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短報
Perospironeへのswitchingにより無月経が改善したにもかかわらず,高PRL血症が持続した統合失調症の1例
著者: 深津尚史1 今岡信浩1
所属機関: 1愛知医科大学精神科学講座
ページ範囲:P.1255 - P.1257
文献購入ページに移動Perospironeは,セロトニン作動性抗不安薬tandospironeから開発された非定型抗精神病薬であり,D2受容体と5-HT2A受容体遮断作用に加え,5-HT1A受容体の部分刺激作用を有する。今回,risperidoneからperospironeへのswitchingにより,無月経が改善したにもかかわらず,高PRL血症が持続した統合失調症の1例を報告し,その機序を考察した。
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