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「第1回アジア精神医学会世界大会(First World Congress of Asian Psychiatry)」印象記
著者: 杉浦寛奈123
所属機関: 1横浜市立大学医学部精神医学教室 2研水会平塚病院 3日本若手精神科医の会
ページ範囲:P.306 - P.307
文献購入ページに移動学会はSouth Asian Forum on Mental Health & Psychiatry Internationalの主催で,スリランカのNalaka Mendis教授が会長を務めた。このSouth Asian Forum on Mental Health & Psychiatry Internationalは,アジアの精神医療の向上のために,精神科医療者の情報共有の場を提供することを目的として,南アジアおよびイギリスに在住のアジア出身の精神科医師によって,2002年4月に,会長にコロンボ大学のNalaka Mendis教授を擁し,スリランカのコロンボで結成された。今学会は,世界精神医学会の途上国精神医療部門(WPA Section),英国精神医学会南アジア分野(RCP Branch),生物学的精神医学世界連盟(WFSBP),世界心理リハビリテーション学会(WAPR),世界保健機関(WHO),世界精神衛生連盟(WFMH),アジア精神科協会連合(AFPA),インド精神医学会(IPS),インド精神科診療所学会(IAPP)など多くの学会の協賛により開催された。参加者は南アジア,ASEAN諸国を中心に22か国,500名を超えた。メインテーマはEnhancing mental health, psychiatry and well-being in Asia(アジアの精神保健,精神医学,福祉の向上)で,アジアのさまざまな地区からの情報を集約し,先進国と発展途上国に同等の比重を置いた点が特徴である。
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