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「第13回日本神経精神医学会」印象記
著者: 阪井一雄1
所属機関: 1姫路獨協大学医療保健学部作業療法学科
ページ範囲:P.298 - P.299
文献購入ページに移動 日本神経精神医学会は,1996(平成8)年に第1回が開催された比較的若い学会である。2000(平成12)年に京都で国際学会を開催するため,それに対応する国内学会を整備する必要から組織されたという経緯があり,第1回大会は横浜市立大学教授(当時)の小阪憲司先生を会長に横浜で開催された。上述した第3回国際神経精神医学会は兵庫県立高齢者脳機能研究センター所長(当時)の三好巧峰先生を会長にわが国で初めて京都で開催されている。
学会の対象領域としては,会則に「脳・神経疾患における精神症状ないし神経行動障害に関しての研究を推進し,わが国における神経精神医学の発展を図ることを目的とする」とあるように,器質性精神障害・症候性精神障害の臨床研究の場として位置づけられているのであるが,近年の機能画像研究の進歩,統合失調症や認知症疾患に対する神経心理学的研究の進歩に伴い,より広い領域を対象とした学会になってきている。会員数は500名程度の小規模な学会である。第13回の今回は,金沢医科大学精神神経科学教室の地引逸亀先生を会長に石川県金沢市の金沢アートホールにて開催された。参加者は100名ほどであった。
学会の対象領域としては,会則に「脳・神経疾患における精神症状ないし神経行動障害に関しての研究を推進し,わが国における神経精神医学の発展を図ることを目的とする」とあるように,器質性精神障害・症候性精神障害の臨床研究の場として位置づけられているのであるが,近年の機能画像研究の進歩,統合失調症や認知症疾患に対する神経心理学的研究の進歩に伴い,より広い領域を対象とした学会になってきている。会員数は500名程度の小規模な学会である。第13回の今回は,金沢医科大学精神神経科学教室の地引逸亀先生を会長に石川県金沢市の金沢アートホールにて開催された。参加者は100名ほどであった。
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