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文献詳細

雑誌文献

精神医学5巻10号

1963年10月発行

文献概要

研究と報告

ハイドロ・クロロサイアザイドによるてんかん患者脳波の変化

著者: 山村道雄1 平野千里1 秋浜雄司1 堤盛令1

所属機関: 1岐阜精神病院

ページ範囲:P.809 - P.814

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I.緒論
 最近の数年間,精神神経科領域における治療の進歩は,めざましいものがあるが,てんかん治療の分野においても,ここ数年間に種々の抗てんかん剤が登場してきた。
 すなわち,まつたく他の疾患に対する薬剤として現われたものが,てんかん患者に使用された場合にも非常に良好な治療効果を示すものも少なくない。もちろん,これら,最近の抗てんかん剤は単独使用では十分な作用効果を期待しえないにしても,従来,使用されてきた抗てんかん剤にしばしば現われるような歯齦炎,睡気,発疹,失調,肝障害および白血球減少などの副作用はほとんどなく,この意味から,従来の抗てんかん剤との併用あるいは付加的投与によつて,すぐれた治療効果を期待できよう。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-126X

印刷版ISSN:0488-1281

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