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文献詳細

雑誌文献

精神医学5巻6号

1963年06月発行

研究と報告

いわゆる“先天性失語”の言葉に対する聴覚的把握と発語運動

著者: 後藤弘1

所属機関: 1日本大学医学部神経科教室

ページ範囲:P.451 - P.453

文献概要

I.序言
 言葉の聴覚的把握や理解にさいして,また文字の理解にさいして,発語運動的要素が重要な役割をはたしていることを,著者は若干の小実験を通じて明らかにしようとつとめ,その結果を拙著1)および前号の「失語における言葉の聴覚的把握について」に報告した。
 それらのさいに被検者として選んだのは,正常幼児,聾児,正常成人,聾者,運動性および感覚性失語の患者,であつたが,今回は出生以来,言葉の理解および発語の欠陥をもつ症例について同様の趣旨で小実験を行なつたので,その結果を簡単に報告したい。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-126X

印刷版ISSN:0488-1281

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