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研究と報告
R 1625(Serenace,Haloperidol)の試用経験
著者: 堀要1 小林晋1 米倉育男2
所属機関: 1名古屋大学医学部精神医学教室 2岐阜精神病院
ページ範囲:P.725 - P.730
文献購入ページに移動近年,Chlorpromazineを初めとするいわゆるPsychotropic drugsの進歩は,各種のHallucinogenの発見や,Phenothiazine系Neuroplegiaの開発,あるいはAmitryptyrine,ChlordiazepoxideなどのTranquilizerの導入など,瞠目に値するものがある。
しかし,これらの薬物には多かれ少なかれ錐体外路系障害,薬疹,皮膚炎,血圧低下などの不快な副作用がつきまとい,かつ,そのSpectrumが割合広いために急性のAgitationや躁状態に対しては使用に不便を感ずるものが多かつた。
最近,Butyrophenoneとして知られる新らしいNeurodislepticaとしてR 1625(SerenaceあるいはHaloperidol)が登場した。
その化学名は,4'-Fluoro-4-〔4-hydroxy-4-(4-chlorophenyl) piperidino〕butyropherloneで,化学構造式は下記のようである。
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