icon fsr

文献詳細

雑誌文献

精神医学49巻8号

2007年08月発行

私のカルテから

スルピリドによる遅発性ジスキネジア

著者: 藤本直1

所属機関: 1愛媛県立中央病院精神神経科

ページ範囲:P.865 - P.866

文献概要

はじめに

 抗精神病薬の長期使用により,遅発性ジスキネジア(以下TD)が起こることがある。TDは外見上の問題にとどまることが多いが,重症例では舌の咬傷,嚥下や呼吸の障害,歩行障害などを引き起こすことがある。今回,スルピリドによる重症遅発性ジスキネジアを経験したのでこれを報告し,スルピリドの適応について考察した。

参考文献

1) Mauri MC, Bravin S, Bitetto A, et al:A risk-benefit assessment of sulpiride in the treatment of schizophrenia. Drug Safety 14:288-298, 1996
2) The task force on late neurological effects of antipsychotic drugs:Tardive dyskinesa:Summary of a task force report of the American psychiatric association. Am J Psychiatry 137:1163-1172, 1980

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-126X

印刷版ISSN:0488-1281

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら