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文献詳細

雑誌文献

精神医学48巻8号

2006年08月発行

文献概要

私のカルテから

抗うつ薬ミルナシプラン高用量投与例の検討―早期に職場復帰可能となった症例の検討

著者: 岡本康太郎1

所属機関: 1古川駅前岡本クリニック

ページ範囲:P.919 - P.921

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はじめに

 2000年国内唯一のセロトニン(5-HT)ノルアドレナリン(NA)再取り込み阻害薬(SNRI),ミルナシプラン(商品名;トレドミン)が発売され,うつ病治療の幅がさらに広がった。今回,日常診療において早期復職を目指してミルナシプラン高用量投与を行い,速やかな症状改善から寛解状態に達し,早期職場復帰が可能となった症例を多く経験したので報告する。

参考文献

1) 旭化成ファーマ社社内資料:塩酸ミルナシプラン(トレドミン錠15mg,同錠25mg)の市販後臨床試験結果概要速報.(http://www.ak-hcc.com/medical/product/TDB/info282.pdf)
2) 上島国利,小山司,樋口輝彦:SNRIのすべて.先端医学社,pp192-199,2002
3) 川勝忍,十束支朗,吉村悦郎,他:塩酸ミルナシプランの長期投与による有用性の検討.臨床医薬 10:2715-2736,1994

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-126X

印刷版ISSN:0488-1281

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