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文献詳細

雑誌文献

精神医学5巻4号

1963年04月発行

研究と報告

Thioridazine(Melleril)の使用経験

著者: 柴田洋子1 藤井健次郎1 入江是清1 金子耕三1 高橋圭子1 游美子1 手塚義五郎1

所属機関: 1東邦大学医学部精神神経科教室

ページ範囲:P.299 - P.304

文献概要

I.まえがき
 精神病の治療にChlorpromazineおよびReserpineが使用されるようになつてから,この方面の新しい薬物が続々登場し,ことにPhenothiazine誘導体の進出はめざましいものがある。しかしながら従来の薬剤では錐体外路症状,肝障害などの副作用もしばしば認められている。
 ここに報告するThioridazine(Melleril)はPhenothiazine系のPiperidyl誘導体であり,その化学名は,3-Methylmercapto-10-{2'-〔N-methyl-piperidyl-(2")〕-ehtyl}-phenothiazineである。構造式は下記のとおりである。(第1図)

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-126X

印刷版ISSN:0488-1281

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