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文献詳細

雑誌文献

精神医学5巻1号

1963年01月発行

研究と報告

長期経過をとつた内因性うつ病と病前性格

著者: 尾野成治1 佐藤道1 渡部竜一1 兼谷俊1 八島祐子1 森慶秋1 兼谷啓1

所属機関: 1福島県立医科大学精神医学教室

ページ範囲:P.31 - P.37

文献概要

I.緒言
 うつ病の臨床精神病理学的考察はLange1)やK.Schneider,千谷教授2)3)4)および門下5)6)7),新福教授8),平沢9)の研究・総説を始め多々ある。かつて内因性うつ病と考えられたものが,Völkel10)やWeitbrecht11),の研究によつて簡単に躁うつ病のうつ病であると割切ることに対して疑義が唱えられる一方,Paskind12)のごとくかるいうつ病では時に数時間から数日で経過するものもあると報告するなど,非定型的病像を示すうつ病では各人各様のみかたがあるようである。
 私どもも数年来この問題を追求しており,一応私どもなりのみかたが生じたので,報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-126X

印刷版ISSN:0488-1281

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