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文献詳細

雑誌文献

精神医学50巻8号

2008年08月発行

オピニオン・認知症疾患医療センターをめぐって

地域連携の実践の立場から

著者: 内海久美子1

所属機関: 1砂川市立病院精神神経科

ページ範囲:P.742 - P.744

文献概要

はじめに

 1989年より「老人性痴呆疾患センター」が創設され,2007年度末までに全国で156か所が指定されている。2006年度に行われた実態調査では,その役割が十分達成されておらず支給されていた補助金は廃止され,さらにはセンターそのものの廃止が検討されてきた。しかし,今年度新たに認知症専門医療と地域連携を目指し「認知症疾患医療センター」事業として予算立てされた。当院は「老人性痴呆疾患センター」の認定は受けていないが,これまでもの忘れ専門外来を中心として専門医療機関としての役割と地域連携の活動を実践してきたので,その取り組みについて報告する。

参考文献

1) 内海久美子,館農勝,小林清樹,他:“もの忘れ専門外来”の2年間の活動報告.砂川市立病院医学雑誌 23:26-29,2006
2) 内海久美子:認知症を支えるための地域ネットワークの試み.老年精医誌 17(増刊号-II):119-124,2006
3) 内海久美子,白坂知彦:総合病院におけるBPSDへの対応と課題.老年精医誌 18:1325-1332,2007

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-126X

印刷版ISSN:0488-1281

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