文献詳細
研究と報告
文献概要
われわれが経験した3症例は,初発年齢がそれぞれ1歳3ヵ月ごろ,2歳3ヵ月ごろおよび,4歳ごろと推定される。
各症例とも,自閉症状が中核症状をなしており,興味,自発性の減退,遊びや生活習慣の退行,いつたん獲得された言語の崩壊,反復言語,あるいは反響言語の出現,衒奇的行動,ある1つのことへの執着傾向などがあげられる。
一方諸種の神経学的検索を行ない,また治療や経過観察を続けた結果,精神薄弱,聾唖,幼児神経症,その他の脳変性疾患からも鑑別され,Kannerのいわゆる,早期幼児自閉症と考えられる。
各症例とも,自閉症状が中核症状をなしており,興味,自発性の減退,遊びや生活習慣の退行,いつたん獲得された言語の崩壊,反復言語,あるいは反響言語の出現,衒奇的行動,ある1つのことへの執着傾向などがあげられる。
一方諸種の神経学的検索を行ない,また治療や経過観察を続けた結果,精神薄弱,聾唖,幼児神経症,その他の脳変性疾患からも鑑別され,Kannerのいわゆる,早期幼児自閉症と考えられる。
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