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「第28回日本社会精神医学会」印象記
著者: 竹島正1
所属機関: 1国立精神・神経センター精神保健所
ページ範囲:P.922 - P.923
文献購入ページに移動 「第28回日本社会精神医学会」は,2009年2月27,28日,加藤敏会長(自治医科大学精神医学講座教授)のもと,基調テーマを「ローカルな知と普遍的知の練り上げ」として,栃木県総合文化センター(宇都宮市)で開催された。当日はあいにくの雪交じりの雨となったが,全国から,会員・非会員を含め約500人が参加した。
プログラム・抄録集の会長あいさつは,基調テーマを「ローカルな知と普遍的知の練り上げ」とした背景として,IT革命が自己増殖的に進行していく高度産業社会において人間疎外が新たな装いをもって出現していること,精神医学のみならず,社会全般に社会精神医学の役割の重要性が増していることを挙げている。基調テーマにある“ローカル”は,地域という空間としてとらえられるばかりでなく,個々の学術領域や社会場面という意味合いも含まれるのであろう。ローカルと普遍の間に“練り上げ”という運動を表すことばを配したところに,基調テーマのおもしろさがある。
プログラム・抄録集の会長あいさつは,基調テーマを「ローカルな知と普遍的知の練り上げ」とした背景として,IT革命が自己増殖的に進行していく高度産業社会において人間疎外が新たな装いをもって出現していること,精神医学のみならず,社会全般に社会精神医学の役割の重要性が増していることを挙げている。基調テーマにある“ローカル”は,地域という空間としてとらえられるばかりでなく,個々の学術領域や社会場面という意味合いも含まれるのであろう。ローカルと普遍の間に“練り上げ”という運動を表すことばを配したところに,基調テーマのおもしろさがある。
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