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文献詳細

雑誌文献

精神医学52巻2号

2010年02月発行

文献概要

巻頭言

臨床家であることの幸せについて

著者: 藤山直樹1

所属機関: 1上智大学総合人間科学部

ページ範囲:P.106 - P.107

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 早いもので,精神科医になって32年になろうとしています。

 その間,精神科臨床にはいろいろな動きがありました。DSMに代表される操作的診断基準の導入,境界例問題,パニック障害概念の導入と抗うつ薬の使用,気分安定薬の使用の一般化,非定型抗精神病薬の導入,解離性同一性障害の増加,SSRIの流布,行政主導の入院期間の短縮化,精神科のクリニックの爆発的増加,気分障害患者の急増,広汎性発達障害概念の流布,そして,何よりエビデンス・ベーストな精神科臨床という考え方の広がり…。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-126X

印刷版ISSN:0488-1281

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