12月発行)
46巻11号(2004年11月発行)
46巻10号(2004年10月発行)
特集 精神科医療における介護保険制度
46巻9号(2004年9月発行)
46巻8号(2004年8月発行)
シンポジウム 精神障害治療の新展開
46巻7号(2004年7月発行)
46巻6号(2004年6月発行)
特集 精神科医療における危機介入
46巻5号(2004年5月発行)
46巻4号(2004年4月発行)
46巻3号(2004年3月発行)
46巻2号(2004年2月発行)
46巻1号(2004年1月発行)
特集 臨床心理技術者の国家資格化についての主張
45巻12号(2003年12月発行)
特集 統合失調症と認知機能―最近の話題
45巻11号(2003年11月発行)
特集 ICFと精神医学
45巻10号(2003年10月発行)
特集 新医師臨床研修制度における精神科研修はどうあるべきか
45巻9号(2003年9月発行)
45巻8号(2003年8月発行)
シンポジウム 痴呆症とパーキンソン病研究の新展開―原因分子の発見をてがかりとして
45巻7号(2003年7月発行)
45巻6号(2003年6月発行)
特集 統合失調症とは何か―Schizophrenia概念の変遷
45巻5号(2003年5月発行)
45巻4号(2003年4月発行)
特集 新医師臨床研修制度の課題―求められる医師像と精神科卒後教育の役割
45巻3号(2003年3月発行)
特集 ひきこもりの病理と診断・治療
45巻2号(2003年2月発行)
45巻1号(2003年1月発行)
44巻12号(2002年12月発行)
シンポジウム WHO精神保健レポートと日本の課題
44巻11号(2002年11月発行)
特集 精神疾患の脳画像解析と臨床応用の将来
44巻10号(2002年10月発行)
44巻9号(2002年9月発行)
44巻8号(2002年8月発行)
特集 精神疾患と認知機能
44巻7号(2002年7月発行)
特別企画 WPA 2002 横浜大会に期待する
44巻6号(2002年6月発行)
特集 司法精神医学の今日的課題
44巻5号(2002年5月発行)
44巻4号(2002年4月発行)
44巻3号(2002年3月発行)
特集 新しい向精神薬の薬理・治療
44巻2号(2002年2月発行)
44巻1号(2002年1月発行)
43巻12号(2001年12月発行)
43巻11号(2001年11月発行)
特集 青少年犯罪と精神医学
43巻10号(2001年10月発行)
シンポジウム 精神分裂病の心理社会的治療の進歩
43巻9号(2001年9月発行)
43巻8号(2001年8月発行)
43巻7号(2001年7月発行)
43巻6号(2001年6月発行)
特集 社会構造の変化と高齢者問題
43巻5号(2001年5月発行)
特別企画 薬物依存者に対する精神保健・精神科医療体制
43巻4号(2001年4月発行)
43巻3号(2001年3月発行)
43巻2号(2001年2月発行)
特集 今,なぜ病跡学か
43巻1号(2001年1月発行)
42巻12号(2000年12月発行)
シンポジウム ライフサイクルと睡眠障害
42巻11号(2000年11月発行)
42巻10号(2000年10月発行)
特集 職場の精神保健
42巻9号(2000年9月発行)
42巻8号(2000年8月発行)
42巻7号(2000年7月発行)
42巻6号(2000年6月発行)
42巻5号(2000年5月発行)
特集 精神疾患の発病規定因子
42巻4号(2000年4月発行)
42巻3号(2000年3月発行)
特別企画 精神医学,医療の将来
42巻2号(2000年2月発行)
シンポジウム 新しい精神医学の構築—21世紀への展望
42巻1号(2000年1月発行)
41巻12号(1999年12月発行)
特集 児童精神科医療の課題
41巻11号(1999年11月発行)
41巻10号(1999年10月発行)
41巻9号(1999年9月発行)
41巻8号(1999年8月発行)
41巻7号(1999年7月発行)
41巻6号(1999年6月発行)
特集 治療抵抗性の精神障害とその対応
41巻5号(1999年5月発行)
