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文献詳細

雑誌文献

精神医学50巻10号

2008年10月発行

文献概要

研究と報告

精神科デイケアにおける統合失調症患者への食事療法の効果―体重減少と日常生活の改善への取り組み

著者: 草野裕美1 中神友希1 福智寿彦1

所属機関: 1医療法人福智会福智クリニック

ページ範囲:P.951 - P.956

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抄録

 統合失調症のデイケア参加者33例に対して食事療法プログラムを実施した。2005年4月~2006年8月,3期全40回実施した結果,5回以上の参加者は,5回未満の参加者に比べ有意に体重が減少した。また体重変化・参加回数は,精神障害者社会生活評価尺度(LASMI)の下位項目(「D:日常生活」,「I:対人関係」,「W:労働または課題の遂行」,「E:持続性・安定性」)の変化量と相関がみられた。


 以上のことから,ある程度継続してプログラムに参加することで体重が減少し,日常生活や対人関係が改善されること,また,労働や課題に対してより持続し安定して取り組むことができるようになることを考察した。

参考文献

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7) 中野美子,今村満子,辻貴司,他:精神科デイケアにおける生活習慣病予防プログラム導入の試み.病・地域精医 45:290-292,2002
8) 大野裕,中川敦夫 監修:SOLUTION for WELLNESS 患者さんのための健康生活食事&運動ガイド ワークブック,指導者ガイド.日本イーライリリー株式会社,2005

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-126X

印刷版ISSN:0488-1281

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