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文献詳細

雑誌文献

精神医学5巻8号

1963年08月発行

研究と報告

催眠の精神生理学的研究—第1報 催眠によるMinor Tremorの変化

著者: 名尾智等1

所属機関: 1久留米大学医学部精神神経科

ページ範囲:P.617 - P.621

文献概要

Ⅰ.はじめに
 催眠によつて心理的機能に変化が現われるばかりでなく,また生理的機能の諸領域にも変化がみられることは,最近相ついで報告されている。したがつて催眠状態は単なる心理的現象としてだけでなく,すでに精神生理的な現象として研究されているが,これらのさまざまな変化は,主として情動の変容による自律神経系の変化に基因すると推定されている。
 また最近,自律神経系とMinor Tremorとは密接な関連があることがわかり,自律神経系の変化の指標としてMinor Tremorによる研究がこころみられつつある。よつて催眠の精神生理学的研究の一環として,本研究を行なつた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-126X

印刷版ISSN:0488-1281

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