icon fsr

文献詳細

雑誌文献

精神医学49巻2号

2007年02月発行

私のカルテから

Olanzapineが奏効した季節性感情障害の1例

著者: 山本健治1 原田研一1 菊地裕子1 白坂知信1

所属機関: 1特定医療法人北仁会いしばし病院

ページ範囲:P.199 - P.200

文献概要

はじめに

 季節性感情障害(SAD)は生体リズム障害を背景とし,主に冬期のうつ症状と過眠や糖分飢餓などの非定型症状を呈する感情障害である。今回我々はSADにolanzapineが奏効した1例を経験したので若干の考察を加え報告する。

参考文献

1) 稲垣正俊,村岡満太郎,河相和昭,他:Mecobalamin(vitamin B12)が奏効した季節性感情障害の1例.精神科治療学 13:1007-1011,1998
2) 兼本浩祐,古井由美子,山口力,他:偽神経症性統合失調症再考─比較的少量のolanzapineが著効を示した3症例.精神医学 47:993-1000,2005
3) Sakamoto K, Nakadaira S, Kamo K, et al:A longitudinal follow-up study of seasonal affective disorder. Am J Psychiatry 152:862-868, 1995
4) 杉田倫太郎,清水邦男,野村総一郎,他:低用量sulpiride投与によるラット側坐核ドパミン代謝と運動活性の時間的経時的変化─脳内透析法による検討.日本神経精神薬理学雑誌 19:27-31,1999

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-126X

印刷版ISSN:0488-1281

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら