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文献詳細

雑誌文献

精神医学49巻7号

2007年07月発行

文献概要

私のカルテから

行動面の問題を合併した脳室周囲白質軟化症患児への対応に医学的評価が有用であった1症例

著者: 中山浩1 江上千恵1

所属機関: 1静岡県こども家庭相談センター

ページ範囲:P.771 - P.773

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はじめに

 2005年4月1日の発達障害者支援法の施行など,近年発達障害に対する認識が高まり,医療機関でも診断を求められる機会が増えている。発達障害の概念には,法と関連する厚生労働省の次官通知では,「てんかん等中枢神経系疾患,脳外傷や脳血管障害の後遺症が上記の障害(注:発達障害の症状)を伴う場合」も発達障害の概念に含まれるとされており,今後中核的な発達障害であるADHDや広汎性発達障害以外の疾患の児童の発達障害に関する診断の機会も増えると思われる。今回は,脳室周囲白質軟化症(periventricular leukomalacia;PVL)と発達障害を合併したと考えられた1症例を経験したので,その診断過程を中心に報告する。

参考文献

1) Tan WR, Webster RI, Shevell MI:A clinical and etiologic profile of spastic diplegia. Pediatr Neurol 34:212-218, 2006

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-126X

印刷版ISSN:0488-1281

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