文献詳細
特集 てんかん
〔特集1〕てんかんとその境界領域 Symposium・2
文献概要
I.序言
非定型精神病については近年その臨床的概念,内分泌学的,病態生理学的特性について問題となつているようであるが,われわれの教室においても数年前よりとくに脳波の異常性ということより検討するところがあり,すでにその結果も学会,諸誌に発表されている1)2)3)4)5)。
ここでふたたびこの問題をとりあげるのはいささか旧聞に属する憾みもあるが,われわれの教室において行なつてきたメトラゾール賦活による脳波所見,なかんづくその賦活閾値ということを中心にとり,他の内因性精神疾患との比較において,非定型精神病の脳波がいかなる意義づけ,位置づけがなされうるであろうかを考えてみたい。
非定型精神病については近年その臨床的概念,内分泌学的,病態生理学的特性について問題となつているようであるが,われわれの教室においても数年前よりとくに脳波の異常性ということより検討するところがあり,すでにその結果も学会,諸誌に発表されている1)2)3)4)5)。
ここでふたたびこの問題をとりあげるのはいささか旧聞に属する憾みもあるが,われわれの教室において行なつてきたメトラゾール賦活による脳波所見,なかんづくその賦活閾値ということを中心にとり,他の内因性精神疾患との比較において,非定型精神病の脳波がいかなる意義づけ,位置づけがなされうるであろうかを考えてみたい。
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