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研究と報告
精神科デイケアにおける統合失調症患者への食事療法の効果―体重減少と日常生活の改善への取り組み
著者: 草野裕美1 中神友希1 福智寿彦1
所属機関: 1医療法人福智会福智クリニック
ページ範囲:P.951 - P.956
文献購入ページに移動統合失調症のデイケア参加者33例に対して食事療法プログラムを実施した。2005年4月~2006年8月,3期全40回実施した結果,5回以上の参加者は,5回未満の参加者に比べ有意に体重が減少した。また体重変化・参加回数は,精神障害者社会生活評価尺度(LASMI)の下位項目(「D:日常生活」,「I:対人関係」,「W:労働または課題の遂行」,「E:持続性・安定性」)の変化量と相関がみられた。
以上のことから,ある程度継続してプログラムに参加することで体重が減少し,日常生活や対人関係が改善されること,また,労働や課題に対してより持続し安定して取り組むことができるようになることを考察した。
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