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ページ範囲:P.1088 - P.1088
文献購入ページに移動このような現状への対抗措置の一つとして「リポジトリ」が始まっている。リポジトリとは,論文や報告書をデータベース化して学内外に無料で公開する仕組みで,研究者は自身の論文別冊,あるいはその電子媒体(著者最終稿でも可)を附属図書館などに提出し,図書館ではそれを全文閲覧できる形に電子化する。その際著作権を確認し,著者,論文名,キーワードなどを(メタデータ)取り出し整理したうえで「リポジトリ」に登録する。登録された情報はGoogleなどの検索エンジンにかかり広く一般に利用される,という仕組みである。欧米ではすでに取り組まれ,日本でも国立情報学研究所のリードで参加機関が年々増え,いわば国策の領域に入っている。仮にすべての研究者が自身の発表論文をリポジトリに登録すると,電子ジャーナルは不要となり一大革命になるとされる。
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