41巻4号(1999年4月発行)
41巻3号(1999年3月発行)
41巻2号(1999年2月発行)
41巻1号(1999年1月発行)
特集 記憶障害の臨床
40巻12号(1998年12月発行)
シンポジウム がん,臓器移植とリエゾン精神医学—チーム医療における心のケア
40巻11号(1998年11月発行)
40巻10号(1998年10月発行)
40巻9号(1998年9月発行)
40巻8号(1998年8月発行)
シンポジウム 災害のもたらすもの—阪神・淡路大震災復興期のメンタルヘルス
40巻7号(1998年7月発行)
40巻6号(1998年6月発行)
40巻5号(1998年5月発行)
特集 アジアにおける最近の精神医学事情
40巻4号(1998年4月発行)
40巻3号(1998年3月発行)
40巻2号(1998年2月発行)
特集 精神病像を伴う躁うつ病および分裂感情障害の位置づけ—生物学的マーカーと診断・治療
40巻1号(1998年1月発行)
39巻12号(1997年12月発行)
39巻11号(1997年11月発行)
特集 精神科における合理的薬物選択アルゴリズム
39巻10号(1997年10月発行)
39巻9号(1997年9月発行)
39巻8号(1997年8月発行)
シンポジウム スーパービジョンとコンサルテーション—地域精神医療の方法
39巻7号(1997年7月発行)
39巻6号(1997年6月発行)
39巻5号(1997年5月発行)
特集 学校精神保健—教育との連携の実際
39巻4号(1997年4月発行)
39巻3号(1997年3月発行)
39巻2号(1997年2月発行)
39巻1号(1997年1月発行)
38巻12号(1996年12月発行)
シンポジウム 痴呆の薬物療法の最前線—向知性薬の臨床と基礎
38巻11号(1996年11月発行)
特集 精神医学における分子生物学的研究
38巻10号(1996年10月発行)
38巻9号(1996年9月発行)
38巻8号(1996年8月発行)
38巻7号(1996年7月発行)
38巻6号(1996年6月発行)
38巻5号(1996年5月発行)
特集 精神病理学の方法論—記述か計量か
38巻4号(1996年4月発行)
38巻3号(1996年3月発行)
38巻2号(1996年2月発行)
38巻1号(1996年1月発行)
37巻12号(1995年12月発行)
37巻11号(1995年11月発行)
37巻10号(1995年10月発行)
37巻9号(1995年9月発行)
37巻8号(1995年8月発行)
特集 外来精神科医療の現状と課題
37巻7号(1995年7月発行)
特集 阪神・淡路大震災—現場からの報告
37巻6号(1995年6月発行)
37巻5号(1995年5月発行)
37巻4号(1995年4月発行)
37巻3号(1995年3月発行)
37巻2号(1995年2月発行)
37巻1号(1995年1月発行)
特集 分裂病者の社会復帰—新しい展開
36巻12号(1994年12月発行)
シンポジウム アルツハイマー型痴呆の診断をめぐって
36巻11号(1994年11月発行)
36巻10号(1994年10月発行)
36巻9号(1994年9月発行)
36巻8号(1994年8月発行)
36巻7号(1994年7月発行)
36巻6号(1994年6月発行)
特集 精神医学と生物科学のクロストーク
36巻5号(1994年5月発行)
特集 精神疾患の新しい診断分類
36巻4号(1994年4月発行)
36巻3号(1994年3月発行)
36巻2号(1994年2月発行)
36巻1号(1994年1月発行)
特集 精神科治療の奏効機序
35巻12号(1993年12月発行)
35巻11号(1993年11月発行)
35巻10号(1993年10月発行)
35巻9号(1993年9月発行)
35巻8号(1993年8月発行)
シンポジウム 精神障害者の権利と能力—精神医学的倫理のジレンマ
35巻7号(1993年7月発行)
35巻6号(1993年6月発行)
35巻5号(1993年5月発行)
35巻4号(1993年4月発行)
特集 現代日本の社会精神病理
35巻3号(1993年3月発行)
35巻2号(1993年2月発行)
