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資料
東京ER・広尾開設後の神経科救急受診者増加とその原因
著者: 岩田健1 佐々木健至1 宇野皆里1 甫母瑞枝1 治徳大介1 山嵜武1 井上喜久江1 中野谷貴子1 新谷昌宏1
所属機関: 1都立広尾病院神経科
ページ範囲:P.49 - P.54
文献概要
当院は,従来から3次救急を中心とした救命救急を病院の重点課題としていたが,2002年7月に夜間,休日の1次および,2次救急患者を診察するERが開設された。ERでは,内科,外科,小児科各1名が,原則専任で診察に当たっている。この他に,3次救急を担当する救命救急センター医師2名と,神経科を含む各科11系列の当直医がおり,必要時に診察にあたっている。当院は精神症状の悪化に対応する東京都の精神科救急事業に参加していないが,ER開設以来,神経科の救急受診患者は年々急増している。この論文では救急受診患者の特徴を明らかにし,急増の背景を考察することを目的とした。
参考文献
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