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研究と報告
軽うつ状態の被圧迫感
著者: 平沢一1
所属機関: 1京都大学医学部精神医学教室
ページ範囲:P.21 - P.28
文献購入ページに移動かるいうつ状態にある患者はしばしば「人と顔を合わせたくない,気遅れがして会いたくない,人を避けたい,しいて顔を合わせると何か気圧されるような感じがする,怖じ気ずく,こわいようでびくつく」と訴える。われわれはこれを人に圧倒される,圧迫される意味で被圧迫感とよんでいる。
始めに被圧迫感の典型的な2例をあげる。
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