特集 加齢に関する精神医学的な問題
35巻1号(1993年1月発行)
34巻12号(1992年12月発行)
特集 精神科領域におけるインフォームド・コンセント
34巻11号(1992年11月発行)
34巻10号(1992年10月発行)
34巻9号(1992年9月発行)
34巻8号(1992年8月発行)
特集 薬物依存の臨床
34巻7号(1992年7月発行)
34巻6号(1992年6月発行)
34巻5号(1992年5月発行)
34巻4号(1992年4月発行)
34巻3号(1992年3月発行)
シンポジウム 境界例の診断と治療
34巻2号(1992年2月発行)
34巻1号(1992年1月発行)
33巻12号(1991年12月発行)
特集 不安の病理
33巻11号(1991年11月発行)
33巻10号(1991年10月発行)
33巻9号(1991年9月発行)
33巻8号(1991年8月発行)
33巻7号(1991年7月発行)
33巻6号(1991年6月発行)
33巻5号(1991年5月発行)
33巻4号(1991年4月発行)
33巻3号(1991年3月発行)
33巻2号(1991年2月発行)
特集 精神科領域におけるレセプター機能の研究の進歩
33巻1号(1991年1月発行)
32巻12号(1990年12月発行)
シンポジウム 「うつ」と睡眠
32巻11号(1990年11月発行)
32巻10号(1990年10月発行)
32巻9号(1990年9月発行)
32巻8号(1990年8月発行)
特集 精神疾患の現代的病像をめぐって
32巻7号(1990年7月発行)
32巻6号(1990年6月発行)
特集 精神分裂病の生物学的研究
32巻5号(1990年5月発行)
32巻4号(1990年4月発行)
32巻3号(1990年3月発行)
特集 向精神薬の見逃されやすい副作用と対策
32巻2号(1990年2月発行)
32巻1号(1990年1月発行)
31巻12号(1989年12月発行)
31巻11号(1989年11月発行)
31巻10号(1989年10月発行)
シンポジウム 精神障害者の責任能力
31巻9号(1989年9月発行)
31巻8号(1989年8月発行)
31巻7号(1989年7月発行)
31巻6号(1989年6月発行)
特集 現代社会と家族—諸病態との関連から
31巻5号(1989年5月発行)
31巻4号(1989年4月発行)
31巻3号(1989年3月発行)
31巻2号(1989年2月発行)
31巻1号(1989年1月発行)
特集 サーカディアンリズム—基礎から臨床へ
30巻12号(1988年12月発行)
30巻11号(1988年11月発行)
シンポジウム 痴呆とパーキンソニズム
30巻10号(1988年10月発行)
30巻9号(1988年9月発行)
特集 世界の精神科医療の動向
30巻8号(1988年8月発行)
30巻7号(1988年7月発行)
30巻6号(1988年6月発行)
シンポジウム 地域ケアと精神保健
30巻5号(1988年5月発行)
30巻4号(1988年4月発行)
創刊30周年記念特集 精神医学—最近の進歩 第2部
30巻3号(1988年3月発行)
創刊30周年記念特集 精神医学—最近の進歩 第1部
30巻2号(1988年2月発行)
30巻1号(1988年1月発行)
29巻12号(1987年12月発行)
特集 躁うつ病とセロトニン
29巻11号(1987年11月発行)
29巻10号(1987年10月発行)
29巻9号(1987年9月発行)
29巻8号(1987年8月発行)
29巻7号(1987年7月発行)
29巻6号(1987年6月発行)
29巻5号(1987年5月発行)
29巻4号(1987年4月発行)
29巻3号(1987年3月発行)
29巻2号(1987年2月発行)
29巻1号(1987年1月発行)
特集 老年精神医学
28巻12号(1986年12月発行)
28巻11号(1986年11月発行)
特集 脳の働きと心―大脳の機能をめぐって
28巻10号(1986年10月発行)
28巻9号(1986年9月発行)
28巻8号(1986年8月発行)
28巻7号(1986年7月発行)
28巻6号(1986年6月発行)
28巻5号(1986年5月発行)
28巻4号(1986年4月発行)
28巻3号(1986年3月発行)
28巻2号(1986年2月発行)
特集 現代の子供—心身の発達とその病理—東京都精神医学総合研究所 第13回シンボジウムから
28巻1号(1986年1月発行)
27巻12号(1985年12月発行)
特集 摂食障害の心理と治療
27巻11号(1985年11月発行)
27巻10号(1985年10月発行)
27巻9号(1985年9月発行)
27巻8号(1985年8月発行)
27巻7号(1985年7月発行)
27巻6号(1985年6月発行)
特集 前頭葉の神経心理学
27巻5号(1985年5月発行)
特集 精神分裂病の成因と治療—東京都精神医学総合研究所 第12回シンポジウムから
27巻4号(1985年4月発行)
27巻3号(1985年3月発行)
27巻2号(1985年2月発行)
特集 睡眠時無呼吸症候群(Sleep Apnea Syndrome)―その病態と臨床
27巻1号(1985年1月発行)
26巻12号(1984年12月発行)
26巻11号(1984年11月発行)
26巻10号(1984年10月発行)
26巻9号(1984年9月発行)
26巻8号(1984年8月発行)
26巻7号(1984年7月発行)
特集 側頭葉障害における言語症状
26巻6号(1984年6月発行)
26巻5号(1984年5月発行)
26巻4号(1984年4月発行)
26巻3号(1984年3月発行)
26巻2号(1984年2月発行)
特集 DSM-III—その有用性と問題点
26巻1号(1984年1月発行)
特集 精神疾患に対する神経内分泌的アプローチ
25巻12号(1983年12月発行)
特集 カルバマゼピンの向精神作用
25巻11号(1983年11月発行)
25巻10号(1983年10月発行)
特集 少年非行の心理と病理—東京都精神医学総合研究所 第11回シンポジウムから
25巻9号(1983年9月発行)
25巻8号(1983年8月発行)
特集 児童精神医学の現状と将来—都立梅ケ丘病院30周年記念シンポジウムから
25巻7号(1983年7月発行)
25巻6号(1983年6月発行)
25巻5号(1983年5月発行)
25巻4号(1983年4月発行)
特集 聴覚失認
25巻3号(1983年3月発行)
特集 精神医学における病態モデル
25巻2号(1983年2月発行)
特集 薬物と睡眠をめぐって
25巻1号(1983年1月発行)
24巻12号(1982年12月発行)
特集 アルコール依存症の精神医学—東京都精神医学総合研究所 第10回シンポジウムから
24巻11号(1982年11月発行)
24巻10号(1982年10月発行)
特集 精神科診療所をめぐる諸問題
24巻9号(1982年9月発行)
24巻8号(1982年8月発行)
24巻7号(1982年7月発行)
24巻6号(1982年6月発行)
24巻5号(1982年5月発行)
24巻4号(1982年4月発行)
特集 視覚失認
24巻3号(1982年3月発行)
24巻2号(1982年2月発行)
特集 リチウムの臨床と基礎—最近の話題
24巻1号(1982年1月発行)
23巻12号(1981年12月発行)
23巻11号(1981年11月発行)
特集 Ⅱ.アジアにおける精神衛生問題
23巻10号(1981年10月発行)
特集 失行
23巻9号(1981年9月発行)
23巻8号(1981年8月発行)
23巻7号(1981年7月発行)
特集 てんかんのメカニズムと治療—東京都精神医学総合研究所 第8回シンポジウムから
23巻6号(1981年6月発行)
23巻5号(1981年5月発行)
23巻4号(1981年4月発行)
23巻3号(1981年3月発行)
23巻2号(1981年2月発行)
23巻1号(1981年1月発行)
22巻12号(1980年12月発行)
特集 躁うつ病の生物学
22巻11号(1980年11月発行)
特集 Butyrophenone系抗精神病薬の臨床精神薬理学
22巻10号(1980年10月発行)
特集 日本精神医学と松沢病院
22巻9号(1980年9月発行)
