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文献詳細

雑誌文献

精神医学5巻4号

1963年04月発行

研究と報告

うつ状態に対するChlorprothixene(Tra-Quilan)の使用経験

著者: 薄井省吾1 立石潤1 秋山順子1 森定諦1 丸川尚一1 藤田昭二1 森光淳介1

所属機関: 1岡山大学医学部神経精神医学教室

ページ範囲:P.315 - P.319

文献概要

I.緒言
 1952年Chlorpromazineが精神疾患の治療に導入されて以来,たえず適用範囲のより広い,副作用のより少ない,より有効な薬物が追求されてきた。最近Phenothiazine核の窒素が炭素に置換されたThixanthene系のグループが導かれるにいたり,そのなかの1つChlorprothixeneがHoffman-La Roche社により開発され,すでに本邦においてもその使用成績が二,三報告されている。われわれもエーザイ株式会社よりTra-Quilanの提供を受け,これをとくに種々の抑うつ状態に使用する機会をえたのでその成績を報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-126X

印刷版ISSN:0488-1281

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