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書評
イラスト&チャートでみる 急性中毒診療ハンドブック
著者: 白川洋一1
所属機関: 1愛媛大学救急医学
ページ範囲:P.696 - P.696
文献購入ページに移動救急医療の現場で役立つ急性中毒診療の指南書
本書の著者である上條吉人氏の名前は思い出せなくても,よく通るテノールの声と,10m先にいるマムシでも射すくめてしまいそうなギョロ目を知らない者は,臨床中毒学の関係者のなかにはいないだろうと思う。さまざまな学会や研究会の場で,鋭い質問を浴びせられてタジタジとなった経験を持つのは,おそらく,私ひとりではないはずだ。それだけ多くの経験を積んだ臨床家であり,同時に,深く勉強している臨床研究者でもあることは万人の認めるところだろう。昨年から,日本中毒学会の機関誌である『中毒研究』誌の編集委員としてもご活躍中のホープである。
そんな上條氏の書いた急性中毒の本が面白くないわけがないではないか(実際に面白い)……と,それだけで私の感想はほとんど尽きてしまいそうである。
本書の著者である上條吉人氏の名前は思い出せなくても,よく通るテノールの声と,10m先にいるマムシでも射すくめてしまいそうなギョロ目を知らない者は,臨床中毒学の関係者のなかにはいないだろうと思う。さまざまな学会や研究会の場で,鋭い質問を浴びせられてタジタジとなった経験を持つのは,おそらく,私ひとりではないはずだ。それだけ多くの経験を積んだ臨床家であり,同時に,深く勉強している臨床研究者でもあることは万人の認めるところだろう。昨年から,日本中毒学会の機関誌である『中毒研究』誌の編集委員としてもご活躍中のホープである。
そんな上條氏の書いた急性中毒の本が面白くないわけがないではないか(実際に面白い)……と,それだけで私の感想はほとんど尽きてしまいそうである。
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