22巻8号(1980年8月発行)
特集 思春期の精神医学的諸問題—東京都精神医学総合研究所 第7回シンポジウムから
22巻7号(1980年7月発行)
特集 Brain Function Testへのアプローチ
22巻6号(1980年6月発行)
22巻5号(1980年5月発行)
特集 睡眠研究—最近の進歩
22巻4号(1980年4月発行)
22巻3号(1980年3月発行)
22巻2号(1980年2月発行)
特集 向精神薬をめぐる最近の諸問題
22巻1号(1980年1月発行)
特集 幻覚
21巻12号(1979年12月発行)
21巻11号(1979年11月発行)
特集 精神分裂病の生物学
21巻10号(1979年10月発行)
21巻9号(1979年9月発行)
21巻8号(1979年8月発行)
特集 老人の精神障害—東京都精神医学総合研究所,第6回シンポジウムから
21巻7号(1979年7月発行)
特集 精神分裂病の遺伝因と環境因
21巻6号(1979年6月発行)
特集 創刊20周年記念 第2部
21巻5号(1979年5月発行)
特集 創刊20周年記念 第1部
21巻4号(1979年4月発行)
21巻3号(1979年3月発行)
21巻2号(1979年2月発行)
特集 妄想
21巻1号(1979年1月発行)
20巻12号(1978年12月発行)
特集 精神鑑定
20巻11号(1978年11月発行)
20巻10号(1978年10月発行)
シンポジウム 精神分裂病者の治療について—東京都精神医学総合研究所,第5回シンポジウムから
20巻9号(1978年9月発行)
20巻8号(1978年8月発行)
20巻7号(1978年7月発行)
20巻6号(1978年6月発行)
20巻5号(1978年5月発行)
20巻4号(1978年4月発行)
20巻3号(1978年3月発行)
20巻2号(1978年2月発行)
20巻1号(1978年1月発行)
19巻12号(1977年12月発行)
特集 青年期の精神病理
19巻11号(1977年11月発行)
シンポジウム こころとからだ—東京都精神医学総合研究所,第4回シンポジウムから
19巻10号(1977年10月発行)
19巻9号(1977年9月発行)
19巻8号(1977年8月発行)
特集 在宅精神医療(2)—社会復帰活動とその周辺
19巻7号(1977年7月発行)
19巻6号(1977年6月発行)
19巻5号(1977年5月発行)
19巻4号(1977年4月発行)
特集 精神分裂病の精神生理学
19巻3号(1977年3月発行)
19巻2号(1977年2月発行)
シンポジウム 生のリズムとその障害—東京都精神医学総合研究所,第3回シンポジウムから
19巻1号(1977年1月発行)
18巻12号(1976年12月発行)
特集 近代日本の宗教と精神医学
18巻11号(1976年11月発行)
18巻10号(1976年10月発行)
18巻9号(1976年9月発行)
18巻8号(1976年8月発行)
18巻7号(1976年7月発行)
18巻6号(1976年6月発行)
特集 在宅精神医療—日常生活における指導と治療
18巻5号(1976年5月発行)
シンポジウム 大都市の病理と精神障害—東京都精神医学総合研究所第2回シンポジウムから
18巻4号(1976年4月発行)
18巻3号(1976年3月発行)
18巻2号(1976年2月発行)
18巻1号(1976年1月発行)
17巻13号(1975年12月発行)
臨時増刊号特集 精神医学における日本的特性
17巻12号(1975年12月発行)
17巻11号(1975年11月発行)
17巻10号(1975年10月発行)
17巻9号(1975年9月発行)
17巻8号(1975年8月発行)
17巻7号(1975年7月発行)
17巻6号(1975年6月発行)
17巻5号(1975年5月発行)
17巻4号(1975年4月発行)
17巻3号(1975年3月発行)
17巻2号(1975年2月発行)
17巻1号(1975年1月発行)
16巻12号(1974年12月発行)
16巻11号(1974年11月発行)
シンポジウム 現代における精神医学研究の課題—東京都精神医学総合研究所開設記念シンポジウムから
