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Lamotrigineの使用により攻撃性が軽減した精神遅滞合併後頭葉てんかんの1例
著者: 大島智弘1 加藤悦史1 加藤裕子1 野口貴弘1 田所ゆかり1 深津尚史1 兼本浩祐1
所属機関: 1愛知医科大学精神科学教室
ページ範囲:P.91 - P.93
文献購入ページに移動Lamotrigineは幅広い有効スペクトラムを持つ抗てんかん薬であり,わが国では「他の抗てんかん薬で十分な効果が認められないてんかん患者の部分発作(二次性全般化発作を含む),強直間代発作,Lennox-Gastaut症候群における全般発作」に対し適応がある。発作抑制のみならず,てんかん患者の精神症状や行動,QOLの改善効果も報告されており4),てんかん治療において今までにないプロフィールを持つ薬剤であるといえる。今回我々は,家庭での暴力行為のため入院となり,入院後lamotrigineを使用し,てんかん性不機嫌症状が軽快した精神遅滞合併後頭葉てんかんの症例を経験したので報告する。
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