16巻10号(1974年10月発行)
16巻9号(1974年9月発行)
16巻7号(1974年7月発行)
シンポジウム 向精神薬療法の現状と問題点—Dr. Frank J. Ayd, Jr. を迎えて
16巻6号(1974年6月発行)
誌上シンポジウム 日本の精神医療についての4つの意見
16巻5号(1974年5月発行)
16巻4号(1974年4月発行)
16巻3号(1974年3月発行)
16巻2号(1974年2月発行)
16巻1号(1974年1月発行)
15巻12号(1973年12月発行)
特集 精神障害と家族
15巻11号(1973年11月発行)
15巻10号(1973年10月発行)
15巻9号(1973年9月発行)
15巻8号(1973年8月発行)
15巻7号(1973年7月発行)
15巻6号(1973年6月発行)
15巻5号(1973年5月発行)
15巻4号(1973年4月発行)
特集 痴呆の臨床と鑑別
15巻3号(1973年3月発行)
15巻2号(1973年2月発行)
15巻1号(1973年1月発行)
14巻12号(1972年12月発行)
特集 精神障害者の動態
14巻11号(1972年11月発行)
14巻10号(1972年10月発行)
14巻9号(1972年9月発行)
14巻8号(1972年8月発行)
14巻7号(1972年7月発行)
14巻6号(1972年6月発行)
14巻5号(1972年5月発行)
特集 てんかん分類へのアプローチ
14巻4号(1972年4月発行)
14巻3号(1972年3月発行)
14巻2号(1972年2月発行)
特集 作業療法
14巻1号(1972年1月発行)
13巻12号(1971年12月発行)
特集 社会変動と精神医学
13巻11号(1971年11月発行)
13巻10号(1971年10月発行)
特集 内因性精神病の生物学的研究
13巻9号(1971年9月発行)
13巻8号(1971年8月発行)
13巻7号(1971年7月発行)
13巻6号(1971年6月発行)
13巻5号(1971年5月発行)
特集 向精神薬をめぐる問題点
13巻4号(1971年4月発行)
13巻3号(1971年3月発行)
13巻2号(1971年2月発行)
13巻1号(1971年1月発行)
12巻12号(1970年12月発行)
特集 社会のなかの精神科医
12巻11号(1970年11月発行)
12巻10号(1970年10月発行)
12巻9号(1970年9月発行)
12巻8号(1970年8月発行)
12巻7号(1970年7月発行)
12巻6号(1970年6月発行)
特集 境界例の病理と治療
12巻5号(1970年5月発行)
特集 対人恐怖
12巻4号(1970年4月発行)
12巻3号(1970年3月発行)
12巻2号(1970年2月発行)
特集 医療危機と精神科医—第6回日本精神病理・精神療法学会 討論集会をめぐって
12巻1号(1970年1月発行)
11巻12号(1969年12月発行)
11巻11号(1969年11月発行)
11巻10号(1969年10月発行)
11巻9号(1969年9月発行)
11巻8号(1969年8月発行)
11巻7号(1969年7月発行)
11巻6号(1969年6月発行)
11巻5号(1969年5月発行)
特集 心気症をめぐつて
11巻4号(1969年4月発行)
11巻3号(1969年3月発行)
特集 医学教育と精神療法
11巻2号(1969年2月発行)
11巻1号(1969年1月発行)
10巻12号(1968年12月発行)
10巻11号(1968年11月発行)
10巻10号(1968年10月発行)
10巻9号(1968年9月発行)
10巻8号(1968年8月発行)
10巻7号(1968年7月発行)
特集 集団精神療法(日本精神病理・精神療法学会第4回大会シンポジウム)
10巻6号(1968年6月発行)
10巻5号(1968年5月発行)
特集 うつ病—日本精神病理・精神療法学会(第4回大会シンポジウム)
10巻4号(1968年4月発行)
10巻3号(1968年3月発行)
10巻2号(1968年2月発行)
10巻1号(1968年1月発行)
9巻12号(1967年12月発行)
9巻11号(1967年11月発行)
9巻10号(1967年10月発行)
9巻9号(1967年9月発行)
9巻8号(1967年8月発行)
9巻7号(1967年7月発行)
特集 精神療法の技法と理論—とくに人間関係と治癒像をめぐって
9巻6号(1967年6月発行)
特集 心因をめぐる諸問題
9巻5号(1967年5月発行)
特集 創造と表現の病理
9巻4号(1967年4月発行)
特集 精神療法における治癒機転
9巻3号(1967年3月発行)
9巻2号(1967年2月発行)
特集 精神分裂病の診断基準—とくに“Praecoxgefühl”について
9巻1号(1967年1月発行)
特集 内因性精神病の疾病論
8巻12号(1966年12月発行)
特集 うつ病の臨床
8巻11号(1966年11月発行)
特集 宗教と精神医学
8巻10号(1966年10月発行)
特集 地域精神医学—その理論と実践
8巻9号(1966年9月発行)
8巻8号(1966年8月発行)
8巻7号(1966年7月発行)
特集 精神医療体系のなかでの精神病院の位置づけ
8巻6号(1966年6月発行)
特集 薬物と精神療法
8巻5号(1966年5月発行)
8巻4号(1966年4月発行)
特集 精神分裂病の家族研究
8巻3号(1966年3月発行)
特集 精神活動とポリグラフ
8巻2号(1966年2月発行)
8巻1号(1966年1月発行)
7巻12号(1965年12月発行)
7巻11号(1965年11月発行)
7巻10号(1965年10月発行)
7巻9号(1965年9月発行)
7巻8号(1965年8月発行)
7巻7号(1965年7月発行)
7巻6号(1965年6月発行)
特集 呉秀三先生の生誕100年を記念して
7巻5号(1965年5月発行)
7巻4号(1965年4月発行)
7巻3号(1965年3月発行)
特集 精神分裂病の“治癒”とは何か
7巻2号(1965年2月発行)
特集 精神療法の限界と危険
7巻1号(1965年1月発行)
6巻12号(1964年12月発行)
6巻11号(1964年11月発行)
特集 向精神薬・抗けいれん剤の効果判定法
6巻10号(1964年10月発行)
6巻9号(1964年9月発行)
6巻8号(1964年8月発行)
6巻7号(1964年7月発行)
6巻6号(1964年6月発行)
6巻5号(1964年5月発行)
6巻4号(1964年4月発行)
6巻3号(1964年3月発行)
6巻2号(1964年2月発行)
特集 神経症の日本的特性
6巻1号(1964年1月発行)
特集 近接領域からの発言
5巻12号(1963年12月発行)
5巻11号(1963年11月発行)
5巻10号(1963年10月発行)
5巻9号(1963年9月発行)
5巻8号(1963年8月発行)
5巻7号(1963年7月発行)
5巻6号(1963年6月発行)
5巻5号(1963年5月発行)
5巻4号(1963年4月発行)
5巻3号(1963年3月発行)
特集 てんかん
5巻2号(1963年2月発行)
特集 病識〔精神病理懇話会講演および討議〕
5巻1号(1963年1月発行)
4巻12号(1962年12月発行)
4巻11号(1962年11月発行)
特集 睡眠
4巻10号(1962年10月発行)
4巻9号(1962年9月発行)
4巻8号(1962年8月発行)
4巻7号(1962年7月発行)
4巻6号(1962年6月発行)
4巻5号(1962年5月発行)
4巻4号(1962年4月発行)
4巻3号(1962年3月発行)
4巻2号(1962年2月発行)
4巻1号(1962年1月発行)
3巻12号(1961年12月発行)
特集 非定型内因性精神病
3巻11号(1961年11月発行)
3巻10号(1961年10月発行)
3巻9号(1961年9月発行)
3巻8号(1961年8月発行)
3巻7号(1961年7月発行)
3巻6号(1961年6月発行)
3巻5号(1961年5月発行)
3巻4号(1961年4月発行)
3巻3号(1961年3月発行)
3巻2号(1961年2月発行)
3巻1号(1961年1月発行)
特集 妄想の人間学—精神病理懇話会講演ならびに討論